【未完】夢喰いメリーについて
まずシュラト同様クリスマスの流れで購入した夢喰いメリーから。偶然レンタル落ちのDVD全巻セットを手に入れる機会に巡り合えた訳で、あんまり触れていないタイプの作品なのでちょっと新鮮な気分だ。
2016-01-11 22:50:35この作品について原作から逸脱している関係とかで賛否が分かれているそうだが、とりあえず原作は知らない前提での視聴なのでこの件については触れないつもりで行こうと思う。
2016-01-11 22:51:13そんでもってアニメ単体で見ると中々ツボに嵌る作品という感じで思わぬダークホースが出現したなぁという訳で今後期待大といった所。
2016-01-11 22:51:56そもそも、この作品については山内重保監督の作品という点では関心があった。ロボットアニメ関係で山内演出回は結構気に入っていた訳だが、実際山内監督の作品をまともに見るのはこれが初めてかもしれない。
2016-01-11 22:53:26夢喰いメリーについて日常のほのぼのとした所はあるのだが、メリー・ナイトメアの境遇と戦う理由の書き方については哀愁の漂うダークヒーローっぽい面があり、今の所見ていて全体的に切ない雰囲気が漂っているなぁと。
2016-01-11 22:56:03ここら辺は、ダイケンゴー、レザリオン、ブレンパワードの担当回とかで、山内演出回は綺麗ながら寂しげな作風が特徴かなぁと思う所もあった訳で、それらの延長線で夢喰いメリーについて見ているとあー、この雰囲気はちょっと山内監督らしいという感じはあるかも(それはそれで好き)
2016-01-11 22:57:30あと、全体的に戦闘シーンのキレが素晴らしく、とくに第1話は馬越嘉彦さんの原画っぽいアクションパートもあってかなかなか画面に魅了されてしまうものが、ロボットアクションものでは左程アクションのキレは薄めという感じだったが、こっちは凄いノリノリでやってるなぁーと。
2016-01-11 22:58:531話のアクションで見ると、夢路が猫軍団の竹刀を白刃取りで受け止める所。竹刀のしなりっぷりが凄まじい。 pic.twitter.com/O4RXe5vvJV
2016-01-11 23:00:33続いて逃げた先で夢路が無数の猫軍団に襲われるシーンだが、猫それぞれの動きに焦点を当てるように、夢路の部分を次々とアップしてそれぞれの行動を見せるカットが独特。山内演出回のアクションは腕や足などの一部分をアップで映して繋がる流れが多い pic.twitter.com/9yRe8UdSMK
2016-01-11 23:02:24そして1話の夢魔ジョン・ドゥを相手としたアクションパートは山場といっても良いかと思う。ジョン・ドゥを前に「横に大きく広げた手をアップで映してここは一方通行だよ」と宣言するメリーの、1対1で挑む意志の強さから始まり…… pic.twitter.com/NfZ0oUCDZt
2016-01-11 23:06:03そして、両足に焦点を当てて軽やかな着地を見せつけて、相手のチェーンソーが振りかざされると、チェーンソーに全体重を乗せた右手に焦点を集中させて軽やかにバックを取る。そんでもって脇腹へタックルを仕掛ける瞬間のメリーはかなり馬越先生の世界(ハトプリやキャシャーンSins的な)に入ってる
2016-01-11 23:08:41ここからになると、さらにキレが増していく。ついでに普段のメリーの顔というよりキュアムーンライトさんっぽいような気もする絵柄 pic.twitter.com/v7Dykq7tkr
2016-01-11 23:10:53チェーンソーをよける動作で腰アップで後ろを向いて飛ぶ瞬間まで、ロングで後ろへとび跳ねて、また両足アップで着地から構えへ至るまでの宙でわが身を制御して、勢いに任せて飛び地面へ自分を制御させるまでのメリハリが気持ち良い所とも。
2016-01-11 23:14:45また、メリーの帽子のマークが目を閉じた瞼のような模様だが、その帽子をつけた状態でうつむくと表情が隠れる訳で、目を閉じているように見える所も、彼女の余裕を感じさせる所かもしれない。
2016-01-11 23:15:39その後の回し蹴り→ガードされる→手をアップにして逆さ回し蹴りの体制へ持ち直す過程→ロングで回し蹴り→起き上がって正拳へのコンボ演出も見ごたえがあり、初期のプリキュアっぽい。(へそ出しルックやブーツの形状辺りは何処となくプリキュアっぽいが)
2016-01-11 23:18:03そんでもって、相手が妨害しようと放った砲弾が命中して塔が崩れ落ちるとともに、メリーが宙へ飛んで踵落としを決める際は、塔の破片が地面に激突した反動と共に高く舞い上がるシンクロした動きが気持ち良い。正直第1話はこのアクションの為に見てもアリだと思いつつ
2016-01-11 23:19:35そんでもって1~3話のバトルに関して。夢の世界の住人・夢魔が人間の世界に出るために人間を器として自分達が乗っ取る野望があるため、メリーが彼らと戦っている……というより、メリーもあくまで自分の故郷(夢の世界)へ帰るために戦っているという
2016-01-11 23:23:12ここら辺は、メリー自身が器をもった夢の世界の住人ながら、物ごころがついた時から人間の世界で目を覚ましてしまったもの。彼女が持っていた「ほんの少しの記憶と大きな帰りたい想い」故に人間を乗っ取ろうとする夢魔を送り返すとともに彼女が夢の世界へ帰ろうとするも上手くいかないという。
2016-01-11 23:25:13そんな、人間でも夢魔でもないメリーが戦う理由はあくまで自分の帰りたい夢の世界へ帰る為だけれども、その世界が果たして本当に故郷なのか分からない。
2016-01-11 23:26:11一方第1話のジョン・ドゥはともかく、2話のセリオや3話のイチマとの戦いについては彼らもまた人間世界へ行きたいとの願望を持ちながら、戦いに敗れ去って結局元の場所へ帰らなければいけない(セリオは死んだような感じが……)という……。
2016-01-11 23:27:29この、帰りたい夢の世界へ戦っても行く事が出来ないメリー、人間世界に出ても結局出る事が許されない夢魔達。対決する側の双方の事情もあり魅せるアクションながら不毛、擦り減らされて行くような戦いを見ている感じはあり……。
2016-01-11 23:30:11メリーについてはキャシャーンやキカイダーのような70年代ヒーローの葛藤も見え隠れするヒロインって感じが少なからず。
2016-01-11 23:30:41そんでもって、メリーの相方となる人間の少年夢路について。人の夢を予測する能力を持っておりその為に夢魔のでる位置を特定できる事でメリーの戦いへ参加するという訳だが…… pic.twitter.com/dwYZayxfmD
2016-01-11 23:34:05なんとなく彼については普通の少年のようで達観した、マイペースな人物だなぁという印象もあり結構掴みどころがない。
2016-01-11 23:34:39