山口浩氏の論旨展開は妥当だったと言えるのか

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

「性的少数者の権利」という人権問題化を行うのであれば、当然性的少数者が抱えてきた各問題に必然コミットする必要が生じるが、あくまで「結果担保されるに過ぎない」という結果論であれば、表現規制反対派はこの問題に積極的にコミットする必要がなく、回避可能である。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

様々な社会問題は可能な限り多くの人に関心を寄せて貰うことも重要ではあるが、誰も得をしない戦略に巻き込むよりはそれぞれに別の運動を行い「結果として」共通の利害が生じる部分で同一の成果を得ることが出来れば、その方が余程マシであろう。どちらも求める成果を得ることができる。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

逆説的に言えば、性的少数者の人権問題がその運動により解消へ向かったと仮定した場合、「その結果」現在の表現規制推進圧力が緩和されることとなれば、「結果として」表現規制反対派もそのメリットを享受することが出来る道も拓かれる可能性がある。これは「どちらの側も結果としての享受」である。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

私が「共同戦線」と称した部分はこの「外形的利害共通部分に対して『結果として求めた要求が一致する』場合」のことを指している。「性的少数者」として読み替えた場合の「統一戦線」の構築は現状の運動以上に難しいだろうことは、この2日間のまとめコメント欄を見れば容易に想像できるだろう。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

現状の表現規制や所謂「児童ポルノ禁止」関連法制（乃至条例／省令）が「必ずしも児童の保護を目的としていないし、そんなものは場合によっては念頭に置いてさえいない」ことは反対派の諸氏は十分理解しているだろうが、その対応として性的少数者と読み替えることの暴論は以上に指摘の通りである。

涼風紫音／Protest the invasion of Russia @sionsuzukaze

尚、くどい程重ねておくが、私自身は表現規制の教化については基本的に反対であり、児童保護については賛成である点は付言しておく。