【GCアフター】劇作家と昏冥
オスカルさん(@GC_hidane)との模擬戦でTLお借りします。 ・HP100からスタート、HP50ストップなし ・5D10を振って出た合計値がダメージ ・戦闘中1度だけ、任意のタイミングでダイスを1つ追加 ・3ターンでより多く削った方が勝ち #GC模擬戦
2016-01-26 16:19:35@schsch_schwein_ 「さて、兄弟。2つほど、まぁ、老人のお願いごとに付き合ってくれたまえ」 結局話しながら歩いてきてしまったグランギニョルのステージで、シュシュに語り掛ける。手を中空に翳せば、黒い剣が形を成して手に収まる。
2016-01-26 17:05:01@schsch_schwein_ 「1つは、この件はマックスに内緒にしてほしい事。アイツは見境がないから、私単体が怪我を負ったとなると、君にも危害を加えかねん」 「もう1つは、また賭けをしないか? 私が勝ったら何かやろう。目でも何でも、好きにしたまえ」
2016-01-26 17:06:06@GC_hidane 「老人なんて、またまたぁ」 言いながらも、見た目や明言していた通りの年齢ではないのだろうと色々思い出しつつ、続けられた『お願い事』の内容に、笑って頷く。 「あは、愛されてるねぇブラザー……勿論、いいよぉ。僕もマックス君とは喧嘩したくないしさ。秘密、ね」
2016-01-26 17:15:45@GC_hidane 悪戯っぽく唇に人差し指を当てて、内緒のジェスチャー。それから、何かくれると聞いて、爛、と瞳に炉が点る。 「……それならさ、グランギニョルで保有している武器を、ひとつ頂戴。いつかくれた怨嗟のナイフみたいな、とびきりえげつない使い方ができるものが良いな」
2016-01-26 17:15:58@GC_hidane ブラザーの目を抉ったりしたら、それこそ僕の両目がマックス君に抉られちゃいそうだしと、言いながら、ちょっとだけ真顔。
2016-01-26 17:17:03@schsch_schwein_ 「とびきりえげつない……ふむ」 顎に手を当てて思案。何かあっただろうか。色々とピックアップし、暫し悩んで頷いた。 「えげつないかは分からんが、了承した。渡せるものを渡そう」 に、と笑ってひゅんひゅんと剣を振り回す。
2016-01-26 17:33:23@schsch_schwein_ 「ただし!! この劇作家であり今宵の演者、オスカル=ムトニエに勝てればの話だがな。さあ兄弟、ナイフを取りたまえよ。忘れられない歌を奏でて進ぜよう!」
2016-01-26 17:34:18@GC_hidane 「期待してるぜ、マイブラザー」 思案の顔を見ながら、ふふりと息を漏らす。 欲を鞴にして、核に熱が点る。炎が上がる。今夜も良好だ、と唇を一舐めして、舞台に響くほどの声を張る。
2016-01-26 17:45:40@GC_hidane 「はいぁなっ! 条約軍所属の戦場漁り、"黒豚"シュヴァルツ・シュヴァイン――グランギニョルのもう一人の演者として、踊り、暴れさせて貰うぜ!」
2016-01-26 17:45:54@GC_hidane ただし、今宵用いるのはナイフではない。 とん、と爪先で床を叩き、影からずるりと、透明な剣を引きずり出す。 かつて入手した硝子の靴を、核の熱で熱し、とろかせ、エーテルの冷却水で固めて作った、仄かにきらめきを放つ以外は不可視である、硝子の細剣。
2016-01-26 17:46:47@GC_hidane 混沌を纏わせて、強度を上げてあるそれを、ひぅん、と一振りし、周囲の剣使い達から見て倣った、構えを取り、 「舞台劇のお供には、これで行かせて貰うぜ」 強気に、八重歯を見せた。
2016-01-26 17:46:52@GC_hidane 先んじた側が勝負を制す――という戦闘美学があるわけではない。 それでも、先に動いたのは己だった。 舞台の上方に重く垂れる緞帳や、幾つもの照明が作り出した、濃淡様々な陰影。先ずは、その中に素早く飛び込む。
2016-01-26 18:07:15@GC_hidane 同時に、あちらこちらから滾々と湧き出しては、夜闇を作り出す影粒子に混じって、背後の影から音もなく現れ、背中側を斜めに斬りつけようと、素早く腕を振り上げる。 「躱せるかな?」 周囲の夜闇は、硝子のきらめきを上手に隠すことだろう。
2016-01-26 18:08:59@GC_hidane 不可視の剣先と、幽かな囁きのような挑発を。 さあ、どうぞ。 召し上がれ。 【灰被り、影被り】15 [5D10] 1,8,1,2,3 (17:53:05)
2016-01-26 18:09:20@schsch_schwein_ 「ほう」 以前戦った時よりも、速く、そして戦い方が全く違う。彼が邪紋使いとして相当の実力を持っているのは覆すことのできない事実であるが、まだ成長するか。 目で追ううちに見失った。視界を阻害し、翻弄する粒子。背筋にぞわりと沸き立つ戦意。
2016-01-26 18:27:56@schsch_schwein_ 「ぐっ……!!」 次いで背中に冷たい衝撃。びり、と震える体。久々に食らった痛みに頭がぐらりとした。 【HP】100→85
2016-01-26 18:28:06@schsch_schwein_ 「オーケイ! 実によろしい判断だ、兄弟!」 右手の黒剣に手をかざす。左手にも、やや短めの同一物が形成された。義手の右足をダンと踏み鳴らせば、足裏から回転式のギアが飛び出す。振り向かずに両手を大きく広げ、左足を蹴って回転力をつけた。
2016-01-26 18:28:44@schsch_schwein_ ギアが勢いよく回転し、体がぐるりとスピンする。 「同じ言葉を返す! 躱してみるが良い!」 両手に持たれた剣と、回転力。相手の体を見境なく切り刻む人食い時計。 【人を刻む時計≪デマンド・ブラッド≫】27 [5D10] 1,6,4,8,8
2016-01-26 18:29:07@GC_hidane 手応えを感じて、次手に移行しようとした瞬間―― 「っ、」 高らかな賞賛と共に、兄貴分の片手にも剣が現れて、右と合わせて双剣を成した。そして、動力の音と共に、露わになった体内ギミックに、瞳孔が開く。 びりびりとした嫌な予感が、全身へと隈なく伝播する。
2016-01-26 18:58:26@GC_hidane 恐怖劇の支配人が、かつて見せた凄惨さ。その記憶が、ほんの一瞬だけ、足元を凍らせた――勿論、それが理由ではない。宣言通りに、ギアの回転速度では躱す間もなかった。 影に滑り込もうとする間もなく、空いた腕を巻き取られるように、双剣時計の回転運動に咀嚼されていく。
2016-01-26 18:59:00@GC_hidane 「っ、が、あ、ぅあ、ぁああ゛っ!」 がりがりがりがり、ざりざりざりざり。 肉が削げて、血が滴り、骨が砕ける嫌な音が、体内に響く。 【HP】100→73
2016-01-26 18:59:27@GC_hidane 「ぁ、ぐ……んぎっ! くっ……そぉ……」 ぶつん――肉の一部が千切れる感触と共に、無理やりに咀嚼から逃れた。 いつかのように切り落とされてはいないが、それでも片腕は、派手に血や肉に濡れて引き裂かれた状態。だらりと腕を垂らして、失血にくらめき。
2016-01-26 19:00:21@GC_hidane けれど尚もぎやりと、瞳は相手を鋭く捉えたままで。 「ぁ゛ー……厄介な動力、だ……」 他に、相手の体に、何が仕込まれているのかは分からない。 分からないから、目の前の脅威を削ぐ。
2016-01-26 19:00:38@GC_hidane とぷんと崩れ落ちるように足下の影に溶ける。 そして、不可視の切っ先がすぐ足下に迫り、 「だから、奪うねぇ」 爪先ごと削るようにして、回転式のギアを破壊しようと、試みた。 【爪先を削れ、踵を削れ】25 [5D10] 3,4,6,2,10 (18:31:20)
2016-01-26 19:00:45