【第4話】魔法少女れいるたん【敵の敵は味方じゃないけど】
佐藤くんは可愛い男の子です(キリッ
第1話⇒http://togetter.com/li/94932
第2話⇒http://togetter.com/li/95254
第3話⇒http://togetter.com/li/95633
第5話⇒http://togetter.com/li/96741
続きを読む
江田・K【小説書き】
@koudakei
「みゅ……みゅいいいいいいいいいいぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいぃぃんんんんんっっっっ!」
2011-02-02 22:14:10
江田・K【小説書き】
@koudakei
長い長い断末魔の叫びを残して、巨大タコは光に包まれ、そして、無数の小さなタコと化してバラバラと地面に落ちていった。その一匹をつまみ上げ「コイツが元ってわけか」「みたいですねえ」
2011-02-02 22:15:26
江田・K【小説書き】
@koudakei
「ひとつ持って帰って今日の晩御飯にでもしようかしら」「えっ」「冗談よ」にこりともせず、既に変身を解除しており持田餅子は言った。「今回は助かったわ。借りはいずれ返すから」「いらねえよ。お互い様だろ」「ならいいけれど。それはそうとあなた、変身解除したら? 女装、好きなの?」「引くな」
2011-02-02 22:18:43
江田・K【小説書き】
@koudakei
変身解除したれいるはタコを鷲掴みにして去っていく餅子に「また明日な」と言った。返事は無かったが、小さく手を挙げていたように見えなくもなかった。「さて、と。私たちも帰りますか」「そうだな……ってオイ! 佐藤は無事か!」「ちっ。覚えてやがりましたか」「オマエ、真っ黒だな!」「えっ」
2011-02-02 22:22:51
江田・K【小説書き】
@koudakei
「ところであのお持ち帰りしたタコは晩御飯になるんですかね」「知らんがな」などとやっているところへ。「おーい! れいるー!」「佐藤! 無事だったか」「れいるも怪我とか……って、頬っぺた傷付いてるよ」「ああ」触手が掠った時のものだ。
2011-02-02 22:25:26
江田・K【小説書き】
@koudakei
佐藤は小さなカバンから可愛らしいキャラものの絆創膏を取り出してれいるの頬に張り付けた。「痛い?」「痛くねえ」「そっか。よかった」「さんきゅ」と、笑った時、ポケットに隠れた風邪薬がれいるの脇腹を服越しに思い切りつねりあげたのだった。「いてててててて!」「うわっ、れいる大丈夫!?」
2011-02-02 22:27:19