甲田学人先生の質問回答などまとめ1(2013-2016)
私としては挙げられた三人の「作中の今」に至るまでの生い立ちに、共通項が見出せませんでした。すいません。
2013-11-21 21:12:42というか、小説のキャラクターのように極端な生き方として出てくると判り易いですが、人間ってみんな判りづらいなりに「過去のせいでそうならざるを得なくなって」今を生きてると思うのですよ。自覚してるかしてないかだけで。
2013-11-21 21:13:16…とまあ、そんな感じの回答になります。挙げられた三人について細かく話せば何か出てくるのかも知れませんが、あまりやると作品解題になりそうなのでご勘弁下さい。以前にも書きましたが、Twitterで作品解題はしない方針なのです。よろしくお願いします。
2013-11-21 21:19:30ちなみに昨日の「あまり映画を見てない」という話題にも繋がりますが、私はホラー映画もほとんど見た事ありません。
2013-12-23 18:25:46ホラーファンではないのです。自分の書いている小説についても「怪奇幻想+蘊蓄+演出」のつもりで書いているので。
2013-12-23 18:28:27「ホラーは嫌いだから読まない・薦められない」とか言われると、実の所とても不本意なのです。怖いのは苦手だという人にこそ読んでほしいと私は常々思っています。
2013-12-23 18:30:53昨日の話題についてコメント頂きましたが、ホラーは苦手だけども私の本は好き、というお手紙をデビュー以来結構頂いていまして、今でも私の誇りとするところです。
2013-12-24 18:33:04具体的には7巻収録の、風乃生前のお話の拡張になります。7巻の話も再録してあるので『断章のグリム』読者の方には少々物足りないかも知れませんが、評判が良ければ続刊が出ますのでご期待下さい。
2013-12-25 19:08:23なお、こちらでメディアワークス文庫からは2冊目の本となります。実はこの出版が決まった事が、私がツイッターを始めた一番の理由でして、今後電撃文庫以外からの刊行が増えた場合、私の新刊情報を一本化して発表する場所がなければ不親切になるかなあ、と思った次第です。
2013-12-25 19:20:23『ノロワレ』4巻も、頓挫しているわけではないのでご安心下さい。どこかで読んでご存じの方もいると思いますが、確かに複数シリーズの並行は私の得意とする所ではありません。ただ、並行化で各シリーズの延命を図れる可能性もあるそうなので、頑張っております。
2013-12-25 19:29:51…そうそう、スピンオフといえば、『夜魔』を『Missing』のスピンオフと思っている方が結構いる気がするのですが、事実関係は逆です。大賞への応募作だった『夜魔』の方が先なのです。なので『Missing』の方が『夜魔』のスピンオフである、と言った方が正しいです。
2013-12-25 20:01:45そうそう、愛宕神社の「悪態祭り」について、これも追儺の一種でしょうか? とのご質問頂いてます。専門家ではないので断言はできませんが、遠からずといったところではないかと思います。
2013-12-28 20:38:27罵倒を祭りや儀式に組み込んだものは、日本に限らずそれなりにあるようです。たいてい厄払いの効果が期待されているようです。
2013-12-28 20:41:55…あ、神様に願いを聞いてもらうために罵倒するタイプの祭祀も多かった気も。たとえば雨乞いをして、効果が出ないと雨が降るまで神像や聖人像を罵倒したり責め苦を与えたりするのです。
2013-12-28 23:56:33夜歩く少女、時槻風乃の見る、童話じみた痛みを抱える少女たちのお話です。ホラータグが付いてますが、ホラーじゃないです。えーと…童話風青春物語とでも理解して頂ければ…。
2014-01-25 18:29:22拙作『断章のグリム』のスピンオフとなりますが、読んでいなくても全く平気です。ただ…もしもある程度長く続けられるようでしたら、やがて『断章のグリム』と繋がります。あの惨劇とです。
2014-01-25 18:32:40そういえば「グリムは惨劇で良いのですね、メルヘンではなく」とのコメント頂きましたが、メルヘンと惨劇は別に対立概念じゃないですよー。あれはメルヘンであり惨劇です。
2014-01-26 20:26:16あ、それから昨日のつぶやきの『あの惨劇』ですが、『断章のグリム』そのものを指すのだと思われたようで…。申し訳ない、言葉足らずだったかも知れません。『あの惨劇』とはグリムそのものではなく、『時槻家の惨劇』を指した言葉です。補足させていただきます。
2014-01-26 20:45:24コメント読んでいます。有難うございます。「雪乃や風乃の衣装にブランドなどのモデルはあるのか?」とのご質問がありました。イラストに関しては、完全にお任せしているので判りません。申し訳ないです。
2014-01-28 21:22:55そう言えば以前、ホラーのつもりがないので「ホラーなのでオススメできない」などと言われるのは不本意である、といった事をつぶやきましたが。その思いは今も同じなのですが、「残酷なものを扱っているのでオススメしづらい」というお話でしたら、一応私も理解します。
2014-02-04 20:01:21「子供には見せられない」とかいった話は、私も親ですので解らなくもありません。ただ同時に、私は「子供の目から隠されるべき」とは思っていません。というのも、これも前に言いましたが、私自身がそういった「残酷」を直視する事でしか救いを得られなかった子供だったからです。
2014-02-04 20:05:56オススメできない、と思う事は仕方ないと思い増す。しかし、もしもそんな皆さんの友人や子供が自らの意思で「そんな物語」を掴んだ時、それを責めたり踏みにじったりしないで欲しいな、というのが私の願いです。
2014-02-04 20:10:50そういうものにしか救いを得られない人間の心の在り方が、責めたり踏みにじったりされるのは辛い事だと、かつてそんな子供だった私は、そう思うのです。
2014-02-04 20:13:07私がそれほど執筆速度早くないのと、甲田学人の名で求められる芸風がもう固まっているので、なかなか方向性の違う企画には着手できないのです。
2014-03-19 19:51:09