2016.05.25日米共同記者会見の全容:日米両首脳の冒頭発言と質疑応答(TL版)
- tkatsumi06j
- 1765
- 1
- 0
- 2
9, オバマ大統領「重要なのは、SOFA―地位協定はけっして、完全な形の訴追や、日本の司法制度下で正義がなされることを妨げるようなものではない、ということです。」
2016-05-29 13:25:4310. オバマ大統領「またアメリカは、日本の司法管轄下でこの個人を訴追し、裁くための努力に全面的に協力します。またこのような犯罪については、本国で、遺族の恐怖を受け止め「正義が行われた」という実感が得られるよう努めるのと同じように、この国でも訴追が行われるべきだと考えています。」
2016-05-29 13:29:3411. オバマ大統領「ですから、日本の人びとには、今回のことでわれわれがどれほどの衝撃を受けているか、そして、われわれがこの犯罪を裁くことにだけでなく、再発を防止するために、日本政府とともに取り組む用意があることを是非知っていただきたいと思います。」
2016-05-29 13:30:41(※補足:沖縄女性暴行殺害遺棄事件についてのオバマ大統領の質疑はここまで。質疑応答の冒頭で岩田記者がこの件について安倍首相のみに質問して幕引きを図ろうとしたところ、オバマ大統領が自らパーソンス氏との質疑に割り入れる形でアメリカ側の見解を表明した場面だった。)
2016-05-29 13:33:503.アメリカの軍事介入の問題について
12. オバマ大統領「クリスティさん、あなたのより一般的な質問については、何を関連づけようとしているのか、私にはいまいちよく掴めなかったのですが、」続く
2016-05-29 13:35:1313. オバマ大統領(続き)「アメリカ合衆国軍隊最高司令官及びアメリカ合衆国大統領としての私の責務は、アメリカ国民を守ることにあります。そのことが軍事行動を含むものであってはほしくないのですが、残念ながらわれわれのいま住む世界はそのようにはできていません。」
2016-05-29 13:36:4614. オバマ大統領「ベトナムに50万人の米兵を派遣したことと、アフガニスタンに配備されているアメリカ兵士たちの命を奪おうとしたり、わが国本土どの攻撃を計画をしている可能性のあるテロリストたちを空爆することには、ごくわずかな関連性しかないのは明らかです。」
2016-05-29 13:40:5315. オバマ大統領「しかし、アフガニスタンや、あるいはベトナムを訪問したことから得たよい教訓を挙げるとすれば、それは、過去70年ものあいだ外交を通じて紡ぎ上げてきた、とてつもない機会を得たことであり、」続く
2016-05-29 13:42:1516. オバマ大統領(続き)「旧敵国同士が、いまや両国の人びとにたいして、交流したり、貿易や通商取引を拡大したり、私が今日、(※ホーチミンの)市民集会でであったすばらしい若者たちに教育の機会を与えたりすることができる、経済的機会を分かち合うパートナーとなっているという事実です。」
2016-05-29 13:43:3417. オバマ大統領「そして私がそうした外交イニシアティブに多くの時間やエネルギーとリソースを費やすのは、これらが成功さえすれば、それだけで紛争の原因が減り、軍事行動に及ぶ必要がなくなるからです。」
2016-05-29 13:44:26(※ここまで、オバマ大統領の広島演説の前までには翻訳できていました。したがってここから先は、リアルタイム翻訳となります〔ただし広島演説のような「超訳」にはしません〕。またクリスティ記者は安倍首相にも質問していますが、そこの翻訳は後回しにして今日はオバマの回答部分までを網羅します)
2016-05-29 13:47:12(オバマ大統領の質疑応答の翻訳。現時点リアルタイムでここまで進めています。あと4パラグラフですが…これが意外とそう分量が少なくない。尚、Tumblrでのパラグラフ番号とTL上のそれは、文字数の制限があるため必ずしも一致しません。)↓ pic.twitter.com/nnSpaXa4Hx
2016-05-29 13:57:4918. オバマ大統領「しかしそれでも、危険な世界であることにはかわりはなく、合衆国軍隊の戦闘部隊がどこかに派遣されたり、何らかの対応を迫られることは今後もあるでしょう。」
2016-05-29 14:02:3019. オバマ大統領「「そしてそういった対応は、賢明で、比例的で、尚且つ、『その対応がいかに緻密に目標設定されていて正当なものであっても、悲劇は起こり得る』ということを、常に念頭に入れて行われるものでなければなりません。」
2016-05-29 14:23:304.広島訪問について
20. オバマ大統領「広島を訪問した際には、またこれはベトナムでも触れたことですが、戦争にはつねに苦しみが伴い、それ(戦争)が起きることを防ぐために、われわれはつねにできるかぎりの努力をする必要があるのだということに触れたいと思っています」
2016-05-29 14:35:0121. オバマ大統領「しかし、任期はじめにノーベル平和賞を受賞した時に述べたように、私は当時から、想像上のリスクではなく、きわめて現実的なリスクに晒されたた国家の大統領でありました。したがってアメリカ国民を確実に守れるよう、時によっては行動を起こすことがわが国には大切なのです。」
2016-05-29 14:44:5922. オバマ大統領「私の回答、通訳では相当長くなっているように聞こえますね。では、中国については短く触れることにしましょう。」
2016-05-29 14:47:115.中国に対する反応について(東シナ海問題)
23. オバマ大統領「アメリカがベトナムと強化しているパートナーシップは、中国とはまったく独立した動きであり、通商交流を増やし、様々な分野での協力を拡大するためのものであり、わが国が30年間かけて取り組んでいるものです。」
2016-05-29 14:55:2524. オバマ大統領「したがってこのことを中国が何らかの挑発的行動であるかのように受け止めているという事実は、われわれの姿勢よりもは、中国側の姿勢を反映してのものといえるでしょう」
2016-05-29 14:57:1425. オバマ大統領「中国とベトナムの間の緊張、あるいは中国とフィリピンの間の緊張、又は南シナ海の領有権を主張するその他の国々との緊張は、アメリカが起こしているものではありません。」
2016-05-29 15:19:3026. オバマ大統領「そしてわが国としては、これら紛争が平和裏に解決することに強く期待しています。それ(平和裏の解決が起きること)を妨げているのは、われわれの行いではありません。」
2016-05-29 15:21:5127. オバマ大統領「中国とベトナムが対話を進め、これらの紛争を解決することをアメリカは歓迎します。これらの紛争については、アメリカは特定の立場をとることはしません。したがって、こらの紛争を解決する力は、中国のみに所在することなります。」
2016-05-29 15:24:10