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茂木健一郎
@kenichiromogi
沖縄のことばで、「うりずん」というのがあって、「一年でいちばん良い季節」という意味らしい。最初に知ったのは、那覇の国際通りから少し歩いたところにある「うりずん」という居酒屋さんだった。土屋さんがやっていて、椎名誠さんとかが行っている。
2016-05-13 06:34:03
茂木健一郎
@kenichiromogi
「うりずん」って、ほんとうにいい言葉だなあ、と思って、それ以来、心に刻んでいる。昨日、仕事から仕事への移動の際に、東京の日比谷公園を歩いていて、それをvineにしたのだけれども、ああ、今が「うりずん」だなあ、と思った。 vine.co/v/i2ijiDMuTPQ
2016-05-13 06:35:47
茂木健一郎
@kenichiromogi
本当は、青山一丁目まで歩いていく予定だったのだけれども、イイノホールのあたりで、「暑すぎる」と思って、しかも、おじさまが日差しを避けてビルの日陰で信号待ちをするのを見て、ああ、いいや、と思って歩くのをやめてしまった。
2016-05-13 06:36:46
茂木健一郎
@kenichiromogi
「うりずん」は、微妙なバランスの上に成り立っている。寒すぎてもいけない。暑すぎてもいけない。ちょうど、気持ちがよいくらい温かいのがいい。この、うまい頃合いという視点から見ると、人生のうりずんは、過渡期にこそあるのかもしれない。
2016-05-13 06:37:42
茂木健一郎
@kenichiromogi
例えば、苦労して、努力した人が、成功をつかんだ、という場合、その人生のうりずんは、功成り名遂げた後ではなくて、むしろ、苦しい中にがんばって、やっと光が少し見えてきた、そのあたりにあるのではないかと思う。
2016-05-13 06:38:51
茂木健一郎
@kenichiromogi
「うりずん」は、人生という波乱のプロセスに訪れた、一瞬のひだまり、ひとときの木漏れ日のようなものかもしれない。そう考えて人生というものを見ていると、移り変わりの気配にこそ、注目すべきだと思えてくる。
2016-05-13 06:39:51