@waseda_fablab @kyu190a 飛行機やロケットの部品で光学機器並みの精度が要求されることはほとんどないから、納得。納得していない中国人が居るのが不思議……ではない。80年ほど昔、日本が主にアメリカから自動車や飛行機の技術を導入した頃、これと似た話が多数あった。
2016-02-24 17:18:03@t_okada 日本は3~5年スパンでは結果を出すんだけど、そのあと不況が来て10年断絶したり平気でするので、芽の出てない技術を赤ん坊から成人まで20年育て続けるアメリカに結局やられちゃう。半導体工場のプロセス技術とかもそう
2016-02-25 00:05:13@t_okada 半導体工場のプロセス技術→プロセス制御技術ですね。たしかいまは世界中全部、ビッグデータ解析でリアルタイム自動調整するアメリカ製ソリューションのはず
2016-02-25 00:08:29だいたいアメリカがトップに立つとき、20年という数字がマジックナンバーになっている。アメリカは勉強のできない人まで含めて技術の進歩を信頼する社会信念が強いので、「理論的には正しいはず」というものを結果が出なくても20年やりつづける。その間に当初のボトルネックが別分野から解決される
2016-02-25 00:11:59日本人は品質工学とか、リソースが少ない時に威力を発揮するもののリソースが潤沢になってもスケールしない手法に固執してしまう国民性のようなものを持ってるので、日本以外のところでコンピューターパワーでもなんでも潤沢な資源が湧出するとたちまち苦境に陥るということを繰り返しているように思う
2016-02-25 00:15:54アメリカ人は小学校ほどの期間も育てず技術を捨てる日本人と違って、赤ん坊から大人まで育て続けるからこそ、ロボットに自分たちにも予想できない能力が備わって想定外の事件が起きて人間を支配したりするのではないかという恐怖にも取り憑かれたりするんじゃないだろうか
2016-02-25 00:20:22日本人は技術を育てることはすぐやめるくせに、FAXのようにとっくに時代遅れになった技術を進歩させずに使い倒すという、育てるのをすぐやめるのとセットかつより致命的な悪癖も持っている。日本人であることをやめないかぎり未来は暗そう twitter.com/waseda_fablab/…
2016-02-25 00:22:38LED電球「10年もつ」に疑問の声 「また切れた」の声続出の理由とは j-cast.com/2016/02/242595… @jcast_newsさんから 知ってるよ。10年ももつ電源回路がないんだろ。10年もつのはLED単体であって電球全体じゃない
2016-02-25 01:20:27LED電球ラノベ「俺の電源回路がこんなに長持ちするはずがない」
2016-02-25 01:23:39誤解のないように、周りを熱的にソケットで遮られている、電球の口金から首の空間の中に内蔵できる、10年も持つ電源回路がないという話。適切な放熱ができる周囲空間条件と容積を持つ電源であれば10年もつものももちろん作れる twitter.com/waseda_fablab/…
2016-02-25 01:33:53長持ちする電源がたいてい中国以外製だっていうのもあるよな。LED電球の突然死。LED電球用に点灯部と交換電源部を分けるための接続部分の規格を国際的に作ってやればいいんじゃねえの
2016-02-25 01:36:55@waseda_fablab @kyu190a 機械工学の基礎の基礎を理解しないまま自己流に「改良」してしまう事例は、ちょっと昔の日本製鉄道模型や今日の韓国製鉄道模型のギヤボックスに見られる。ギヤの歯の数が「40:4」とか「24:12」といった、互いに割り切れる数になっている。
2016-02-25 19:40:20@waseda_fablab @kyu190a 直接かみ合う歯車は、歯の数が「互いに素」でないといけない。最小公倍数が出来るだけ大きくなるようにするとも言う。磨耗が出来るだけ均一になるように、こうする。
2016-02-25 19:44:18@waseda_fablab @kyu190a たとえば24:12だと大歯車が1回転、小歯車が2回転するたびに同じ歯と歯が出会ってしまう。機械式時計のような特殊事情がある場合を除き、こんな歯数組み合わせは許されない。が、昔の日本製鉄道模型や今の韓国製鉄道模型にはその例がある。
2016-02-25 19:46:54@waseda_fablab @kyu190a 古い日本製鉄道模型や韓国製鉄道模型のギヤボックスをちゃんとしたものに作り直す仕事で生活を立てているアメリカ人が居るくらいである。さらに。「車軸を支えるボールベアリングを通して電力をレールに流す」模型なんてものまである。
2016-02-25 19:49:14@waseda_fablab @kyu190a 集電ブラシを省くという「改良」をしたつもりなのだろうが、もちろんベアリングがダメになる。さて、昔の日本で飛行機や自動車の技術を導入したときの事例を挙げると……
2016-02-25 19:51:13@waseda_fablab @kyu190a ベビー・フォードのフロントサスペンションを模倣して「コストダウンと軽量化を実現」したつもりのダットサン初期モデルがロールオーバーステアになってしまい、当時の日産本社の正門前で重役社が横転した事例などがある。
2016-02-25 19:53:23@waseda_fablab @kyu190a えーと。中国人が戦闘機やロケットを作れるのに光学製品はダメな話だった。日本の飛行機の事例を挙げると、航空無線を妨害する、エンジンからのノイズ(RFI)対策に必要な技術は全部戦前にアメリカから導入していた。
2016-02-25 19:55:37@waseda_fablab @kyu190a 陸軍九七式戦闘機にはすでにその対策が形だけなされている。スパークプラグケーブルは全て銅メッシュシールドで覆われている。が……。80年近くを経た今でも「無線機が不良品だった」で片付けられている。
2016-02-25 19:57:03@waseda_fablab @kyu190a 陸軍航空士官学校の卒業者による回想録には「無線機のせいではない」ことが遅くとも昭和16年には判明したと明記されているだが、「機体とエンジンをどう整備すればRFIを防げるか」と言う資料が作製配布されたのは昭和19年だった。
2016-02-25 19:59:59@waseda_fablab @kyu190a まとめ:「工学の成果と意味」が社会なり組織なりに浸透して、形だけの真似ではなく「何のためにその設計なのか」が周知されるには時間が掛かるという話。中国人は今それに苦労している。
2016-02-25 20:02:07@TFR_BIGMOSA @kyu190a こと電気電子に関してはアメリカ人は電気できる人で日本人は電気できない人という、クロマニヨン人対ネアンデルタール原人というレベルの種族間格差なんじゃないかという素養の差を現代でも感じます
2016-02-25 20:21:08@waseda_fablab @kyu190a 私の恥を晒してみます。 twitter.com/TFR_BIGMOSA/st… twitter.com/TFR_BIGMOSA/st… 「無線機は問題なし、機体に問題あり」と突き止めるのにずいぶん時間が掛かりました。
2016-02-25 20:36:58ああでもないこうでもないとあれこれ悩んで、見つかった原因はその機体のある箇所のリベットの緩みだった。打ち直してもらったら雑音が消えた。「金属性航空機の機体構造は、ひとつながりの導体面を為していないといけない」と大昔から言われている。耐空性審査要領にも明記されている。
2015-06-21 21:46:36@waseda_fablab @kyu190a 私がもし、電気の素養のある技術者だったなら「機体は回路図に載っていない回路を為す」と言う常識に基づいてテキパキ解決できたでしょうが、出来ませんでした。
2016-02-25 20:39:22@waseda_fablab @kyu190a 電気技術者としての基礎がダメだったわけです。それ以来、旧軍航空無線について調査したり、若い航空趣味者を想定して呟いてみたりしているのですが残念ながら無力です。
2016-02-25 20:44:05