-7loops- 一矢報いる流星なりて

#一矢流星 GC有志5期『7loops』に参加しております。 その一矢、『彼女』へ報いる流星となりうるか。 アーチャーの君主、オリオン・レムノス。 続きを読む
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おやすむ💤ウニ @lv100uni

彼女は知らない。オリオンが同じ時を繰り返していることを。 彼女は知らない。もう4回もこの問答を繰り返していることを。 「……なんでバレてるのかなぁ?まるで見てきたような口振りじゃん」 「あぁ。前々回がそうだったからな」 さりげなくループしていることを示唆する。 #一矢流星

2016-06-01 16:39:58
おやすむ💤ウニ @lv100uni

けれど彼女はそれを一笑に伏し、何馬鹿な事言ってんの、と笑った。 そりゃあ確かに、時間が巻き戻る時空災害はあるけどさ。そんなのが起きてるなら、『私』が気づかない訳ないよ。 彼女は確信をもっていつもそう言う。その絶対的な自信の根拠は何なのか、いつも彼女は教えてくれない。 #一矢流星

2016-06-01 16:43:35
おやすむ💤ウニ @lv100uni

オリオンも、最初は何かの冗談だと思った。ルルディが巻き込まれず、オリオンだけが巻き込まれるなんて馬鹿げた話があるものかと。 けれどそれはどうやら真実らしい。何度尋ねようとルルディはループには気付いていない。オリオンだけが気づいている。何度も繰り返している。 #一矢流星

2016-06-01 16:46:01
おやすむ💤ウニ @lv100uni

混沌災害は理不尽だ。必ずしも強い者や博識な者だけが巻き込まれるわけではない。 今回選ばれたのはルルディではなくオリオンだった。それだけの話だ。 ――そうして、繰り返した。 #一矢流星

2016-06-01 16:49:43
おやすむ💤ウニ @lv100uni

やべえ前々回じゃない前回じゃん

2016-06-01 16:50:34
おやすむ💤ウニ @lv100uni

一廻目は、訳も分からず正史と同じ選択をした。 二廻目は、考えうる限りの手を尽くして「あんたについていく」と駄々を捏ね、痺れを切らしたルルディが「ばかなやつ」と言った所で記憶が途切れ、気がついたら戦火から離れた沖合いにいた(おそらく誘惑をかけられたのだろう)。 #一矢流星

2016-06-01 16:54:05
おやすむ💤ウニ @lv100uni

そうして迎えた今回、三廻目。 駄々を捏ねるだけ無駄だと悟った。彼女は自分を帰らせるつもりなのだ。 「――教えてくれ。何が足りない?」 あんたに俺がついていくには何が必要だ? 淡々と遭難した人々を自分の船へ移動させながら、オリオンが問いかける。 「時間稼ぎのつもり?」 #一矢流星

2016-06-01 17:08:53
おやすむ💤ウニ @lv100uni

欄干に腰掛け、船が空くのを待っているルルディの琥珀の瞳が動いて、じろりとオリオンを見た。 「違う。次に活かす」 ループが次も続くとは限らない。だが次が無いとも限らない。 まだ三廻目。まだ時間はあるはずだ。 だってまだ何も知らないのだ。彼女のことも。このループの真実も。 #一矢流星

2016-06-01 17:19:47
おやすむ💤ウニ @lv100uni

あくまで「ループしている」という体を貫くオリオンに、ルルディは怪訝そうな顔をした。何か違和感。 「……まぁ、いいけど。そうだなー、オリオン。君に足りないのは……色々あるけど、やっぱり『強さ』かな」 「強さ、か」 真っ当な答えのように思える。 #一矢流星

2016-06-01 17:24:17
おやすむ💤ウニ @lv100uni

オリオンには強さが足りない。彼女の隣に立つだけの強さが。 ルルディの言葉を真剣に吟味している青年を見て、彼女は意味深に微笑んだ。美しい笑顔が咲く。 「駄目だよ。それを言葉通りに受け取ってるうちはまだ、貴方は相応しくない」 「……それは、どういう、」 #一矢流星

2016-06-01 17:28:31
おやすむ💤ウニ @lv100uni

追撃のような投げ掛けられた言葉の意味を諮りかねているうちに、時間が来てしまったようだった。ルルディが此方を待たず手を振り、おんぼろ船へ飛び移る。 オリオンは霧の向こうへ消えていく孤独な船を見送る事しか出来ない。 #一矢流星

2016-06-01 17:34:00
おやすむ💤ウニ @lv100uni

彼女はあの後どうなったのだろうか。かなりの激戦だったはずだ。そう簡単に死ぬとは思えないが、魔境内では何が起こるか分からない。 彼女を迎えに行くつもりでいた。大戦終了当日は追撃戦に追われたので、翌日にでも。 だが、その翌日がいつまで経っても来ない。 #一矢流星

2016-06-01 17:37:39
おやすむ💤ウニ @lv100uni

このループに巻き込まれたことにより、終わらない戦いと、変わらない問答を繰り返している。 三廻目の今日が終わる。 ――目眩のような、感覚。 「あぁ……またか」 またループする。4月8日はまだ来ない。 #一矢流星

2016-06-01 17:41:51
おやすむ💤ウニ @lv100uni

(強さ……強さって、何なんだろうな) そんなことを漫然と考えながら、時を遡る。 情報が足りない。調べなければ。 いやまずその前に、戦火の最中にまた放り出される。素早く状況を把握し、安全の確保が先か。 #一矢流星

2016-06-01 17:55:20

4廻目の1日目(通算1日目)

おやすむ💤ウニ @lv100uni

【戦闘/戦功8】オリオン@連合に陣営を越えた対ゴリラ共同作戦の誘いが。HP-9。この診断結果は特別に他の勢力からの支援を受けられ、三勢力全部から支援が得られればSP+14、でなければSP+7。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦 #GC七廻

2016-06-01 18:00:12
サムクサイヌ_fateUM/PL:hinoe @hinoe_uma2

@hisyabun_sk (連合から支援ですー) 「今日はゴリラ退治日和だよなあ」 狼の毛皮を被った男が、暢気な声と共に歩いてきた。 「俺はウールヴヘジンのエッベ。俺もこの作戦に参加したい。なに、足手纏いにはならないさ」

2016-06-01 18:12:02
おやすむ💤ウニ @lv100uni

@hinoe_uma2 (支援あざます!) 「ウールヴヘジン?ってことは、あんたレイヤー:ヒロイックか!」 狼に似せた外見とその言葉で、すぐに彼が神話上の神を真似ているのだと知る。ウールヴヘジン、狂戦士の語源にして狼の王。なるほど腕は立つだろう。 「そいつは助かるな」 →

2016-06-01 22:17:59
おやすむ💤ウニ @lv100uni

@hinoe_uma2 「俺は見ての通りの弓兵、近距離戦は苦手でね。よければあんたを主戦力に据えて、俺にその支援をさせてくれないか?」 人好きのするような笑顔を浮かべ、青年は手を差し出す。 「俺はオリオン。オリオン・レムノスだ。同じ連合同士、仲良くやろうぜ」

2016-06-01 22:21:22
サムクサイヌ_fateUM/PL:hinoe @hinoe_uma2

@hisyabun_sk 「よろしくな、オリオン」 差し出された手を握る。 「本職の射手の援護射撃があるなら、何より心強いな。前衛は任せろ。作戦の成功を約束するぜ」 八重歯を見せて笑うと、作戦を確認しに陣営へと歩いていく。

2016-06-02 11:36:16
エヒト@同盟邪紋七廻GC @cliwe_gc

@hisyabun_sk 同盟から支援します 「君主に命じられて来たわ。エルフのエヒトっていうの。よろしくね」

2016-06-01 18:18:45
おやすむ💤ウニ @lv100uni

@cliwe_gc 支援あざます! 「俺はオリオン。こちらこそよろしく。勢力は異なるが、共に戦おう。……それにしても、エルフか。実物を見るのは初めてだ……本当に耳が尖ってるんだな」

2016-06-01 22:23:55

クランとイーファ

悠凪 @yuunagi005

@hisyabun_sk (もう来てますが支援) 「相変わらずゴリラの多い戦場だね……微力ながら支援させてもらうよ」 灰色の狼を連れた灰色の魔法師が声をかけてきた。 「私はクラン、こっちはイーファ。よろしく」 「ぐるぅ、わう!」

2016-06-01 21:27:30
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