【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』書評】
- karitoshi2011
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1【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』goo.gl/rAjnKS 書評】『公明新聞』4/4「生命科学の進展は、様々な倫理的問題を生み出してきた。いまこの領域の専門家たちの頭を悩ませているのが、エンハンスメント、即ち人間の能力増強の問題である」
2016-04-11 09:14:07『いのちを“つくって"もいいですか?
―生命科学のジレンマを考える哲学講義』
島薗進 著 NHK出版 2016/1/27発行
goo.gl/rAjnKS
2【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』goo.gl/rAjnKS 書評】『公明新聞』「たとえば、生まれてくる赤ちゃんの遺伝子をあらかじめ操作することで、知能の高い子どもや、運動能力に優れた子どもを作り出すことができるようになるかもしれない」。
2016-04-11 09:14:273【森岡正博氏による『いのちを“つく…』goo.gl/rAjnKS 書評】「エンハンスメント」問題の倫理とは?「しかしながら、テクノロジーいによってそのような子どもを作り出すのは、人間が踏み入れてはならない領域なのではないかという直観を持つ人も多いのである」。
2016-04-11 09:14:554【森岡正博氏『いのちを“つくって…』goo.gl/rAjnKS 書評】「島薗は、宗教学的な視点と、哲学的な視点の双方から、この問題に慎重に迫る」まず、西洋の哲学的異論を紹介「いのちをテクノロジーで自由にできるとの過信によって、人間は己れの限界を忘れてしまい」
2016-04-11 09:15:245【森岡正博氏による『いのちを…goo.gl/rAjnKS 書評】「「いのちは恵みであり授かりものである」と感じることのできる能力を失ってしまうと彼らは主張するのである」「島薗は欧米から出てきたこのような批判を高く評価しながらも、それをさらに捉えなおしていく」
2016-04-11 09:15:506【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』 書評】「捉え直していくことが大切だという。すなわち、いもちという言葉を表すのに漢字とひらがながあるが、ひらがなの「いのち」には、いのちが互いにづながりあっていること、そしていのちがつねに連帯や共同性の中にあることが」
2016-04-11 09:17:057【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』goo.gl/rAjnKS 書評】「強調されている。そして人間のいのちが連続しているという宇宙観がある」「古来より日本では、赤ちゃんは「いのちのプール」から生まれ、死ぬと「いのちのプールへと戻っていく」
2016-04-11 09:17:198【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』書評】4/4「戻っていくと考えられてきた。欧米では、キリスト教の影響のもと、「人間のいのちはいつ始まるか」に強くこだわるが、日本の「いのちのプール」の発想にはまったく異なった生命倫理を生み出す萌芽があると島薗は考えている」
2016-04-11 09:18:239【森岡正博氏による『いのちを“つくって”もいいですか』goo.gl/rAjnKS 書評】「いのちのつながりの尊重と、近代的な個の尊重を両立させることによってはじめて新たな道が見えてくると深く納得させられた本である」。以上、『公明新聞』4/4掲載。
2016-04-11 09:18:58