- tasobussharima1
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輸送パイプに異常が無いならば、問題があるのは『元栓』の側である。つまりは、徳エネルギーをパイプラインで輸送できる形に処理している施設か、徳ジェネレータそのもののどちらかが故障しているということだろう。 どちらも地上にある施設だ。海底パイプラインに比べれば修理は遥かに容易い。
2016-04-18 21:32:07そういえば結局パイプラインで送られた徳エネルギーって誰が何に使ってるのかな?マロ氏はパイプラインさえ無事ならしばらくこの地は安泰だって断言してたから何か知ってるんだろうけど #徳パンク
2016-04-18 21:32:52あぁなるほど、あそこまでパニクったのはパイプラインの海底部分に異常が発生したら対処が難しすぎるからか。しかし地上部ということは修理が楽な代わりに破壊工作も楽なわけで #徳パンク
2016-04-18 21:34:54「集落の方に異常は無いでおじゃるか?」 「うーん……朝に寄った時は、特に何も」 そして、集落のエネルギー供給に支障が無いならば、問題箇所は特定できたも同然だ。 「なら、徳エネルギー液化加工施設の故障でおじゃるな」 修復にどれ程時間がかかるか、と『マロ』は早くも算盤を弾きはじめる。
2016-04-18 21:36:01クレイドルの特ジェネレータとか滝行タイプの初期型特ジェネレータの仕組みと似た形なんだろうけど徳エネルギー液化加工って言われるとなんかすごいハイ・テックっぽい(実際ハイ・テックです) #徳パンク
2016-04-18 21:39:02抽出された徳エネルギーは不安定であり、そのままの形での長距離輸送は難しい。そのため、パイプラインで送る際は水を主成分とした溶媒に溶かし、輸送を容易にするための加工が施されるのだ。 とはいえ、加工施設は然程複雑な作りのものではない。予備部品の調達も、時間さえあれば何とでもなる類だ。
2016-04-18 21:40:02この時、ヤオも『マロ』も施設が壊れた原因を特段考えようともしなかった。 徳に溢れる人々は一般的に悪意に疎い。それは悪意を仮定出来ないことを意味しない。ただ、今回の場合で言うならば「意図的に壊された」という仮定の優先順位が極めて低いのだ。それは徳エネルギー時代、当然のことであった。
2016-04-18 21:44:01特に村の様子に疎いマロ氏は情報ゼロの状態からだからやっぱり人為的な問題である可能性は高くは見ないだろうなぁ #徳パンク
2016-04-18 21:47:28しかし、今はアフター徳カリプス14年。尚も生きる人類を待ち受けるのは、徳無き荒野である。そこでは誰もが徳高く生きられる訳ではない。持てる者と持たざる者との間には、絶対的な格差が存在する。 そして……この小さな不和の結末は、より大きな災厄の呼び水となるのだ。
2016-04-18 21:48:05ボージソワカ!そういえば「日記」のシステムは転生した後に一度ここに戻ってきて記憶を補完しなきゃならないタイプなのか、転生が発生したときに自動的に情報を補完して転生先へ送り出せるのかどっちなんだろ……前者なら特にこの土地を失うのはマロ氏的に痛そうだ #徳パンク
2016-04-18 21:54:46ボージソワカ! 気持ちだ、何だ っていうのは、最低限(と感じる)物量が確保されてる時の話だからなぁ。みかんゼリーくらい配っておいた方がいかったかもネ #徳パンク
2016-04-18 21:58:22ボージソワカ! ガラシャの町も、少年の村も、徳島も、平穏なままではいられない。遅かれ早かれ徳無き荒野に飲み込まれてゆくのだなあ。 #徳パンク
2016-04-18 22:09:15