家政婦✕村上信五

じゃむ@妄想 @Pretty_Eighter8

〈家政婦✕村子信五〉1 俺はほんまは反対やった いくら忙しいからって他人を雇って 家に上げるなんて… 何されるかわからへん 《まぁ、ヒナの気持ちもわかるけど 　とりあえずお願いしてみたらわかる》 そうヨコにアドバイス受けた #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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2 ヨコに言われた通りの番号に電話すると 年齢、性別を選択出来て その通りの人が来てくれるらしい 「デリヘルみたいやな…」 まぁただの家政婦やし、 俺と同い年の女の人を頼んだ 《では明日向かわせます》 「お願いします」 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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3 俺はよくわからへん緊張感の中待ってたら 時間通りにインターホンが鳴る 『初めまして。家政婦の凛子です』 「あー、お願いします」 下の名前だけって余計デリヘルかよ って心の中で呟く 『何日間をご所望ですか？』 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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4 「あー、とりあえず一週間で」 『わかりました』 打ち合わせの様に家の事や 好きな食べ物、洗剤の場所など教え 話している内に同年代だからか 次第に打ち解けていった 「ほな明日から頼むでー」 『はーい！頑張ります！』 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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5 元気が良く、空気が読める 阿呆やけど気遣いが出来て料理も上手い まさに家政婦向きな感じ 俺はもっと彼女の事が知りたくて 頼んでから知らぬ間に１ヶ月も経っていた 「凛子、今日の飯なんやー？」 『今日は鰹のタタキ丼！』 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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6 ほぼ毎日会うから俺は勝手に 自分の嫁みたいに扱ってた けど、終わりは案外早くて 『信ちゃん、ごめんね』 「ええよ。しゃーない」 彼女は転勤になって県外へ出る事に 『私の代わりの人が明後日来るから』 お前の代わりなんか要らん #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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7 俺はお前がいい。 そんな事さえ言えずに 彼女は行ってしまった… ｰｰｰｰｰ 〈村上さん、これは…〉 「これはここ」 〈すいません〉 彼女の次に来た人は 彼女と比べ物にならないくらい 仕事を覚えるのが遅かった #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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∞ 「もう、家政婦いいっすわ」 気付いたら家政婦を断る電話をしてた 彼女じゃないなら家政婦なんか要らん 彼女が居ないなら一人でいい 結局、元の生活に戻った ―――――― それから約半年後 《お前もやるなぁ~》 《うるさいわ//》 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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9 ヨコが家政婦と付き合えたらしい 《10個下か~、ええなぁ！》 《ほんまうるさいって//》 俺も凛子に会いたい… そう思うだけで行動できひんかった ――――― 結局何も出来ないまま 彼女と離れて１年が経った時 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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10 彼女を思い出すから料理をしなくなった 俺の部屋はコンビニ弁当のゴミが増えた 「アイツが見たら怒りそうやな…」 『アイツって？』 「アイツは、……え？」 振り返ると彼女、凛子が立ってた 「は？幻覚？」 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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11 『信ちゃん、会わない間に 　おかしくなっちゃった？w』 何度も目を擦る俺を見てクスクス笑う 堪らず抱き締めると背中に手を回してくれる 『会いたかった…』 「俺も…」 そのまま貪る様にキスして ベッドに押し倒す #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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12 『少し見ない間にかっこよくなったね』 「お前も。めっちゃ綺麗になった」 会えない時間を埋める様に 何度も何度も求め合った 言葉にしなくてもお互いの気持ちが伝わって 激しくも心地よい時間が流れた #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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13 『んやっ、信ちゃん…っ//』 「好きや、もう離れんなよ？」 『ん、大好き…//』 ――――― 「なぁ、こっち戻ってきたんか？」 『うん、一時的な転勤だったみたい』 「そうか」 素肌のまま抱き合って またキスをして #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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14 『信ちゃん、またここに来てもいい？』 改めて聞いてくる彼女 「あ？当たり前やろ、阿呆」 そう言うと安心した様に微笑んで 『あたし、信ちゃん専属の家政婦になる』 「俺、御前以外やとあかんから 　ちゃんと世話せえよ？」 #エイトで妄想 #家政婦のお仕事

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15 『うん！』 また彼女の笑顔を見れる日が来た ――――― 《ヒナ。御前もか…》 《おめでとうな！》 「おう」 一応ヨコとすばるに報告していた時 〈俺も家政婦頼もかな…〉 亮が呟いた言葉は俺の耳に届かなかった END #エイトで妄想 #家政婦のお仕事