レズ鎮守府の中でモブに恋した響bot

レズ鎮守府の中でモブに恋する響bot【完結】 @mamiyakoi_hibik

ふんす、などという擬音が聞こえてくるかのように意気込みをあらわにする伊良湖。それをやんわりと夕張がたしなめる。 「それでも、あまり気負いすぎるものも考え物よ。補給は戦果を上げるために必要なものだわ。今でこそこうやって補給部隊も整ったけれど昔は大変だったんだから」

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「そうですねぇー。疲労度が段違いですもの」 「そんなそんな！伊良湖はまだまだ未熟です。間宮さんがいないと…」 「そんなことないですよ！いつも最中美味しくいただいてます！！アイスクリームばかりでは飽きてしまいますから」 身を乗り出さんばかりに青葉が白熱する。

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「ところで、ごめんなさい」 暴走しそうになる青葉をぐいと押しやって遮り、夕張が疑問を投げかける。 「間宮さんのところに来る前、貴女はどこにいたのかしら。覚えてる？」 ふとした問いだが、本質を確実に突くものだった。

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夕張にもその危険性は分かっている。艦娘誰もが自分自身に問いかけ…、答えのない問いにさまよう羽目になる。そこまでの危険性をはらむものだった。が、それでも問いかけたのは、伊良湖という艦の特殊性にあった。戦闘に自己の存在意義を見出さない彼女ならあるいは…。という一種の賭け。