鎌倉市図書館　時々の鎌倉の話リターンズ　頼朝さんの苗字をあげたよ伝説

切り取り線 @kiri_tori

✄------------ 5/2(月) ------------✄

鎌倉市図書館 @kamakura_tosyok

おはようございます！今日も市内５館元気に開館しました。 本日は午後５時まであいてまーす！ ( ´罒`*)✧(*´罒`*)( ´罒` )(๑´罒`๑)(o´罒`o)♡

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ゴールデンウィークもちょうど折り返し？に入り、皆さんいかがお過ごしですか。まったり連休を過ごしているあなたに鎌倉市図書館がお送りします。「時々の鎌倉の話リターンズ」です♪

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「目には青葉山ほととぎす初鰹」。ちょうど今の季節の俳句ですが、この「初鰹」は鎌倉の鰹なんですよ～というおはなしを去年の今頃こちらでつぶやきました。その「鰹」。頼朝さんが名前をつけたという伝説があるんですね

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石橋山の合戦で負けた後、房総半島へ落ちのびる途中に、頼朝が乗っていた舟に魚が飛び込んできたと。で、頼朝はこの魚を捕まえて「縁起が良い！これからはこの魚を「勝魚（カツオ）と呼ぶように」といったというようなお話です。

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そんな感じで「偉い人が名前をつけたよ伝説」というのは色々ありますが、人に苗字を与えた、というのもありますね。頼朝さんには、千葉にたくさん「苗字をあげたよ伝説」が残っているのです。

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有名なのは「左右加（そうか）」さんと「馬賀（まが）」さん。頼朝に「世話になったから天下を取ったら、あわ（安房）一国をやろう」といわれて勘違い。「粟なら畑で取れますからいりません。それより苗字をください」と答えたのだそうです。

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で、頼朝が「そうか、馬鹿だなあ」と言ったのをさらに「左右加」と「馬賀」という苗字をもらったと勘違いして名乗り始めたのだとか。頼朝さんその場で訂正してやってよ（笑）！

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他にも貝を献じた人に、「生貝（いけがい）」さん、中の間に通してくれたから「中ノ間」さん、世話をしてくれて嬉しかったので「嬉賀（うれしが）」さん、などなど、千葉で苗字の大盤振る舞いをしています。

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でも、その時の頼朝は、石橋山の合戦でボロ負けした直後。何とか逃げのびて、体勢を立て直しているところでしたから、お礼に何かあげたくても、手持ちがなかったのかもしれませんね～。ところで苗字をあげたよ伝説は、弟の義経さんにも有名なのがあります。

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義経が平泉で死なないで、北へ行ったという伝説がありますが、そのとき一軒の家で風呂を借りたと。そして喜んだ義経はこういったというのです。「礼に苗字を与えよう！これからは『風呂』と名乗るが良い！」

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誰ですか貸したのがトイレじゃなくて良かったなんていっているのは(笑)！　…まあ、この兄弟、ネーミングセンスはどっこいどっこいというところですね。 参考資料：『房総の頼朝伝説』（笹生浩樹　冬花社），『相州の鰹漁』（神奈川県教育委員会）