舞踊家・俳優 金野泰史の『5years』

舞踊家・俳優 金野泰史の『5years』舞台資料+メモ+思考、志向…。event詳細http://newskonno.blog83.fc2.com/blog-entry-471.html … text:辺見庸著「瓦礫の中から言葉を」ーわたしの死者へー
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『5years』konno @5years_k

「人間存在の根源的な無責任さ」を 「わたしの根源的な無責任さ」に 置き換えて それでしかない者の大きさで それでしかない者の素直さで

2016-03-07 18:13:58
『5years』konno @5years_k

私は「人間存在の根源的な無責任さ」で慰めない まだ慰めない まだやることがある まだやらなければいけないことがある 尽くせ つくせ ふとどきさと不謹慎さをたずさえて 生きているものの不遜を拒め

2016-03-07 19:43:12
『5years』konno @5years_k

光の様なもの ソノヨウナモノ・・・ 私はまだ源を探そうとしている 電球を割り、光源を探している これまでの病理学と解剖学のように(これからもたぶん) そうじゃない ソノヨウナモノのソノモノを捉えろ ソノモノのソノヨウナモノを捉えろ (ソノヨウナモノは祈りに似ているカモ)

2016-03-07 19:50:44
『5years』konno @5years_k

あとがきの代わりとして、「橋」という随筆?が書いてある。 辺見氏の故郷の少年期の風景…よく釣りをした場所から見える橋の上に老いた辺見氏の姿がある… 辺見氏の故郷石巻 私は暗記している「方丈記」の冒頭を諳んじる 辺見氏の入江、葦の原、渚を空想しながら

2016-03-08 09:54:33
『5years』konno @5years_k

…わたしなりの3・11論である。というか、テレビでは語ってない、3・11という傷を負うたこの国の「言葉の危うさ」と「言葉の一縷の希望」についての本である。… 193頁「瓦礫の…」 「身体の危うさ」 「身体の一縷の希望」 身体からはじまる…私はそう思っている。

2016-03-09 01:33:26
『5years』konno @5years_k

2011年秋口に辺見氏は詩集『眼の海』(毎日新聞社)をまとめて、この「瓦礫の…」の執筆に入っている。 2011年の夏には、執筆途中にひどい抑うつ状態におちいったそうだ。 「瓦礫の…」もなんどか書き詰まり、刊行を断念することも考えたようだ。 書き終えて頂きありがとうございます

2016-03-09 01:39:38
『5years』konno @5years_k

『瓦礫の中から言葉を』ーわたしの〈死者〉へーがなければ、私はこの作業をすることもなく、もしかすると『5years』もやらなかったかもしれない。 「ありがとうございます」 そう、心の奥底から礼が立ちのぼってくる。 そして詩集『眼の海』も

2016-03-09 01:43:28
『5years』konno @5years_k

このtweetの冒頭に、この壁を登れるのか?登れないのか?と恐れも抱いていたが、私は私なりに『瓦礫の…』をholdとしたrouteの壁を登りきったと思う。 しかし、当初私が想像していたのは、登り切ることがある意味でのゴールだと思っていた。 しかし、それは勘違いだったようだ。

2016-03-10 07:14:52
『5years』konno @5years_k

登り切って見えた風景は 太陽も月もなくただただ広く白い世界 のっぺらぼうの風景 とりとめない途方の風景 濃霧の中のように見えるが、皮膚感覚では、湿度を感ぜず、むしろ乾ききっており、その乾きから、はてないはたてに居るように感じる その風景

2016-03-10 11:57:01
『5years』konno @5years_k

ゴールなどとんでもなかった とりとめもない終わりの始まり そこからは単独者として進むしかない。 外には何もない 外には頼れない 内に潜るしかない とはいえ、この風景は 内なる世界の現れ 辿り着いた 私の内なる風景

2016-03-10 12:26:00
『5years』konno @5years_k

無意識に損ないつづけてきた そこはかとない 私の内なる風景 痛みなく 傷なく 無情に 無常に 拡散しつづける 虚無 五感もイメージもあてにならない ただ生きている側に いることのみ それだけを ただただ ただただ ただただ ただただ ……

2016-03-10 13:49:21
『5years』konno @5years_k

「かつて」に寄りかからず 「いずれ」に頼らず 「いま」に集め 「いま」に注げ ありったけの「生きている」を 予測せず 統べず 悼まず 誤魔化さず 逃げず ただただ ただただ 生け 生け

2016-03-10 14:12:26
『5years』konno @5years_k

瓦礫の中から言葉を・・・・・・わたしの<死者>へ 目次 死者にことばをあてがえ・・・・・・10 第一章 入江は孕んでいた・・・・・・記憶と予兆・・・・・・13 なにが壊されたのか 場 記憶 風景と言葉 内面の決壊 だれも言葉をもっていない 荘厳な意思 表現の不自由 (続く)

2016-03-11 00:25:07
『5years』konno @5years_k

下からの統制 宇宙のくしゃみ 不意の交差 気配と予感 あの破壊は他からの暴力だろうか(抜粋)・・・・・・33 入江(抜粋)・・・・・・40 第二章 すべてのことは起こりうるー破壊と畏怖・・・・・・45 潮騒と海鳴り 畏れ 戦場に似る現場 解体と無化 映らない奈落 (続く)

2016-03-11 00:29:01
『5years』konno @5years_k

死の深み、死者への敬意 何方から何方へ ありえないことはない 予覚 世界は剥きだされる 町がずれていく スペクタクル 出来事の反復性 わたしはあなたの左の小指をさがしている(抜粋)・・・・・・73 第三章 心の戒厳令ー言葉と暴力・・・・・・75 神話的破壊 法の溶解 (続く)

2016-03-11 00:32:51
『5years』konno @5years_k

言語の地殻変動 「ニースピーク」 暗黙の「行動準則」 サブリミナルな指示 集団的な過剰抑制 「忌」の情念 心の戒厳令 表現の縮小 「時勢ニ妨害アリ」 メルトダウン ある日、乳色の半透明膜に世界がうすれて・・・・・・98 第四章 内面の被爆ー記号と実体・・・・・101 (続く)

2016-03-11 00:37:40
『5years』konno @5years_k

数値とイメージ 「夏の花」 言葉と結像 惨状の内面化 銀色の虚無 アトノセカイ 置きかえられない言葉 デジャビュとジャメビュ 透明な残忍性 大罪と言葉 殻のような軽み 無輪郭の都市 膨大と無 ひとりひとりの死 石原吉郎の叫び 詩人への疑問 単独者の位置 (続く)

2016-03-11 00:45:30
『5years』konno @5years_k

過去、そして未来への死者へ どれかひとつだけ教えてほしい・・・・・・133 第五章 人類滅亡後の眺めー自由と退行 言えない悪夢 存在証明の困難 〝空の言葉〟 表現の〝デキレース〟 表現の射程 「あゝ愉快」 「空に動く灯」 時代の進行と退行 内面の機制 (続く)

2016-03-11 00:51:08
『5years』konno @5years_k

表現のダイナミズム 奈落のなかの〝爽快感〟 人間滅亡後の景色 人間と言葉への無関心 眼の海・・・・・・161 第六章 わたしの死者へー主体と内省・・・・・・165 言葉と言葉の間の屍 彼ラハグルニナッテ 沼からたちのぼる文 個と言葉 根源的な無責任さ 内省の深さ (続く)

2016-03-11 00:54:40
『5years』konno @5years_k

「私の無責任」と「人間存在の無責任」 わたしの死者 一つの啓示 ふとどきで不謹慎な明るさ 新たなる日本 言葉と薄ら陽 「眼にて云ふ」 橋ーあとがきの代わりに・・・・・190

2016-03-11 00:56:50
『5years』konno @5years_k

目次だけみても、この本の内容の濃さ、深さ、切実さを誰しも感じるのではないだろうか? このtweetの為にも再読したのを入れて2012年に一度、そして2016年に二度この本と向き合ってきた。 この本がなければ、扱いもせず、気付きもしなかったことがわんさかある。

2016-03-11 01:04:53
『5years』konno @5years_k

何よりも有り難かったのは、どうしても外の事象に目が行きがちなところを、しっかりと自省するために、はらわたを握られるような言葉と向き合わさせてくれたことだ。 なんだろう?それは私がたまたま辺見氏と共感しやすい人間なのか、はたまた誰もがそうなっているのか?

2016-03-11 01:13:46
『5years』konno @5years_k

私は思う。 生きた言葉というのは、その難しさ、意味、概念に関わらず、なにかしらの影響を持っているものだと感じています。 そして石原吉郎の言葉を思い出します。 ・・・ことばが徐々にでも、腐食して行くなら、まだしも救いがある。そこには、変質して行くにもせよ、(続く)

2016-03-11 01:28:00
『5years』konno @5years_k

なお持続する過程があるからです。持続するものには、なおおのれの意志を託することができると、私は考えます。・・・ 186頁「瓦礫の・・・」 「意志」の時代だと思います。 よく「自分で考えない」と現代では言われるが、その「考え」は、「意志」があってのことだと私は強く思います。

2016-03-11 01:35:21
『5years』konno @5years_k

「意志の深度」・・・私はこのtweetでよく自分の中にdiveするとか自分の中に深く潜るといった表現を使ってきたと思います。どこまでdiveするのか、どこまで潜るのか、それも意志の問題だと思います。 ある意味311は、私の意志の脆弱さを突きつけてくれたように感じています。

2016-03-11 01:43:43
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