インド在住者によるよく分かるラーマヤーナ
- Mozart_diesirae
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敵を味方に取り込みつつ先へと進んだラーマはラーヴァナと遂に相対する事になった。だがラーヴァナ絶対ぶっ殺すマシーンとして生を受けたラーマにラーヴァナは敵にならなかった。太陽弓サルンガ、そして古代インドの奥義ブラフマーストラを合わせ、ラーヴァナを滅ぼしたのだ
2016-04-11 02:22:38そう、離別の呪いだ。ファッキン呪いが残っていたのであった。コサラへと戻ってイチャイチャと子作りにハッピーな時間を過ごすラーマとシータの前に立ちはだかったのはラスボス、 民 衆 で あ る
2016-04-11 02:24:07そうでなくてもインドの貞操観念は物凄く強い。それこそ夫が死んだのであれば”共に死ぬべきだ”という考えがあるほどには 別の男の家に、夫もその許しもなくいた女を到底貞淑と呼ぶ事は出来ない。変な邪推が流れ始めてしまうのだ
2016-04-11 02:25:50インドでは所謂モモタロウレベルのお話である為、それなりにバージョンが出ており、それによって解釈やエンディングが変わって来るのだ
2016-04-11 02:26:47FGOで採用されたのはおそらく「ラーマが王としての判断でシータを追放した」というエンディングだろう。ラーマ個人としてはつらくとも、王として「理想の姿」を見せなくてはならない。それは国を父から受け継いだ彼の義務だったのだ
2016-04-11 02:28:08故にラーマはシータを追放せざるを得なかった……まぁ、後年で会えたり会えなかったり息子たちはちゃんと遊びに来るんですけどね!!!
2016-04-11 02:28:57国民の前でラーマはシータの前に炎の業をやらせることを決めたのだ。本当に純潔であるのであれば、アグニの炎にさらされようとも一切燃える事はないだろうという業だ むろん、シータに恥ずべく事はなく、これを無傷で乗り越えて証明したのだ
2016-04-11 02:31:01別のバージョンだと「貴様が浚ったと思っていたのは私の残像だ……そう、本当の私は常にラーマと共にあったんだぁ―――!!」とかいう物語としてそれでいいのか、というエンディングもあるがまぁインド神話だから細かいことを気にしてはならない
2016-04-11 02:31:54とりあえずこれが軽く触れるラーマヤーナだ! これだけ解っていれば君もラーマヤーナの話に乗り遅れる事はないだろう! この解説も初心者向けにしているしな! なに? 細かい所が気になる? 紀伊国屋にでも行って購入しろ! 損はせんぞ、絶対にな!
2016-04-11 02:33:14余談
クシャトリヤ(武家階級)に恨みを抱いたので”例外なく全てを一方的に容赦なく皆殺しにした”というお方である。その上でバラモンの出であるなら武芸を教える等と言っている
2016-04-11 02:41:25ちなみにこれ、後でパラシュラーマにバレて呪われ、カルナは教わった奥義の数々を封印される。アルジュナがカルナを殺す一連の流れの一つである
2016-04-11 02:43:19そしてこのパラシュラーマ、ラーマがとある儀式でシヴァ神の弓を破壊すると「人間ごときに神の武器が壊せるわけがねぇだろ!!! ぶっ殺してやる!!!」とかいう意味不明な理由でラーマヤーナに1度だけ出現する
2016-04-11 02:44:37「ぶっ殺し……あ……? お前……もしかして俺と同じヴィシュヌの化身じゃね……? じゃあ出来るわ。なんか俺よりも才能感じるし化身ならしゃーねーわ! やっぱ化身ってすげーわ!」 この後特に何かする訳でもなく物語から退場なされたからなぁ……
2016-04-11 02:45:48