ソロモンの72の悪魔についての出典不明な話

「ゴエティアでの記載順が悪魔の『序列』」など日本で出回っているソース不明の主張、創作であることが確定している主張をまとめました。 他にもありましたら、まとめ主にご教示いただければ追加させていただきます。
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【オセは北欧神話の神オーディンが零落したもの】

リンク Wikipedia オセ オセ(Ose、Osé)は悪魔学における悪魔の一人。 オゼ、オズ(Oze)、オソ(Oso) 、ウォソ(Voso)ともよばれる。 『ゴエティア』によると、3または30の軍団を率いる序列57番の地獄の大総裁である。一方、ヨーハン・ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』では、軍団に関する記述はない。 召喚すると、最初はヒョウの姿で現れるが、その後は人間の姿をとる。召喚者に教養学を教え、神学や隠された物事に関する質問に正しく答える能力を持つ。また、人間を変身させる力や狂気をもたらす力も持つ。オセの力を受けた人間は、自分が王や
Pseudoscholar @pseudoscholar1

オセ=オーディン説、wikipediaの昔の記事にある(現在のページでは削除)。「オセは北欧神話の神オズ(オーズ)が原形で、オズはオーディンと同一視されているから」というが、やはり出典はない。

2014-06-09 21:55:07

【アンドロマリウスは『カナン神話の盗賊の神』が由来】

リンク Wikipedia アンドロマリウス アンドロマリウス(Andromalius)は、悪魔学における悪魔の一人。 『ゴエティア』によると、地獄の36の軍団を率いる序列72番の大いなる伯爵。 巨大な蛇を手にした人間の姿で現れるとされる。盗人を捕らえ盗品を取り戻し、悪と不正を発見し、あらゆる盗人やその他の邪悪な人間を罰し、隠された財宝を発見する事に力を発揮するという。 召喚した者の為に盗んだ宝からちゃっかり自分の取り分を物にしたり、魔術師が隠した財宝を取り上げたりもする。。 『悪魔の偽王国』には登場しておらず、コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』
Pseudoscholar @pseudoscholar1

アンドロマリウスを「カナン神話の盗賊の神」起源とする説、何処が初出だ……?

2014-06-07 21:45:05
Pseudoscholar @pseudoscholar1

アンドロマリウス=「カナン神話の盗賊の神」の件といい、このあたりの怪しい情報は殆どwiki由来で、それが他のホームページにコピペされて広まっている模様。

2014-06-09 21:58:54
Pseudoscholar @pseudoscholar1

ずっと前に呟いた「アンドロマリウス・カナンの神起源説」、『西洋魔物図鑑』(江口之隆:翔泳社)p114に記述あり。曰く、「カナン地方一帯を荒らし回った山賊団の神格」とのこと。

2014-07-09 12:57:56
Pseudoscholar @pseudoscholar1

この本は色んな本やサイトに参考文献として挙げられている「古典的著作」だけど、独自の記述が多くて学術的な信憑性は低いとか…。

2014-07-09 13:02:25

【グレモリーはリリスと姉妹】

リンク Wikipedia リリス リリス(Lilith)は、ユダヤの伝承において男児を害すると信じられていた女性の悪霊である。リリトとも表記される。通俗語源説では「夜」を意味するヘブライ語のライラー(Lailah)と結びつけられるが、古代バビロニアのリリトゥ(後述)が語源とも言われる。 旧約聖書では『イザヤ書』34:14に言及があるのみで、そこではリリス(לִּילִית, 標準ヘブライ語ではリリト Lilit)は夜の妖怪か動物の一種であった。古代メソポタミアの女性の悪霊リリトゥがその祖型であるとも考えられている。ユダヤ教の宗教文書タルム
Pseudoscholar @pseudoscholar1

リリスとグレモリーを姉妹とする説は出所不明の怪しい説だったような。

2015-07-06 22:09:44
Pseudoscholar @pseudoscholar1

リリスグレモリー姉妹説は『西洋魔物図鑑』が初出?

2015-07-06 22:17:30
@frawardin_zam

西洋魔物図鑑だと、単にリリスの妹ぐらいにしか書いてなくて、全然それについては書いてないっていうね(今見てみた)

2015-07-06 22:21:28
@frawardin_zam

最後に参考文献あるけど、これ漁ったら出てくんのかな?

2015-07-06 22:22:24
Pseudoscholar @pseudoscholar1

@frawardin_zam うーんどうでしょう。『西洋魔物図鑑』は著者の創作設定が多めなんで徒労に終わるかも……。

2015-07-06 22:23:21
Pseudoscholar @pseudoscholar1

『西洋魔物図鑑』とかの「伝承にそれとなく創作設定をぶち込んだ"神話解説本"」、「神話・伝説の解説+新たな創作の舞台」という意味でボルヘスの『幻獣辞典』めいたものを感じる。 #自分が何を口走っているのかよく分からない

2015-07-06 22:31:49
幻獣辞典 (河出文庫)

ホルヘ・ルイス ボルヘス

Pseudoscholar @pseudoscholar1

TLでちょくちょく「この説ソース何処だよ」とか偉そうに言ってる私だけど、創作なら基本何してもいいと思ってるからね……、うん。(プレッシャーを感じている方がいたら申し訳ない)

2015-07-06 22:45:04
Pseudoscholar @pseudoscholar1

古いネットサイトの神話解説の元ネタってだいたい『西洋魔物図鑑』系列か(初期の新紀元社本を介しての)バーバラ・ウォーカーだったりする。裏を返せば、そこを押さえておくと大抵の奇説・珍説・出所不明説の裏が取れる。

2015-07-06 23:02:50

【ロノウェとアガレスはもともと豊穣神】

リンク Wikipedia アガレス アガレス(Agares)は、悪魔学における悪魔の1人。 アグレアス(Agreas)とも呼ばれる。 クロコダイルに乗り、手にオオタカをとまらせた老人の姿で現れるとされる。かつては力天使の階級に属していたとされる。 逃亡者を戻ってこさせる能力や、地震を起こす能力をもつとされる。また、あらゆる言語を教えることができる。現世的なものおよび超自然的なもの両方の尊厳を破壊する力も持つ。 『ゴエティア』によると、31の軍団を指揮する序列2番の大公爵。『悪魔の偽王国』でも2番目に紹介されている。地獄の東方の勢力に属すると
リンク Wikipedia ロノウェ ロノウェ(Ronove)は、悪魔学における悪魔の一人。ロネウェ(Roneve)、ロンウェー(Ronwe)とも呼ばれる。 『ゴエティア』によると、19の軍団を指揮する序列27番の侯爵にして大伯爵。 怪物の姿で現れるとのみ解説される。修辞学を教え、また言語に関する知識を与える。優れた使い魔や敵味方からの友情を授けるとも言う。 コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』の挿絵においては、杖を持ち、尾を生やした手の長い鬼のような姿で描かれている。
カラパイア@不思議と謎の大冒険 @karapaia

【RT100UP】 絶対に取り憑かれたくない中世の悪魔ワースト5と、ぜひとも取り憑かれたい悪魔ベスト5 karapaia.livedoor.biz/archives/52197… pic.twitter.com/KnpRVj2SrT

2015-07-30 22:00:05
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