流域へ
確かに、「流域」は地形と植生と水系が一通り揃ったセット(ランドスケープ)として把握しやすい。この、人が「把握しやすい(それをまとまった風景として捉えうる)」というのは結構重要なことなんじゃないかという気がする。
2011-02-02 09:22:20私たちの空間の認知の傾向と、地形的事態のいわば組み合わせとして、名付けられた「地形」はある、というのは演習で学生に地形を探してもらってみてあらためて感じたことで、まあ地形の存在論というか。
2011-02-02 09:23:47言い古されたことなのかもしれないが、でも実証的な研究の成果は一見「普通」に見えることもあり、それを「だからなに?」としか評せないほうが了見が狭い、と小口先生もおっしゃっていたし、まずは良いのである。
2011-02-02 09:25:08これはとても大事な話だな、と思う。 RT @hajimebs 言い古されたことなのかもしれないが、でも実証的な研究の成果は一見「普通」に見えることもあり、それを「だからなに?」としか評せないほうが了見が狭い
2011-02-02 10:16:53同意! RT @yonesky なんのために研究しているのかと聞かれたら、臆面なく「恒久平和のため」と答える。これは師匠から学んだことだし、分野に関係なくそうあるべきと思っている。
2011-02-02 00:16:23昨日は@hajimebsさん,@yucicoさんと流域を視点とする重要性を語った。関連する地形学の古典的論文はホートン(1945)。自由に閲覧できるのは要旨のみだが,長目なので概要は把握できる。有名な「水系網のホートン則」もこの論文で提示。 http://ad.vu/854k
2011-02-02 12:40:03ホートン(1945)は,河川の侵食と流域の水文プロセスを理解するために,地形を計測し,統計分析すべきという論文。その後,これを踏まえた地形学の研究が多数行われ,人文地理学の計量革命の誘因にもなった。後者はGISの重要な背景なので,ホートンの論文は,GISの歴史の一部でもある。
2011-02-02 12:44:39なぜ繋がってなきゃいけねぇんだよ、について喋る。(広域緑地計画論:エコロジカルネットワークとグリーンウェイについて)大事なのは繋げることが目的ではなく、ある「プロセス」を実現する上で繋がっているほうがよいということ。逆に言えば、プロセス保証されるなら必ずしも繋がってなくてもよい。
2011-02-02 12:46:49例えば流域とは水を集めて流すプロセスを支える土地空間であり、そのようなプロセスが保証されるには、常に高い地点から低い地点に向かう斜度をもった連続する溝的な地形が必要で、我々はそれを「かわ」と呼ぶ。
2011-02-02 13:23:26かわは繋がっていなければ機能しない。水が流下する現象、あるいは流下した結果としてかわは存在する。流れている水が「繋がっている」ようにみえるだけだ。
2011-02-02 13:23:28アブストラクト印刷しました。本日の通勤帰路の友となる予定。 RT @ogugeo ・・・関連する地形学の古典的論文はホートン(1945)。自由に閲覧できるのは要旨のみだが,長目なので概要は把握できる。有名な「水系網のホートン則」もこの論文で提示。
2011-02-02 14:52:47