作品語りについて

泉信行 @izumino

今日のオフ会で言ってたんですけど、「○○なんてたかがギャグアニメじゃないですか」ってのも「文脈」の読んでる人が言うことで、それに対しては「俺にとってはリアルなんだよ！」って言い返すのもひとつだけど、もっと有効かもしれないのは（つづく

泉信行 @izumino

「たかがギャグアニメなら、たかが××アニメでもあるし、たかが△△アニメでもあるし、たかが●●●アニメでもあるよ」って言って「たかが」の認識が他にいくらでもあって、そのひとつひとつの「たかが」がすごく好きだから語るんだよ、と観点を並列させることなんじゃないかなと思った

泉信行 @izumino

ちなみに「高（たか）が」っていう言葉は悪い意味ばかりじゃないと思っていて、「そのジャンルの中でのMAXは狙うことができる」っていう意味では、作品を貶めたりはしない言葉なんですよね

泉信行 @izumino

ただし、山（ジャンル、文脈）がひとつだけだとつまらない。山はいくつもあるもんなんだけど、最初から文脈で読むと「他の山」が見えにくくなるんだよなぁ、ということを最近良く思いますね。これが「○○にとても詳しい」ってだけのオタクじゃあ面白くない、って考え方にもなります

泉信行 @izumino

まぁ、最近のぼく自身が「主観的な文脈」で語る人について、そうとう嫌気さしてるんですよね。スノッブだなと。逆に、「気にならない程度の主観で語れる人」ってのもたまにはいて、その違いはなんだろうなあってことも考えてます。

泉信行 @izumino

あと「それは主観的すぎる」って批判したがる人がまた偏った主観的な文脈持ちだった場合の泥仕合っぷりとかがもうね（笑）

泉信行 @izumino

ってなってくると、素直な感想が一番読みたくなるんですよね。みたいな

泉信行 @izumino

今後使いたいフレーズ　：　「たかが傑作」

みやも(大阪府） @miyamo_7

@izumino ヒッチコック級の作家ならたかが映画と言ってもむしろアツいですね。「この人のいうただがはただのたかがじゃないに違いない……」とか逆に底知れなさを感じてしまうw

泉信行 @izumino

さらに言えば、ヒッチコック級じゃない人でも好きなものに対してなら使っていいと思うんですよねw　RT @miyamo_7: izumino ヒッチコック級の作家ならたかが映画と言ってもむしろアツいですね。「この人のいうただがはただのたかがじゃないに違いない……」とか逆に底知れなさを

みやも(大阪府） @miyamo_7

まあ、「高（たか）」ってのは語義的に数量のことだから、本人がはかる器として小さくて分を越えてたら「こぼれとるこぼれとる」とツッコみたくなるけど、同じものでも大きな器で「高がこのくらい」と計られるとむしろスケールを感じてしまったり

泉信行 @izumino

だから「たかが○○」って言われて怒るっていうのは、○○に対するプライドの無さや劣等感の表れだったりするんですよね　RT @miyamo_7: まあ、「高（たか）」ってのは語義的に数量のことだから／同じものでも大きな器で「高がこのくらい」と計られるとむしろスケールを感じてしまったり

泉信行 @izumino

「たかが」が問題になるのは、そのタカを超えられないと断定されたことではなく、そのタカの種類が一個であるかのように言われたときだ。だから「その『タカが』だけじゃなくて、この『タカが』もあるよ、別の『タカが』もまだまだもっとあるんだよ」と言いたいんだな

泉信行 @izumino

「素直」で「正直」な文章は自己に反省がなくても素直に読める、というのがミソですね　RT @sajiki: 「主観的な見方」のなかに自問自答が見える文章は受け入れやすいのではRT @izumino: 逆に、「気にならない程度の主観で語れる人」ってのもたまにはいて、その違いはなんだろ

sajiki@兵庫 @sajiki

@izumino 今日、レスター伯と話していたこととも関係するかもですけど、作品語りにおいて「素直」で「正直」な文章は書きにくいです。それは多分「おもしろいこと書かなくちゃ」という脅迫観念が根底にあると思うのですよ。

泉信行 @izumino

なので、その気負いが（いい意味で）感じられない「しおにっき」さんはすげーっていつも感心してますw　RT @sajiki: @izumino 作品語りにおいて「素直」で「正直」な文章は書きにくいです。それは多分「おもしろいこと書かなくちゃ」という脅迫観念が根底にあると思うのですよ