#DSM4 #性同一性障害 と #DSM5 #性別違和 を読み較べての個人的な考察。
- yamate_yokohama
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配送料無料ではなくなってしまった amazonで ぽちった。 ワタシにとって2週間分の食費に匹敵する 高額な買い物である。 DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引 American Psychiatric Association amazon.co.jp/dp/4260019082/
2016-04-07 19:25:42そして 日本精神神経学会のウェブサイトへ行って GID治療ガイドライン第3版 第4版を拾ってくる。 GID治療ガイドライン第3版 第4版を見るのはこれが初めてである。 ワタシに性別違和というものは無い。 だから性別違和の方のお話を伺うにあたって徒手空拳 というわけにはいかない。
2016-04-07 19:42:38こちらも ぽちりました。 大出費である。 医学のあゆみ 256巻4号 性同一性障害の現状と治療 amazon.co.jp/dp/B00E36E184/
2016-04-07 20:41:47結局 本を引き取ったのは昨夜遅くだった。 まだ読んでいない。 手の大きさと較べていただければわかると思うがスマホくらいの冊子のような本。 これで税別4,500円とは高価である。 出勤。 twitter.com/yamate_yokoham… pic.twitter.com/gOazaZ4dDt
2016-04-11 07:49:06性同一性障害( gender identity disorder)は 主として 1. 生物学的性肉体への嫌悪 2. 生物学的性とは反対の性別への帰属感 として 定義されていた。 pic.twitter.com/8RUEyhCAn6
2016-04-11 20:49:35そして 半陰陽とは鑑別されるということになっていた。 pic.twitter.com/ZzZ24HLBvq
2016-04-11 20:50:07青年および成人の性別違和 GDは 主として 1. 指定されたジェンダーと本人が経験・表出しているジェンダーの不一致 2. 指定されたジェンダーとは異なるジェンダーになりたい・扱われたいという欲求 として定義されることになった。 pic.twitter.com/SpWK1wgpAt
2016-04-11 20:57:30そして 「生物学的性」という概念が後退したためか 、新たに「性分化疾患」と関連付けられることとなった。 pic.twitter.com/3jHAVqKBp3
2016-04-11 21:01:14以下 個人的考察 DSM4のGIDと較べて DSM5のGender Dysphoriaは 「やや曖昧 かつ あまりに広大」な概念になってしまったので、 これから 精神科クリニックは GD患者で 溢れかえるのではないか。
2016-04-11 21:05:29GID治療ガイドライン 第1版~第4版を収集した。 なお GID治療ガイドライン について 第4版と その2011年改訂版が存在することは よく知られている。 twitter.com/yamate_yokoham…
2016-04-11 21:26:47しかし なぜか 第3版についても 手元には 1. 07:08:05 am , Feb 15, 2006 (JST)に作成された21ページの資料 2. 01:46:31 am , Jun 1, 2011 (JST)に作成された24ページの資料 の2種類がある。
2016-04-11 21:28:48畑野とまとさんは 以下にように述べていらっしゃるが 、本邦において 、 どちらかと言えば 精神科をしてジェンダークリニックを指すようになったのは 後の時代のことである。 当初は 形成外科をしてジェンダークリニックを指した。 pic.twitter.com/LwCqET5Voq
2016-04-11 21:54:49ワタシは ****年2月に医科大に送り込まれ 、****年3月には形成外科医から 「5月連休明けにはオペを開始する。準備を整えるように。」と告げられた。 論旨から外れるので経緯を省略する。 つまり 畑野とまとさんがおっしゃるような 「欝 → 薬漬け」になっている暇など無かった。
2016-04-11 21:56:212016年4月現在における GID治療ガイドライン第4版 14:33:15 pm , Nov 12, 2012 (JST)は 17ページもの物量であるが 、 ワタシがいただいたガイドライン(?)はA4 1枚の紙切れだった。 pic.twitter.com/HWzX58GRds
2016-04-11 22:03:49これは形成外科を訪ねた者 全員に無条件で配布された。 ( 内容が一人歩きして欲しくないので モザイク処理してあります )
2016-04-11 22:04:12ワタシは第1版では 「生物学的性が明らかであるかどうか」の問題から 除外診断となっていた。 一方で 当時の 形成外科では 医局の方針からか 、 性同一性障害と半陰陽とは 近しい関係だったと記憶している。
2016-04-11 22:18:52その後 平成20年3月の 「DSDの管理に関する合意見解」を以て GIDとDSDは まったく別の概念とされるべきものと理解されるようになったと考えている。
2016-04-11 22:19:28しかし DSM4から 19年後 、DSM5になって 「生物学的性」から解放されたことによって 、 ふたたび「GIDと半陰陽」とが 「GDと性分化疾患」という形で邂逅することに ある種の感慨を覚えるのである。
2016-04-11 22:21:48ついしん
今回刊行された「DSM5 精神疾患の分類と診断の手引き」においては、まだ「F64.1」「F64.8」などICD-10を参照するようになっている。
しかし2017年末に ICD-11へ移行すれば 、参照すべき疾病分類も たとえば「5A40 Gender incongruence of adolescence andadulthood」に変わるだろう。
ICD-11 Beta Draft - WHO
http://apps.who.int/classifications/icd11/browse/l-m/en#/http://id.who.int/icd/entity/411470068?view=H3V167
またその時に DSM5は ICD-11に沿って見直されるのだろうか。
また出費である。
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11:23 PM Monday, April 11, 2016 (JST)
Time in Yokohama, Kanagawa Prefecture