ただシリアスな展開もコメディっぽいノリを挟んでくる事も多く、終盤で北倉先生が三枚目になった辺りや最終回のエピローグもこの人の味が出てるところは賛否が別れそうかもしれない
2016-02-21 14:57:38泣きの芹川演出はウイングマンでは控えめだったが、ただナアス編前編の36話の改変として映画のチケットネタを引きずりアオイさんへ罪悪感を抱かせるところはシリアスな意味でうまく機能していたと思う。コメディ的には美紅とのテスト勉強が描かれる10話辺り
2016-02-21 14:59:15あと勝間田監督の回もご本人では珍しいドタバタ色の強い話のテンポが良く(りろちゃんずの29話やゴーストリメル登場の44話など)、一方シャフトとの決闘が描かれる20話は本編1、2を争う燃えバトルとしてアクションの勢いも遺憾無く発揮できてたかと。
2016-02-21 15:01:48作画の方は最初と終盤で低迷っぽい所を感じたが、新田敏夫さんの回は当時の桂先生の絵の雰囲気を比較的良く再現されていたと思う。絵柄ではこの人が一番原作に近い
2016-02-21 15:02:53一方原作の絵柄と相違があるものの、兼森義則さんや二宮常雄さんの回は動きに光るものが多く、特に終盤の兼森回は大人びた青春模様を感じさせる画風だった。
2016-02-21 15:04:27あと、10話や44話のナンセンスエピソードで登板された落合正宗氏の回について。この人の絵柄は賛否が別れそうだがナンセンスコメディとしては相性が良かったと思う
2016-02-21 15:05:24という感じで作画微妙だなぁと感じてたりしてたものの、話が進むに連れてコツをつかんでいったところはあるかも。
2016-02-21 15:06:15視聴感想について、原作との差異・比較にやや重点がいってしまった所があるかもしれない。既に差異とプラマイの点については述べたのでそれを抜いた「夢戦士ウイングマン」という作品について考えてみようと思う。
2016-02-22 01:02:14とりあえずアニメ版ウイングマンとして「週刊少年ジャンプのアニメ作品」「学園ラブコメ路線」、そして「等身大のSFヒーロー・ロボットアクション」の3本の線が1点に重なった作品というような印象がある気がする。
2016-02-22 01:05:04またこれら3本の線について、1981年ごろから成り立ってきた要素というような感じがある。ジャンプのアニメ作品となるとアラレちゃんに始まり、スペースコブラ、キン肉マン、ストップ!!ひばりくん、キャッツ・アイ、キャプテン翼。そしてその次に来たのが夢戦士ウイングマンという事に。
2016-02-22 01:06:41また、ウイングマンの時代にはアラレちゃん、キン肉マン、キャプテン翼、キャッツ・アイ。そんでもって後からよろしくメカドック、北斗の拳が放送されておりちょうどジャンプ作品のアニメ化の勢いが盛んだった頃といった感じだろうか。
2016-02-22 01:07:59また、ラブコメ路線についてはうる星やつらから始まって、マチコ先生、かぼちゃワイン、さすがの猿飛、みゆき。前述のひばりくんやキャッツ・アイも同じ。少女マンガ系ラブコメでもときめきトゥナイト、愛してナイト、伊賀野カバ丸が放送されていた頃。
2016-02-22 01:11:16この2点について当時の東映動画作品の観点で見てみるとジャンプアニメはアラレちゃん、キン肉マン、ひばりくんを手掛けており、ラブコメ作品ではかぼちゃワイン、愛してナイトを手がけられていた頃。
2016-02-22 01:12:52またテレ朝側のプロデューサーだった加藤守啓さんはかぼちゃワイン、愛してナイトの両作品を担当されており、男子ラブコメ、女子ラブコメの2作品の要素が折衷された形。女子ラブコメの後番として男子ラブコメの血が混じったのがウイングマンだったということになるのだろうか。
2016-02-22 01:17:58ちなみに、加藤プロデューサーと東映エージェンシー側の富田泰弘プロデューサーについては偶然にもダイナマン~チェンジマンまでの戦隊シリーズのプロデュースをタッグで手がけられている。
2016-02-22 01:18:39どうやらstyle.fm/as/05_column/3…によると、加藤プロデューサーがアニメ版ウイングマンの方向性に関わっているらしい、スーパー戦隊シリーズとラブコメ作品を同時期に手掛けられた方がラブコメ・ヒーロー路線を折衷したウイングマンを担当された事は面白い話ではある。
2016-02-22 01:20:02そんでもって、等身大のSFヒーロー・ロボットアクションについて。とりあえずロボットアニメ寄りになってしまう話なのでヒーローアニメの方が近いウイングマンとは若干趣旨が異なる話になるのかもしれないが……
2016-02-22 01:21:27等身大のSFロボットものについては……。主人公の日常が重点に置かれつつ悪の組織と戦うロボットものの要素が折衷された作品。その日常についても未来や異世界ではなく現実に近い日常模様が展開されている事を意味するものとして。
2016-02-22 01:23:24”日常を重点に置いたロボットアニメ"としてトライダーG7が先駆者といったような存在であり、その後にロボットをツール・友達として小型化してわんぱくレンジャーの子供たちの活躍を描いたゴールドライタンが続くと言った所で……。
2016-02-22 01:24:56ちなみに、トライダーG7は敵があくまで経済制裁で地球を苦しめる、トライダーはあくまで仕事として侵略者を駆除するという関係があり、日常とロボットバトルが存在する世界に明確なルールが敷かれている。ここら辺はロボットのいる世界観を重んじるサンライズ作品らしいと言おうか。
2016-02-22 01:27:43一方(優劣を決める意味ではない)ゴールドライタンとしては特に敵側の侵略や子供たちの戦いに対して明確なルールが敷かれておらず、敵と遭遇、侵攻してきたら戦うという暗黙のお約束で日常とロボットバトルの存在する世界観を制御しているといったところ。
2016-02-22 01:29:25とりあえずトライダーG7が理論で日常を重点的に置いたロボットアニメをやっているなら、ゴールドライタンが感性で日常を重点的に置いたロボットアニメをやっていると考えていただければ。ここでは後者に話を絞るとして……。
2016-02-22 01:30:42このコンセプトの作品について高年齢層向け、リアル志向になるとともに一旦途絶えるが、ゴールドライタンの延長線にドラマ・メカ面でゲッターへ回帰した光速電神アルベガスがするかと。
2016-02-22 01:33:04そして学園青春ドラマ+地球を狙う侵略者と戦う正統派ヒーローロボットのアルベガスの延長線上として同じ東映動画作品で枝分かれしたのがビデオ戦士レザリオンと夢戦士ウイングマンの二つではなかったかといった所。
2016-02-22 01:34:03