ゼロアカで @ssakagami が言いたかったことへの @naoyafujita の応答

東浩紀のゼロアカ道場 http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka.html 文學界2011年3月号 復活の批評 大澤信亮 http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/ 藤田直哉「ゼロ年代の筒井康隆作品」 続きを読む
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東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma

「クオンタム・ファミリーズ」の問題は量子コンピュータというギミックなど使わなくても表現できたはずだ——って、さすが文芸誌!ww おれはSF書きたかったんだから、そのギミックこそが大事なんだよ。平野啓一郎氏にも同じこと言われたけど、本当に彼らはギミックの魅力とかわからないんだなあ。

2011-02-06 16:36:25
坂上秋成 @ssakagami7776

その批判は酷すぎますねw純文学自体ギミックにこだわってきたものなのにSF設定になった途端その反応。未知の使用法が怖いんでしょうね。RT @hazuma 「クオンタム・ファミリーズ」の問題は量子コンピュータというギミックなど使わなくても表現できたはずだ——って、さすが文芸誌!ww 

2011-02-06 16:39:52
坂上秋成 @ssakagami7776

しかし考えてみれば「AというテーマはBという設定を使わなくてもひょ現できた」という主張自体が『クォンタムファミリーズ』の可能世界設定に絡めとられているので馬鹿乙という感じである。

2011-02-06 16:42:04
坂上秋成 @ssakagami7776

しかし考えてみれば「AというテーマはBという設定を使わなくてもひょ現できた」という主張自体が『クォンタムファミリーズ』の可能世界設定に絡めとられているので馬鹿乙という感じである。

2011-02-06 16:42:04
坂上秋成 @ssakagami7776

さっきの東さんのツイートに触発されて大澤信亮「復活の批評」を読んだけど最低すぎて腹がたってきました。宇野常寛(+ゼロ年代批評)批判として、「漫画やアニメやテレビドラマといった対象の貧しさ」という表現を使っているが、何を根拠に彼が依拠する文学様が上だと言えるのか。

2011-02-06 17:26:16
坂上秋成 @ssakagami7776

僕はゼロアカで「クレオール化する日本文学」という批評を書いた時から一貫して、いかに純文学を外部へ開くことが必要か主張してきた。文学の形骸化の原因が根拠なき特権意識にあることを承知しているからである。

2011-02-06 17:28:32
坂上秋成 @ssakagami7776

大澤は「社会を変える実践」にしか興味がない。なので『クォンタムファミリーズ』に量子計算機はいらないという発想になる。つまりは小説をテーマ実践のための道具としてしか読めないのだ。その貧しさは真剣にやばい。

2011-02-06 17:31:17
坂上秋成 @ssakagami7776

ラノベ、ビジュアルノベル、漫画と色々あるが、大澤が視界の外に置いた者に対して、僕は言語的可能性(≪現地語≫から立ちあがる文学性)と想像力の可能性(福嶋亮太がいう消費者の圧縮された欲望の表現)の二つを見ている。それを全て射程の外に置いて「文学」を作れるわけがない。

2011-02-06 17:34:15
坂上秋成 @ssakagami7776

端的に言えば、大澤は文学の商品的・消費的側面を考慮していない。つまりは読者を知らない。だから消費社会、ネット社会、グローバル時代を生きる読者を見ている東・宇野を批判する。結局、批評のアクチュアリティに目が向いていないのだ。

2011-02-06 17:37:13
坂上秋成 @ssakagami7776

なので彼の言う「復活」とは「僕が好きだった柄谷・浅田時代を返してよ!」という甘えなので、全くもってアウトです。今文学を真剣に考えるならば、純文学の外側からのフィードバックに期待しない方がおかしい。結局、大澤さんは自分に都合のいい虚構読者にノスタルジーを説いているだけです。

2011-02-06 17:39:56
坂上秋成 @ssakagami7776

ヤバイよねー。『ガラスの仮面』とかも「貧しい対象」なんでしょ、もはや怖いですよ。 RT @Kanechiki @ssakagami 未だに対象で技術を貶めるひといるのですね。残念というかなんというか。

2011-02-06 17:41:54
@naoyaf2nd

いま坂上さんがゼロアカで言いたかったことがやっとわかった僕がいる~

2011-02-06 17:36:15
@naoyaf2nd

見えない敵をひゅひゅんひゅん~

2011-02-06 17:43:38
坂上秋成 @ssakagami7776

いま、「ふんまんやるかたない」という日本語を初めて声に出したw うん、これはだいぶイライラしてるな。東さん、宇野さんが特殊というより、何を仕事にしてても、今何かを書く/産む時にネットの存在が視界に入らないっておかしいでしょ。18世紀に産業革命は起こらなかったって発言するようなもん

2011-02-06 17:48:16
坂上秋成 @ssakagami7776

@wakusei2nd 括弧内は本文の引用ですよ。そしてゼロ想が「希望は、戦争」に相通ずるとされる。赤木さんが現状に絶望していて、宇野さんはだからこその希望を見ているという違いはスルーされるようですね。

2011-02-06 17:51:31
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

まだ大澤さんの論文を読んでないんだけど、@ssakagami氏のツイートを見て、大澤論文ではなくて坂上の評論文に思っていた疑問があるのだけれど、書いていいかしら。人格的な部分じゃなくて理論的な部分ね。

2011-02-06 18:08:22
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「僕はゼロアカで「クレオール化する日本文学」という批評を書いた時から一貫して、いかに純文学を外部へ開くことが必要か主張してきた。文学の形骸化の原因が根拠なき特権意識にあることを承知しているからである。」という部分ね。

2011-02-06 18:08:35
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

前々から思っていたんだけど、「純文学の特権化」を批判することもまた「純文学」が重要だと思っているからで、「エロゲ」とかが好きなら、文学と繋げる必要はないんじゃないか、というのがあって。例えば売れているエンターテイメント作家は、「純文学」を全く必要としていない

2011-02-06 18:09:42
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「純文学」の特権意識を批判し、外部を「純文学」化していく、文芸誌の帝国主義の運動が、「外部」にある、文学ではないものの可能性を簒奪して延命し続ける「中心と周縁」構造が延々とある気がしていて。なので、外部を言えば言うほど純文学が強化されちゃう。

2011-02-06 18:11:05
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

ゼロ年代の純文学って、そういうよそのジャンルの人に書いてもらって、実際にある程度成功した時代だったと思う。でも、それでどうよ、という気に最近はなってきて。というのも、簒奪された周縁であるSFが「純文学」になった例である筒井康隆が、果たしてよかったのか? と思う部分があり。

2011-02-06 18:12:35
坂上秋成 @ssakagami7776

@naoya_fujita  すごいシンプルに言えば「僕は純文学が大好きだけど最近は停滞気味。でもノスタルジックな復活なんか面白くない。そこで再活性のために外部へのハッキングが必要。なのでラノベ・ビジュアルノベルの想像力大事」、こういうことです。純文だいすきですよ前提として。

2011-02-06 18:13:38
坂上秋成 @ssakagami7776

@naoya_fujita  あと、多分語ることで再強化されるほどジャンル問題は認識されてないと思う。正直、ジャンルで何かを語り切る限界は最近感じているので多少困ってます。その意味で藤田の違和感は正しいと思う。

2011-02-06 18:15:35
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

.@ssakagami 「純文学大好き」という部分(信仰、愛着)はいいと思うのですよ。でも、その時点で己の中に、他ジャンルより純文学を上に見る意識が生じていないだろうか? 浅田彰が純文学化した筒井康隆の「作家は言語の特権階級」発言に(つづく)

2011-02-06 18:16:24
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

(一流は一世紀に10人しかいないので二流は褒め言葉だと保留した上で)SFとして二流だが、純文学として三流のものよりも良いのだから、SFはSFで、それ自体でいいんじゃないか、的な発言をしていたりして。文学の特権階級問題はそのときにやられていて。

2011-02-06 18:18:16
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

では「混ぜる」のがいいのか?(ニューマキシリズムの戦略ですな)。 しかし、ジャンルを「混ぜる」意味はなんなのか? 純文学を延命させるために他ジャンルが簒奪されなければいけない理由は何か? そこには、純文学への愛や信仰が、必要でしょう。さもなくば、商業的には、いらんでしょう、純文学

2011-02-06 18:19:31