樹原新さんの「映画型ライター」論
- konata_tahake
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ここから「映画型ライター」論がスタート
映画型ライターって以前から呟いているけれど、じゃあ何が映画型なのよって言うと、絶対的なテーマとして、『読んでいる時間とキャラ達に流れる時間が常に同調していること』がありまして。お金と時間を掛ければできるものではない、脚本レベルでの技術として考えています。
2016-01-17 03:59:51ピッチャーが振りかぶって1球を投げ、キャッチャーのミットに収まるまでの時間とかが分かり易い例だと思うんですけれど、その間に長いセリフと地の文が挟まっているのと、Pの手からCのミットに収まるまで1分とか、それは時間の同調ではないわけでして。
2016-01-17 04:01:44ただテンポを出すなら、セリフだけのシーンにすれば、時間の同調は容易です。けれどエロゲは小説や、アニメ・映画とはまた違う第三の表現方法だと思っているので、地の文を挟み描写を厚くしたいと考えてます。
2016-01-17 04:03:21であれば地の文は、視点者の思考に特化させて『考える時間』を表現すると、リアルな時間の流れに近づきやすいので、一人称を研ぎ澄ましていけばいいという結論にいたりました。
2016-01-17 04:05:481ページに表示される文字数とそれを読む時間、クリック回数(ページの送り)は、基本音声がつかないので無音。その無音は沈黙でもあり、会話の途中で長々と沈黙が続けば不自然だったりします。相手は気にしたりもするでしょう。だから、沈黙という時間を意識しての地の文を組み込まなければなりません
2016-01-17 04:08:07もしよかったら、意識してプレイしてみてください<(_ _*)> 会話の途中で地の文が続いたりすると、会話の相手はなんらかの反応をしたりしているはずです。映画型の面白さを知ってもらえれば幸いです。
2016-01-17 04:14:23時間の流れが常に一定を意識して、シーンを展開させること。それが、ADVと映画の両方を持った映画型ADVになると考えてます。
2016-01-17 04:11:05補足
いいとか、すごいとか、作品を見る感性をどう仕事に活かし、それを実践でもりこんで結果にできるかまでひとまとめなので、自分が語っている理論みたいなものは、恋リゾとか実際過去に出した作品で見られます(という過去作宣伝もあり
2016-01-17 12:00:15ライターを目指す人が自分のところにたどり着いたとして、漠然としたものではなく、ある程度しっかりとした1つの方法を実物の例と一緒に、その人の引き出しにしまいこめるようにできたら幸いです。
2016-01-17 12:03:03ちょっとだけ映画型に補足。25文字×2行を最大とした地の文1ページを約1秒の沈黙として、3ページ地の文が続けば3秒の沈黙。会話中の3秒の沈黙はとても長いです。それを気にせず会話が続くのは不自然という意識を、基本としてテキストを構成しています。
2016-01-17 12:10:12実際はもっと沢山意識をしなければいけないことが、映画型での執筆にはあったりするのですが、それはまた機会があれば。基礎的な部分をお話しさせていただきました。偉そうにすみません<(_ _*)>
2016-01-17 12:12:35