すみゆ忍◇【バット・ザ・ビキニング・オブ・ザ・ハカバライブ】◇ニンジャ二次創作

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「グワーッ！？」カネサカは空中で静止！コレは如何に！「オハヤシ・ジツの真髄……ジゴク！」彼は低い声でシャウトを叫ぶ！「テメエ何を」「このオハヤシを聞いたものは等しく敵を止める……」ジョイオハヤシが勝ち誇ったように言った。「今から貴様を殺す！」 #wsb_txt

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ジョイオハヤシは空中で静止するカネサカを仕留めるべく飛び上がる！「イヤーッ！」おお、見よ！あれは暗黒カラテ技！カマキリ・トビゲリ！「アバーッ！」カネサカの肩を足が貫通し、頭を蹴り！カネサカは空中でたたき落とされた！「アバーッ！」 #wsb_txt

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しかしジョイオハヤシの反応は不満なものであった。カラテをあまり鍛えていない彼に取ってカマキリ・トビゲリはキリフダに等しい技であった。敵が爆発四散していないのを見ると、仕留め切れていない。「……まあよい。ザイバツの障害にもならん」ジョイオハヤシはシノブエを手に取る #wsb_txt

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一方カネサカはソーマト・リコール状態に陥っていた。(((チクショウ)))カネサカは己の無念を嘆いた。(((どうして)))彼は既に戦意を喪失しかけていた。薄暗い空間の中で、彼はドゲザの姿勢となり、絶望に浸っていた。あのオハヤシが流れている。身体が動かない。 #wsb_txt

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(((ファック！ファーーック！)))カネサカは心のうちで叫んだ。このまま死ぬ事も考えた。このまま死ねば、メンバーと会えるかもしれない。そのとき！カネサカの耳に、心地よいスネアドラムの音が入り込んだ。重々しいベースの音。ギターの音。彼は聞き覚えが有った。 #wsb_txt

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デスメタルだ！カネサカは顔を上げた。薄暗い空間がスポットライトめいて光り、彼の目には眩しい光景が映った。そこに立つ者たちのシルエットには見覚えが有った。ヤマノテ、ニイヤマ、そして…深緑色の影。(((生きるか死ぬか)))カネサカは無意識にその言葉を呟いた。 #wsb_txt

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その言葉を呟いた途端、彼は何かを確信した。バンドメンバー達のシルエットが見えなくなる。生きるか死ぬか。自分はニンジャになった。今、何故あのニンジャと戦っている？それは無論、仇討ちだ。あのニンジャはあの時此方を見下ろしていた。爆弾を投げ込んだのだ！ #wsb_txt

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偶然ではなかった。いいや、理由などどうでもよい。今はこのニンジャを殺さねば気が済まぬ。バンドメンバーを失った怒り、いや……デスメタルを侮辱された怒り。もはやどうなったかすらわからない怒りが込み上げてきた。カネサカは、生きる道を選んだ。 #wsb_txt

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「イヤーッ！」ジョイオハヤシがチョップを振り下ろす。「イヤーッ！」瞬間！カネサカは突如として起き上がると、腕をクロスさせチョップを防いだ！「バカナー！？」ジョイオハヤシは狼狽する！「お、オノレ！ザイバツ・ニンジャの私が……！」彼はオハヤシを吹くべくシノブエを… #wsb_txt

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「ザイバツ・シャドーギルド……？知らねェよ！イヤーッ！」カネサカは無骨なカラテパンチを繰り出した！「グワーッ！？」ジョイオハヤシはウカツを晒し、敵にシノブエを破壊されてしまった！そしてカネサカは手元にあったガスマスクをつけた。彼はソレをメンポとした。 #wsb_txt

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「私の！シノブエが！アーッ！お前達援護を！」「「「イヤーッ！」」」ここで黒子達がタイコを捨て、初めて飛びかかった！「イヤーッ！」カネサカはギターを持った。そしてそれを振るった！「「「グワーッ！」」」弾き飛ばされる黒子達！「雑魚！」 #wsb_txt

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「ヒ！」ジョイオハヤシが一歩下がる。カネサカはガスマスクメンポの中心にスピーカーを取り付けた。彼はネクロ・ニンジャの言葉を思い返していた。(((俺のライブはこれでおしまいよ。今度はお前が奏でるんだぜ！俺はお前に力を授けた！お前のライブを…俺は見てるぜ！))) #wsb_txt

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カネサカはギターを持った。大きく息を吸った。ジョイオハヤシはへっぴり腰ながらカラテを構えている。ニンジャなったばかりの自分は、カラテに関してはからっきしだ。だが、音楽ならば。カネサカはギターを鳴らした。アンプは必要ない。鳴らすだけで良い。 #wsb_txt

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「俺の歌を！」カネサカはギターを搔き鳴らした！「聞け！」ハカバにデスメタルが響き渡る！「これは一体……！」ジョイオハヤシが狼狽する！ナムアミダブツ！なんたる生の冒涜！突然無数のハカイシの下から、青白い光りを纏ったアンデッド達が這い出てきたのだ！「アバー」 #wsb_txt

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「アイエエエ！」黒子の一人が這いずり出てきたアンデッドに食い殺される！「アイエエエ！アイエエエ！アバーッ！」二人目、三人目！黒子が全滅！「な、な、な」ジョイオハヤシは戦意を喪失！彼は失禁し、カラテを構える事すらできなくなっていた。 #wsb_txt

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ハカバはあっという間にアンデッドと二人のニンジャだけとなる。アンデッド達はカネサカをブッダのように崇め、彼の周囲で渦巻いていた。「ア……アイエエエ……」ジョイオハヤシは恐怖の声を出した。「なあ、聞かせてくれや。ジョイオハヤシ＝サンよ。感想を。ハイクでもいいぜ」 #wsb_txt

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ジョイオハヤシが狼狽える。「そうか」カネサカはギターを鳴らした。「アバー」突如アンデッドがジョイオハヤシに飛びかかり、右腕を食いちぎる！ 「アバーッ！？」もう一匹！左腕！「アバーッ！？」もう一匹！右足！『アバーッ！？」もう一匹！左足！「アバーッ！？」#wsb_txt

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ナ、ナムアミダブツ！ジョイオハヤシの四肢は捥がれ、アンデッド達にミコシめいて担がれている！「アバッ……殺してくれ」ジョイオハヤシは白い目で言った。「ダメだ」カネサカが無慈悲に答える。「お前にはジゴクよりも苦しい罰を与えてやるぜ。なぁ、ザイバツ・ニンジャよ」 #wsb_txt

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「アバー」「アバー」アンデッド達がひと際大きなハカイシの下の土を掘り始める。そこには何も無い。「何を…アバッ」「埋める」カネサカは言った。「アバッ、アイエエエ！？」ジョイオハヤシが目を見開いた。「生き埋めだ。小さな穴をあけておいてやる」 #wsb_txt

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「ヤメロー！」「ダルマになっても生きてるんだ。空気が有れば土の中でも生きれるだろ」アンデッド達がダルマとなったジョイオハヤシを穴の中へと突き落とした。「じゃあな。オタッシャデ」カネサカはそう言うと、穴に土を落とし始めた。そしてジツを解いた。 #wsb_txt

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静まりかえったハカバに朱色のジュー・ウェアニンジャ装束を着たニンジャが音も無く降り立った。彼は少しばかり訝しんだ後、大きなハカイシの下を掘り起こした。そこには四肢をもがれ、メンポから息を吐き、瀕死のジョイオハヤシがいた。「……ブザマだな」レッドドゥームは呟いた。 #wsb_txt

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「アバッ…レッドドゥーム＝サン、助けてくれ」ジョイオハヤシが泣きながら答えた。「……そうさな、助けた方が良いだろう」彼は右手を赤熱させながらジョイオハヤシの首を掴み、穴から持ち上げた！「アバッ！？アババババババババーッ！？」「貴様はもういらん」 #wsb_txt

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ナムアミダブツ！レッドドゥームの右腕は赤熱後、青く燃え上がる！「貴様、この、こんなこと、背信行為、アバババババーッ！」「俺のこのアオイ・カトン・ジツはワイルドハント＝サンにも明かしておらぬ」レッドドゥームは青く燃える腕を離さず、無感情に言い放った。 #wsb_txt

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「助けてくれるのでは！」ジョイオハヤシが泣いて懇願する。「ああ助けてやるとも。オヒガン送りだがな」レッドドゥームは無感情にジョイオハヤシを一瞥すると、それを放り投げた。「アババババーッ！」ジョイオハヤシは燃え上がった。「サヨナラ！」彼は爆発四散した。 #wsb_txt