三国志の英雄・曹操の行軍歌「苦寒行」を愛し、私こそが日本の英雄曹操だと信じた天武天皇について―日本史の中の「曹操」―

こんなときだからこそ、三国志ファンの心をひとつにする曹操の故事を。「曹操と温泉」「曹操をメモした平安貴族」「悪役曹操=井伊大老?」
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

@HAMLABI3594 あっ、『曹瞞伝』なんですね。ありがとうございます。

2015-09-03 01:27:28

魏王曹操が、工(この場合は、庭師)の蘇越という人に、美しい梨の木を移植させたら、木の根から血のようなものが出てきて、これをあやしんだ曹操は、悪い兆しと考えたが、果たしてまもなく、曹操は死の病に倒れた。

曹操の悪口集に出てくる伝説ですが、平安貴族は梨の木一本移植するのにも、YESかNOか先例を探していました

巫俊(ふしゅん) @fushunia

@HAMLABI3594 藤原師通が生きていた頃には、『作庭記』という日本初の本格的な庭作りの本がつくられていたという説があるようで、庭に木を移植することの吉凶(とくに梨木を移植させた曹操が死んでしまう(滅亡)という話なので)に関心があったのかもしれないですね

2015-09-03 01:42:20
松浦 桀 @HAMLABI3594

@fushunia 平安時代の三国志も裴松之の三国志だったんですね!

2015-09-03 01:29:18

そのほか、日本史の中の曹操

幕末、曹操=井伊大老 とんでもない悪役です

巫俊(ふしゅん) @fushunia

「国家之大事、三国之曹操如キものニ逆威を為振、心外之至」幕末の『井伊家史料』の探索関係史料より。かなりキレてますね。これは井伊家と対立していた水戸藩士の言葉で、花(桜田侯)を曹操に例えています。花は大老・井伊直弼のことでしょうか?

2015-09-03 01:54:56

平安初期の政府判断も、曹操(才能の人)を例に出して、官吏の任用について結論を出していた

巫俊(ふしゅん) @fushunia

「賈誼十八。世称才子。漢文召以除博士。不疑十三。人号神童。魏武聞之拝議郎。唯論人才。何拘年歯。望請。准拠前典依件任用。仍請処分者。右大臣(〔藤冬嗣〕)宣。奉勅。依請。」『類聚三代格』巻5

2015-09-03 02:03:21
巫俊(ふしゅん) @fushunia

平安時代の『政治要略』には、華佗のことを華他と書いてありました。

2015-09-03 02:07:37