編集部イチオシ

ナガミヒナゲシは「危険外来生物」? 外来生物について考える。

まとめました。
53
工房うむき・いきもにあオンライン出店 @kobo_umuki

@chiaki_yugado @stamamushi 環境省が「移入種」ではなく「外来種」という言葉を採用した結果、要らぬバイアスをかけてしまったことは否めませんね。そこが狙いかとも思いますが。私は自分の本では絶対に使わないものの、そういう本は売れないわけで(苦笑

2016-05-26 23:05:06
澤口 たまみ @stamamushi

@chiaki_yugado ありがとうございます。わたし、妄想と言われても仕方ないくらい、草花だって、それがたとえ外来種だって、声を出さないからと言って、理不尽なレッテルを貼っていいものではない、という気持ちが強くて…。駆除するのは仕方ないって分かっていても、苦しいですよね。

2016-05-26 23:11:38
澤口 たまみ @stamamushi

@kobo_umuki @chiaki_yugado 確かに、そこにすでにバイアスがかかっているんですね。じつは「移入」であって、人間活動の結果であるということを忘れてしまうような言葉の使い方ですね。恣意的だとすれば、問題の根っこはそこにも。

2016-05-26 23:13:29
工房うむき・いきもにあオンライン出店 @kobo_umuki

@stamamushi @chiaki_yugado 「外来種」という言葉にはナショナリズムに訴えようという意図さえ感じてしまいます。

2016-05-26 23:19:50
澤口 たまみ @stamamushi

@kobo_umuki @chiaki_yugado その意図、と言いますか雰囲気が、わたしの失言を誘発した部分もあるのかも知れません。まんまと乗せられてどうする! ですね、反省です。

2016-05-26 23:25:34
黒川 巌 @iwao96

寮美千子さん @ryomichico、あなたのナガミヒナゲシ虐殺扇動ツイートの問題について再三指摘してきましたが、いつまでスルーし続けるのでしょうか? まずは「危険」という表現を自分の思い込みを基準に誤用しないでいただきたい。 twitter.com/kobo_umuki/sta…

2016-05-27 01:13:57
工房うむき @kobo_umuki

危険外来植物?昔よく野外活動の本でイラスト描いたなー。キョウチクトウとかヨウシュヤマゴボウとかドイツスズランとかヨウシュチョウセンアサガオとか。どれも猛毒ですよね。あ、ヒガンバナも史前外来植物かな。 え?そういうのじゃない?。誤解を招く表現はやめてもらおうか。命に関わるんだから。

2016-05-26 13:44:37
澤口 たまみ @stamamushi

ゆうべは自然を見つめている方たち何人かとやりとりさせていただき、とても勉強になった。国の使う「外来種」という言葉でさえ、すでにバイアスがかかっている、というお話には深く納得した。わたしもこれからは、文脈の許す限り「移入種」と言おう。 pic.twitter.com/anVnon4VJU

2016-05-27 06:37:57
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

宮澤賢治の自然観は移入種に対して寛容であり、時代的な背景もあったにしろ、不思議に思ってきた。しかし、今の岩手の農村を見ても、移入種でも花を咲くことを喜びとし、刈り残されている場所が多い。これは国の周知徹底の不足ではないように思う。 pic.twitter.com/eCUMThi31p

2016-05-27 06:44:59
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

たとえ移入種でも、その美しさに癒されているひとはおり、そういう気持ちをまで、国が周知徹底して対策を講じるべき、と言えるかというと難しい。それこそ、ほんとうの意味で「危険」、すなわち即座に命にかかわる危険がある生きものでもなければ。 pic.twitter.com/Cfbe4kLUct

2016-05-27 06:52:22
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

花の美しさを庭でも楽しもうとして園芸品種が生まれ、さらには庭から逸出した移入種を生んだ。ひとの手で生んだ事態だからひとの手で撤収を、というのは、しかし、植物の生命力を甘く見ているのかも知れない。植物は在来種を含め、多くはしたたかだ。 pic.twitter.com/y9OJNHvufi

2016-05-27 07:00:58
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

たとえアレロパシーがあっても、セイタカアワダチソウのように自家中毒を起こし、一時ほど繁茂しなくなる事例もある。わたしはどこかで、繁殖力旺盛な移入種であっても、どうにか日本の自然と折り合いをつけて生きてゆくだろう、と考えているのだ。 pic.twitter.com/NFUgFVql0f

2016-05-27 07:05:14
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

いやいやナガミヒナゲシはそんな過去の事例には当てはまらないモンスターですよ、とは、わたしは思っていないのだ。移入種の多くは、見ていると爆発的に増える時期があり、そのあとで先住移入種などとの折り合いから、収束してゆくことが多いと思う。 pic.twitter.com/Xwrg4zdxcT

2016-05-27 07:07:39
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

ひとの花を愛でるこころと、どんなところに連れてこられても生きようとする移入種、そして先住移入種との「三者のかかわり」を、わたしは観察してきたのだと思う。ナガミヒナゲシは、刈りとりをした地域と、放任した地域とで、どう推移するか面白い。 pic.twitter.com/kLZtqOvA8d

2016-05-27 07:11:29
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

肝心なのは、あくまでも「先住移入種」との折り合いであり、「在来種を駆逐」という言葉をキャンペーンに使うのは誤りであると思う。在来種を駆逐したのは人間であり、造成工事などでむき出しになった更地に、いち早く入ってゆけたのが移入種である。 pic.twitter.com/T086Y2qIEb

2016-05-27 07:14:10
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

宮澤賢治が、ひなげし擁護ともとれる「ひのきとひなげし」という童話を残していたことが興味深い。東北の農村は、まさに「賢治的自然観」で成り立っていて、どんなに訴えてもナガミヒナゲシを残す家はあるだろう。それをとり締まることはできない。 pic.twitter.com/9r4wGZ7TXq

2016-05-27 07:18:48
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

移入種を放置すると、やがて虫や鳥が滅びる可能性もあります、という文句は、そのまま翻って、わたしたち人間が受けとめるべきだろう。 pic.twitter.com/smf8NLqAxq

2016-05-27 08:10:46
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

自然の問題は、近視眼的になっては解決が遠のく。その土地の環境をよりよく保つことが目的なら、ある植物を「駆除する」ことを目的とするべきではない。その場所に生える数種類の移入種を観察し、その「力関係を調整する」のが、より有効ではないか。 pic.twitter.com/AJ6KIsCnwl

2016-05-27 08:20:32
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

ナガミヒナゲシがアルカリ性を好むなら、土壌改良による対策も可能ではないか。見つけたらとにかく根こそぎ抜く、という方法は、少なくとも子どもに命を伝える立場として、受け入れがたい。より穏やかな方法はないだろうかと、そこに知恵を注ぎたい。 pic.twitter.com/KADLCCzrtr

2016-05-27 08:27:31
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

ナガミヒナゲシが繁茂している土地に、たとえばシカがいて、シカが食べない植物が増えるなどの事情があるなら、それはその土地の条件として考えるべきでしょう。それぞれの地域に応じた自然観があり、それぞれの地域の折り合いがあるように思います。 pic.twitter.com/fbk5vX4xXz

2016-05-27 08:38:00
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

こころ穏やかに、謙虚に野の花を見たい。 生きものそれぞれに、それぞれの事情がある。 そのいのちや生きざまに、こころを添わせ理解することができるのは、わたしたち「ひと」という生きものに与えられた大きな力だと思っています。 pic.twitter.com/nME35cnIZ0

2016-05-27 08:44:49
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

確かにエゾタンポポは、セイヨウタンポポと雑種しながら、道端に出てきている。 セイヨウタンポポを乗りものにして、遺伝子を残そうとしているかにも見える。 弱い在来種を移入種が駆逐、とひとくくりに言える自然観は、もう古いのだと思います。 twitter.com/atelier_daikon…

2016-05-28 06:44:22
アトリエだいこんや⋈☂️〓 @atelier_daikon

@stamamushi @seironteibougen 我が地元でもかつて在来種を駆逐する勢いだったセイヨウタンポポが、今や逆に在来種に圧されて絶滅危惧種ですw

2016-05-27 17:26:51
澤口 たまみ @stamamushi

何度も移入種問題をツイートして申し訳ないのですが、ここ三十年のわたしのスタンスは、もの言わぬ生きものが「不快害虫」などの不適切なレッテル貼りにより、不当に嫌われ駆除されたりしていることに対し、彼らの立場を代弁してゆくことにあります。 pic.twitter.com/qa7jjEqvXF

2016-05-28 08:22:59
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

ヘイトに似る、という言葉を使ったことは、「言ってはいけないことがある」と反省し、謝罪いたします。しかし、たとえ相手が生きものでも、「言ってはいけないことがある」のだということだけは、多くの方にご理解いただきたいと思っております。 pic.twitter.com/E3hAQCIO3a

2016-05-28 08:25:24
拡大
澤口 たまみ @stamamushi

三十年、虫を嫌う方たちと対話を試みてきました。虫に対する「せめて、わたしの目の前からいなくなってほしい」「だって嫌いなんだもの」という言葉を聞いているうち、「嫌いだからいなくていい」という考えは、非常に危険だと思うようになりました。 pic.twitter.com/D0xkoj2Pa2

2016-05-28 08:31:51
拡大
黒川 巌 @iwao96

@stamamushi 「同じ」ならまだしも「似る」は間違ってはいないと思いますよ。ありもしない恐怖心に駆られた絶対的強者たる人間による虐殺ですから。少なくとも、そういう呼び掛けが差別意識を刷り込んでいるのもたしかです。そこに気付いて声を上げた澤口さんは正しいと僕は思います。

2016-05-28 08:49:29