トークセッション『映像を聴く/音楽を観る』(岸野雄一×佐藤直樹×細馬宏通)事前会議

2016年3月27日に開催される岸野雄一、佐藤直樹、細馬宏通によるトークセッションの事前会議のツイートのまとめです。 随時更新していきます。 ▼▼トーク詳細▼▼ 岸野雄一トークセッション第三夜・細馬宏通 × 佐藤直樹 続きを読む
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岸野雄一 @KishinoYUICHI

@naokisatoasyl @kaerusan その上で佐藤さんの壁画における横スクロールの叙述についてもお聞きしたいです。もしもマリオが右スクロールだったら、つまりマリオが左方向へ進んでいたら、海外でこれほど受け入れられなかったと思うのですが、そこが明治期以来の分節点だった。

2016-03-27 16:45:54
岸野雄一 @KishinoYUICHI

@naokisatoasyl @kaerusan この事は既に書かれている事なのかもしれない。またタイムラインの図示として、音楽シーケンスソフトの時間の流れはマンガの描写とは逆方向を辿る(記憶を辿るキャラは右方向を向く)等を細馬さんにお聞きしたい。投げてばかりですいません。

2016-03-27 16:50:13
佐藤 直樹 @naokisatoasyl

@KishinoYUICHI @kaerusan スクロールのことは考えたことがありませんでした。横の流れということで言うと右利きと左利きとでは「自然な流れの線」が逆になります。アラビア文字は右から左に進みますよね。そこらへんがどういう関係になっているのかも気になります。

2016-03-27 17:18:58
岸野雄一 @KishinoYUICHI

@naokisatoasyl @kaerusan 3人の人物が同時に舞台に現れると、まず中央、次いで右、そして左と観客の視点が移る、どのような言語の文化圏にあっても、と言われています。むろん目を引く色使いなどによって差も出ます。シネスコ画面の画作りもこの応用があります。

2016-03-27 17:59:50
岸野雄一 @KishinoYUICHI

@naokisatoasyl @kaerusan これから会場に向かうので、取り急ぎピカソ、野球王国、誰?を持っていきます。楽曲については制作過程とサウンドプロダクションの説明をします。ピカソのドキュメンタリーのジュルジュオーリックの音楽も素晴らしいです。

2016-03-27 18:02:26
岸野雄一 @KishinoYUICHI

@naokisatoasyl @kaerusan 時間をどのように絵画に落とし込めるのか?については専門分野ではないのでお聞きしたところです。また楳図かずお先生の絵は走っている時も止まってますよね。効果線で疾走を表現してますけど。とても静的な描写に思えるのです。

2016-03-27 18:07:43
佐藤 直樹 @naokisatoasyl

美学校に向かっています。昨日はサルブルネイ松本弦人のDeSsで大原大次郎のデザインを巡る話に浸りましたが、様々な「変わり目」を実感しています。最近のタイムラプス映像を持って行きます。bigakko.jp/event/2016/kis… twitter.com/kishinoyuichi/…

2016-03-27 18:15:54
佐藤 直樹 @naokisatoasyl

@KishinoYUICHI @kaerusan 技法的な説明はいろいろできると思うのですが……走っている時の顔や胴体の向きであったり手足の描写の特徴など……しかしそれはそれとして楳図先生の絵は本当に独特ですよね……ってぜんぜん整理モードに入れてない気が!w

2016-03-27 18:32:09
細馬宏通(『フキダシ論』) @kaerusan

@KishinoYUICHI @naokisatoasyl 視線と本人の記憶想起の関係については、いくつか心理学の論文があるもののはっきりしたことはわかってないのが現状です。私見では、左右の脳は脳梁で繋がってるのでそんなに記憶には効かないんじゃないかと思ってます。

2016-03-27 18:40:12
細馬宏通(『フキダシ論』) @kaerusan

@KishinoYUICHI @naokisatoasyl 視線に関してはむしろ相手の視線変化が受け手にどう効くか、というのが問題かもしれません。これも多分に文化的問題かもなのですが。視線変化を含むショットは次のショットとどう関係するか、というのは映像文化的におもしろい問題ですね

2016-03-27 18:45:52
岸野雄一 @KishinoYUICHI

@kaerusan @naokisatoasyl 昨晩の美学校でのシリーズ鼎談、とても刺激的でした。事前の絞り込みによって、かなり深いところまでいけて、かつ本題からずれないように丁寧に進める事が出来ました。どうも有り難うございました。早速頭の中を整理しています。

2016-03-28 12:04:56
岸野雄一 @KishinoYUICHI

昨夜の細馬佐藤岸野によるシリーズ鼎談「映像を聴く/音楽を観る」とても刺激的な一夜となりました。最後に宿題として、写真のような缶詰めの外側を、剥がすことなく360度のパノラマ写真に収めるという課題が出て、みんなでトライしました。 pic.twitter.com/0YN1rl2b8V

2016-03-28 12:14:56
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岸野雄一 @KishinoYUICHI

この宿題には、絵巻物のスクロール、時間を作品に定着させる、定点とは何か?といった昨晩のトピックが盛り込まれています。実践中の写真を撮られた方々は、ヒントとしてあげて頂けると嬉しいです。

2016-03-28 12:21:43
佐藤 直樹 @naokisatoasyl

@KishinoYUICHI @kaerusan ピカソの映像は相当な驚きがありました。その清々しいまでのヌケに思いを馳せています。描くという行為は時間軸に沿った変化そのものであるということ。いくら描き直そうとも時間は不可逆に進んでいること。その点では音楽とも何ら変わりませんね。

2016-03-28 12:29:50
細馬宏通(『フキダシ論』) @kaerusan

昨日の美学校での鼎談で西洋的視覚の例として挙げたサンティナーツィオ教会に行ったときのことが日記に書いてあった。なんでも書き留めておくもんだな。12kai.com/20000807.html

2016-03-28 13:10:41
細馬宏通(『フキダシ論』) @kaerusan

@KishinoYUICHI @naokisatoasyl 昨日の視点の話から、頭の中の像を具現化する話、ことばにできないから絵を描き音楽を作るのだ、と思う一方で、そこには少なからぬことばの働きが介在しているのだということを、あらためて思い出しました。またやりましょう。

2016-03-28 13:28:43
細馬宏通(『フキダシ論』) @kaerusan

ピカソが色を塗るとき、それは単に境界の中を埋めることではなく、面によって新たな境界を産み出し、既存の境界を壊す行為だ。引っ掻くピカソを塗るピカソが襲う。ピカソが塗り始めたら気をつけろ。

2016-03-28 13:32:01
細馬宏通(『フキダシ論』) @kaerusan

『ピカソ・天才の秘密』を見ていて、ふと、引っ掻く行為(線を引く行為)と塗る行為(面を描く行為)との対比は、ゴダールの「さらば愛の言葉よ」にも出てきたのを思い出した。そこでは、引っ掻く音と塗る音もまた対比されていた。

2016-03-28 13:34:10
佐藤 直樹 @naokisatoasyl

ことばによって失われる自由もあればことばから得られる自由もある。そう実感できた貴重な第三夜でした。次回もよろしくお願いします。 twitter.com/kaerusan/statu…

2016-03-28 13:51:03
岸野雄一 @KishinoYUICHI

宿題のヒントです。 まずiPhoneのパノラマ撮影に慣れる。 天体の軌道運行を参照する。 以上です。 pic.twitter.com/Mgvj7VOfZe

2016-03-28 15:46:55
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