@xxxRonica 『ええーっと、いえ。逆になんだかしっくり来ちゃいました。ぼく、舞台に立つロニカさんを見たのは数える程度ですが、それでも毎回本気で舞台に立っていることくらい解ります。素敵なご主人にお支えできるメリアさんが羨ましい限りです!』キラキラと目を輝かせ熱っぽく語り
2014-11-30 22:30:34@applex002 「俺としては、しっくりこないほうがよかったんだがな……しっかし、アンタも大概だな」眩しい少年の視線に肩を竦めゆるりと足を組んだ。――と、扉をノックする音が聞こえ、使用人がトレーを手に戻ってきた。話の腰を折らないように静かにティーカップをテーブルに置いた。
2014-11-30 22:55:11@xxxRonica 『え、?ええっと…?』相手の言葉の意味がわからず無意識に首を傾げた。『あ、ありがとうございます』お茶の用意を進める友人に小さく会釈し
2014-11-30 23:19:10@applex002 「ま、気にすんなよ」少年の反応に目を細め、使用人が用意した紅茶に口をつける。「……おい、お前も座れ」用意を終えて手持無沙汰になった使用人が目を瞬かせた。『あの…よろしいのでしょうか……?』
2014-11-30 23:45:42@applex002 「よろしいも何もお前の客だろ、違うのか?」主人の言葉に途方に暮れ、そわそわと落ち着かない様子で隣に腰を下ろした。
2014-11-30 23:46:24@xxxRonica きょとんと二人のやりとりを眺め『……ふふ、あはは!すみません……ふふ、メリアさんってやっぱり天然さんですね!お二人のやりとりが面白くって』未だにふふ、と笑みを浮かべながら向かいに座る二人を見つめた
2014-11-30 23:55:07@applex002 「……全くな、抜けてて困りもんだぜ」やれやれと首を振る主人の一方で使用人は頬を真っ赤に染めて俯いた。『…あ、あの……申し訳ありません…』ちらと笑っている友人に視線を向け『その、そんなにおかしかったでしょうか……?』
2014-12-01 00:18:35@xxxRonica 『ふふ、いえ、メリアさんらしいなって思って。あ、そうだ。これ、主人と作っていたお酒なんですけど、桃と蜂蜜とレモン、それから椿のリキュールです』
2014-12-01 18:25:02@xxxRonica 『以前メリアさんにご主人は喉に気を使われているというお話をお聞きしたので生姜も少しだけ。お口に合うかわかりませんが良ければお二人でどうぞ』(少年が手渡した程よい大きさの瓶には液体にひたる果肉と共に赤い花びらが浮かんでいる)
2014-12-01 18:25:08@applex002 「へぇ、シャオと作ったのか。わざわざ悪いな」差し出された瓶を主人が受け取り、使用人に手渡した。『わぁ…素適です……!ありがとうございます、クリスさ………あっ!』
2014-12-01 19:10:46@applex002 瓶を受け取った使用人が慌てて立ち上がると小さく呻き少しふらついたが、それも意に介さずに気忙しく頭を下げた。『申し訳ありません、お料理の準備が途中ということを失念していました……!少し席を外してもよろしいでしょうか…?』
2014-12-01 19:11:21@xxxRonica 『いえ、大したものではありませんが……メリアさん?』二人に礼を言われると照れたようにはにかむも、不自然にバランスを崩した相手に首をかしげる。そう言えば、廊下を歩く時も足をかばうような歩き方をしていたような、と曖昧に覚えている光景を思い出した。
2014-12-01 20:17:21@applex002 『……な、なんでしょうか…?』呼び止められるとびくっと微かに肩を揺らし、不安そうに相手を見つめた。
2014-12-01 21:08:50@xxxRonica 『えっと…ぼくも手伝います!手伝わせてください。メリアさんがキッチンに立つところ見たいです!あ、じゃなくて…、えっと、二人でやった方がはやく終わりますから、ね?』
2014-12-01 21:22:57@applex002 『……い、いえそんな…!せっかく来ていただいたのに……』手を振って申し出を断ろうとしたものの「俺といたって仕方ないだろ、大人しく手伝ってもらって来い」自分は何もする気がないといった様子の主人にせっつかれると小さな声で返事をした。
2014-12-01 21:41:21@applex002 『………では、その…お言葉に甘えさせていただきますね、クリスさん』申し訳なさそうな顔のまま微笑むと先導するように歩き始める。
2014-12-01 21:42:14@xxxRonica 『っ、はい!すぐ戻ってきますね、ロニカさん!』立ち上がるとパタパタと友人の後ろをついていく。『わぁ、なんだか二人でお仕事って初めてです!ぼくは何をしたら良いでしょう?』
2014-12-01 22:00:37@applex002 「ああ、どうぞごゆっくり」ひらひらと手を振る主人を背に、階下のキッチンへと歩いて行く。『…ふふ、クリスさんが手伝ってくださって心強いです。……そう、ですね………ある程度は準備ができているので、盛り付けをお願いできますか?』
2014-12-01 22:25:51@xxxRonica 『はい、了解です。わぁー、美味しそう!これメリアさんが一人で作ったんですか?』キッチンに並ぶ皿を見て目を輝かせ
2014-12-01 22:43:07@applex002 『あまりこういった機会がなかったので、どのようなものを作ったらいいか悩んでしまって……クリスさんのことを考えていたら作りすぎてしまいました』赤く染まった頬を隠すように手を添えてはにかむ。
2014-12-01 23:02:23@xxxRonica 『……っな、なんだかそう言われると照れてしまいますね。ありがとうございます。…こっちのお皿、こんな感じでいいですか?』盛り付けた皿を指し、余った盛り付け用の一切れを口に入れてから他人の家であることを思い出し『あっ、しまった!つい癖で』
2014-12-01 23:28:22@applex002 『私も恥ずかしいです、はりきりすぎてしまったのがクリスさんにばれてしまいましたから……あっ、はい!ありがとうございます。………っ、ふふ。いつもそうしているのですか?』相手の仕草にくすくす笑みを零しつつ、途中だった料理の仕上げに取り掛かった。
2014-12-02 00:03:27@xxxRonica 『うう、いつもは誰も見てませんから』笑われると恥ずかしさに頬が染まる。も、ある程度用意が整ってしまえば少し悩んだ後に気になっていたことを尋ねた。『あ、あの……メリアさん、どこかお身体の具合が悪かったり、無理をされていませんか?』
2014-12-03 06:02:41@applex002 『……っ!』びくっと大袈裟なほど肩が揺れ、危うく手にしていた皿を取り落しそうになる。『い、え……その………っ、大したことではないので…少しお見苦しいかと思うのですが、どうか、お気になさらないでくださいね』
2014-12-03 18:26:38@xxxRonica 『わ、危ない!』ふらついた皿を慌てて支えると二人で一枚の大皿を持つ形になり、目が合えば困ったように眉を下げた。『余計なお世話でしたでしょうか?自分ばかり浮かれてしまって、無理をさせているのではと思うと居たたまれなくて。どうか本当のことをおっしゃってください』
2014-12-03 20:25:27