黒猫亭氏と見る「昭和元禄落語心中」第六話
「何でもねぇよ…」 「でっけぇのにすぐ泣いて…しょうがない与太郎だね」 「うう、嫌だ…死にたくない…たすけて…」 「ししょおおおおおお〜〜〜っ!」 …結局我慢出来なかった(爆)。
2016-02-13 01:28:17しかし、ホントに落語心中って与太郎いなかったら辛いばっかりの話になっちゃってたなぁ。当初の構想では八雲一代記を語り起こす狂言回しみたいなポジションだったんだろうけど、これだけ辛い話に与太郎が一筋の光明を灯すんだよな。
2016-02-13 01:41:45落語ってさ、何ともならない話が何ともならないまま進んでいって何ともならないままくだらないダジャレで唐突に終わるみたいな挿話構造だから、現代的な語り口で悲劇的な物語を語ってそのやり方で話が終われるかって言ったらそもそも無理なのよね。
2016-02-13 01:44:50@chronekotei そうだねえ。「助六と八雲」だけじゃあかんと意図的だったのかどうかはわかりませんが、与太ちゃん、だいじだね^^ (そこへいくと、小夏と小ちゃいのは、いいんだけど、いいんだけど、必須かというと……そうでもないようなw)
2016-02-13 01:45:13@kamezonia そこは結局逆算ですねぇ。小夏は助六の実子であって八雲の養女ですよね。だから与太郎とむにゃむにゃでみんな家族になるわけだし、そのきっかけがちっちゃいのだし。
2016-02-13 01:48:21@chronekotei うむ。いないと話が進まないようなところはある。でも、いるから話が進むってんじゃないじゃん>小夏とちいちゃいの あ、無い物ねだりかw
2016-02-13 01:50:17@chronekotei いや、そうじゃなくて、「助六の血筋以外はみんなひとりぼっち」なんじゃないの? そんで、八雲と与太の対比が際立つんじゃないの?
2016-02-13 01:55:15@kamezonia ひとりぼっちかそうじゃないかって言ったら、まああの世界でひとりぼっちなのって八雲なんですよね。二代目助六ですら実は親代わりの恩讐を受けて生きていたわけでしょう。
2016-02-13 01:57:29@chronekotei 先代の恩顧を受けたんだからぼっちじゃねえはずの八雲の方がぼっちなんだよね。与太なんていろんな意味でぼっちなはずが、そうじゃなくなってって……八雲も、ラストでぼっちじゃなくなるのかなぁ……。
2016-02-13 02:01:23@kamezonia 二代目助六って全然有楽亭と縁のない奴かと思ったら七代目と恩讐バリバリじゃんみたいな流れで、与太郎が降って湧くまで他人じゃない奴いなかったじゃんってことなんですよねぇ。
2016-02-13 02:03:14@chronekotei 与太が小ちゃいのと血がつながってないのは、作者のナリユキなのかもしんねえけど、暗示的だよなあ(ていうか、八雲の気まぐれのような寵愛に始まって、落語界隈の誰かれに可愛がられること以外には誰ともつながってない。いや、逆にいっぱいつながりがある??)。
2016-02-13 02:05:42@kamezonia でも、流石にこれだけ落語がしぶとく生き残ってる時代に生きていると、あの世界が現実の昭和とは異化された「落語が滅びかけているあり得たかもしれない世界線」の話だってニワカには納得いきませんね(笑)。
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