蔵臼 金助選　#1日1本オススメ映画 301～350

蔵臼 金助 @klaus_kinske

『キャロル』はパトリシア・ハイスミスが『見知らぬ乗客』を書き上げた後、自身がデパートのおもちゃ売り場で働いていた時に一目惚れした年上の女性に関するエピソードを元に書かれたのだと言う。

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確かトビー・フーパーの『スポンティニアス・コンバッション』も甘ったるい、人工甘味料で味付けをしたかのような1950年代から始まり、あの悪夢のようなオープニングに至るのではなかったか。

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だが、これは原作がパトリシア・ハイスミスだぞ。 『プードルの身代金』の結末を思い出せ。『ふくろうの叫び』の主人公はどんなになったんだったかな？

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1950年代と言えば、第二次大戦の戦後処理も一区切りがついた頃だ。 丸っこいデザインの車、家具。パステルカラーの衣装に街並み。バービー人形のような女性たちのファッションに、甘ったるくノスタルジーを感じさせる流行音楽…。

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「うっじゅぅぅ？」 粉雪舞う1952年のニューヨークで、赤いコートを着た金持ちの、謎めいた女が言うのである。 おもちゃ売り場で働く写真を撮るのが好きな小娘に向かって。

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『キャロル』 「人は惹かれ合うか合わないかなんだ」…1950年代を背景に、二人の女が惹かれ合い、自分の気持ちに正直に、生き方に忠実に、正しい居場所を模索して、求め合う。節度と気品のある『テルマ＆ルイーズ』。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/vSSE25GBbI

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『グッドフェローズ』と『イット・フォローズ』、 路地裏で遭遇したいのはどちらかね？ pic.twitter.com/BkW8wS9ZPA

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『グッドフェローズ』 知人がスコセッシ作品を“ハリウッドとアングラの結合”と言っていたが、娯楽映画の基本を踏まえたテンポの良さで作家性をにじませたテーマを描くと、このような快作が出来上がる。等身大のマフィアw #１日１本オススメ映画 pic.twitter.com/scTF2VIyei

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『フォーリング・ダウン』 これとか『ワンダー・ボーイズ』『トラフィック』などを観ると、マイケル・ダグラスは作品を吟味してるなあと思うのである。そしてこの映画の刑事役がまた、ロバート・デュヴァルで良かった。 #１日１本オススメ映画 pic.twitter.com/tpriltCHIl

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ソウド・オフ・ショットガンを使う賞金稼ぎ（ピーター・フォンダ！）。 pic.twitter.com/iex252UtBa

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ベンの手下のメキシコ人スナイパーがコルトM1855リボルビング・ライフルにチューブ・スコープを搭載して狙撃するシーンもたまらん。リボルビング・ライフルなので、標的を捉えながらの着弾補正がスムースに行えるのだ。 pic.twitter.com/WuKl4vmTPY

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ラッセル・クロウ扮するベン・ウェイドは、4 3/4インチ銃身のコルトSAAを愛用するが、黒檀っぽい木製グリップにはメタルの十字架がインレイされている。 pic.twitter.com/ivISRP653I

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蔵臼 金助 @klaus_kinske

『３時１０分、決断のとき』 そして、2000年以降に公開された西部劇でダントツに良いのはこれ。男泣きの1作。列車内のラッセル・クロウの表情を思い浮かべてみたまえよ。泣けるだろ。列車！ガトリングガン！銃撃戦！ #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/JUkzPszUq4

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エド・ハリス扮するヴァージル・コールは、DVDジャケットではデニックス製の安物モデルガンを持ってますが、安心して下さい。本編中ではスタグホーン・グリップの着いた7.5インチのコルトSAAを愛用しています。 pic.twitter.com/dKyg4Fv1WE

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失礼。 ヴィゴ・モーテンセン扮するエヴェレット・ヒッチが肌身離さず抱えているショットガンは10ゲージでなく8ゲージでしたね。 援護射撃してくれたフォロワーさん、grazie♪ pic.twitter.com/GdlZIWFS9F

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『アパルーサの決闘』 何と、エド・ハリス製作・脚本・監督・主演の西部劇だ（エンディングでは主題歌も歌っている♪）。DVDスルーだが質は高いぜ。10ゲージの散弾銃を抱える相棒ヴィゴ・モーテンセンもカッコいいぜ。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/P3K7qHzNGo

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『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』 決闘後のいちゃいちゃダラダラなラブシーンが蛇足だが、それ以外は良質な、久々に胸トキめいたウエスタン。イーストウッド作品をちょっとだけ意識したアクションのキレと台詞が良いです。 #１日１本オススメ映画 pic.twitter.com/ZB0Of7kGUD

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『パサジェルカ』 新婚旅行中の客船で出逢った旧知の女性。それは自分が親衛隊将校として収容所に勤務していた時の囚人だった…。『愛の嵐』にも似た設定のこの話を撮影中、アンジェイ・ムンク監督は事故死。未完の傑作。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/FkwfqqO5uH

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長年サントラと信じて疑わなかった『殺しの許可証』“チャールズ・バインのテーマ”を作曲したのは、日本人ジャズ奏者尾田悟氏の手によるものなのだそうです。 d.hatena.ne.jp/ArappoCaro/201… pic.twitter.com/QEjVPCw3zX

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『殺しの免許証』のチャールズ・ヴァインさんはスパイなので、敵を平気で背中から撃つんだよね。それがなかなか小気味良くて。演出が『ペイルライダー』なんかと同じなので、イーストウッドこの映画好きだったんじゃないかなと思ったり。 pic.twitter.com/urceP87pKN

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LICENCED TO KILL - 殺しの免許証 - 1966 youtube.com/watch?v=XonF5s… pic.twitter.com/y509uxX4Nr

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一作目『殺しの免許証＜ライセンス＞』は、地方では『続 荒野の用心棒』と同時上映。続く続編、3作目も、東宝東和配給のマカロニウエスタンと同時上映だったのだ。いい時代だったねえw pic.twitter.com/W73Wu527lF

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トム・アダムスさんは2000年ちょっとまで、英国のTVシリーズに出ていました。一昨年亡くなっちゃったのが残念です。 pic.twitter.com/VSBDWXLIyl

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モーゼルC96を愛用し、ダブルオー№を持つチャールズ・ヴァイン（トム・アダムス）は、『コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・カヴィルさんのルーツみたいな風貌と演技で（よりどんくさい）、スパイ物としては当時はなかなかに知名度がありました。

蔵臼 金助 @klaus_kinske

『殺しの免許証＜ライセンス＞』 トム・アダムスのバスター・キートン的演技に味わいがある、どこ迄が冗談でどこからが本気なのか判別の難しい英国製スパイアクション。DVD化したくて長年版元を探していたが見つからず。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/CJwVGTGLkI

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