禁恋-悪魔に惹かれて-

ゆずなぎ @yuzukinagi_you

⑲ ふわりと笑みを浮かべ、擦り寄る彼女がただただ愛しい 快感に身体を震わせる彼女の髪を撫でながら 『今回だけやからな…』 立ち尽くす影を一瞥した 『次はないで、分かってるやろ？』 びくっと肩を竦めたソイツに #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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⑳ 『ん…じゃあ、続きは俺も一緒な』 いつもの様に視線で合図を送る 安心した表情で微笑むと頷く影 「…ぁ…っ、んん…」 腕の中の彼女にキスを落とし 『…まだ欲しい…？』 蜜を掬って秘部の飾りを転がす 「ひあっ、ん…っ、あぁっ」 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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21 少しの刺激で跳ねる身体 『んふっ、腰擦りつけて…可愛いわ』 自身をあてがい腰を沈めていく 「ふ…ぅ、あっ、んんっ」 『は…っ、ぬるっぬるやん…っ』 離さないとでも言うように絡みつく襞 『俺、ヤバイかも…っ』 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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22 ゆったりと腰を揺らし 「あ…っ、んぅ、あぁ…っ」 首筋に顔を埋めて俺の痕を刻む 「…っぁ、ひゃう…っ」 そっと彼女の蕾を蜜で濡れた指で撫で 「は…ぁっ、んっ」 丁寧に解していく 「んあっ、あ…ぁっ」 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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23 蔦が胸を刺激しつつ、蕾の周りを這い 『だいぶ我慢させてもたからな…ええよ』 影が嬉しそうにソコへ自分を差し込む 「や…ぁ…っ、んぅ…っ」 蕾の奥へ影が進むのに合わせて中を掻き乱すと 「…っ…ぁ、あっ、ああ…っ」 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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24 小さく何度も果てては、痛がる様子もなく受け入れていく 「ただ、よ…し…っ、ふ…ぅっ」 不意に近付く唇 『ん…っ』 彼女の後頭部を抑え、口内を乱す 「んん…っ、んっ、ん…ぁ」 無意識に俺を煽るんやから、たまったもんやない #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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25 『…は、好きや…っ』 腰を引き寄せ、本能のままに求め合う 「あっ、んんっ、ああっ」 ぐちゅぐちゅと、いやらしい水音が響き渡り 「や…あっ、はっ、んうっ」 濡れた瞳と甘い嬌声に誘われ 「っぁ、んっ、ひあっ」 激しさを増す律動 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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26 「…ふ…っ、ぁ…んんっ」 中で影と俺自身が擦れる様な感覚に、快感が押し寄せる 『…っ、も…あかん…っ』 大きく何度か突き上げると 「んっ、あっ、ああぁっ」 彼女の中へ熱い欲を吐き出した ・－・－・－・－・－・－ #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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27 朝の陽射しが差し込むベッドの中 「ん…」 目を覚ますと、隣には彼の姿 『…起きた？』 髪を指で梳き、優しく微笑みかける 「あ…れ…？私…」 どうしてベッドに居るのか考えようとしても、頭にモヤがかかっていて良く思い出せない #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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28 『昨日の事、覚えてへん…？』 「…あんまり」 バツが悪そうに苦笑いを浮かべ 『ごめんな…コイツが暴走してもてん』 後ろに送った彼の目線を辿る 「え、？」 そこに居たのは… 「大倉、さんが…２人？」 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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29 もう１人の大倉さんだった 『俺の使い魔』 「え…じゃあ…」 『そう、温室に居るあの蔦がコイツ』 ２人を交互に見比べ、気付いたのは瞳の色が違う事 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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30 『最近、俺としかシてへんかったやろ？やから、コイツの精気が足らんくなったみたいで…お前を襲ってもたんよ』 そう言われてみれば…確かにそんな様な記憶がうっすらと残っている 『もう２度とさせへんから…ホンマごめん』 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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31 ２人揃って申し訳なさそうに頭を下げた 「謝らないで下さい、私あんまり覚えてないんですし…また同じ事をされないなら気にしませんから」 私の言葉で顔を上げ、目尻をさげる影 何をされたかは…何となく、分かる…// #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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32 だって精気って…そういう事でしょ？ 「だから、大倉さんも気にしないで下さい」 彼の傍に居ると決めた時から、ある程度の事は覚悟してるもの 『うん、分かった…分かったけど、それ嫌や』 寂しそうな、拗ねた様な表情の彼 「…それ…？」 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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33 何の事か分からなくて首を傾げる 『大倉さん』 …ますます分からない 「？だって、大倉さんでしょ？」 『…忠義がええ』 ぽつりと呟き、真っ直ぐ見つめる瞳に囚われる 「ただ、よし…」 この響き…私、知ってる…？ #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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34 『そう、忠義』 ふと、頭の中に声が響いた 〝『忠義って、呼んで…？』 そっと耳元で囁かれた言葉 「んっ、ふ…ぅ…ただ、よし…？」 『そう、忠義』 満足そうに笑みを浮かべた彼に、気持ちが満たされていく #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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35 「…ただよ、し…っ、あっ、あぁ…っ」〟 たった一瞬駆け抜けた映像 「！？///」 それが妙にリアルで、昨夜の出来事の１つなのだと理解するのに時間はかからなかった 『どうしたん？』 いつの間にか影は姿を消し、目の前には愛しい彼だけ #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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36 「…っ、いえ…//」 何だか顔を見るのも恥ずかしくなってしまって、彼の胸に顔を埋める 『もう呼んでくれへんの？』 上から降る声に胸が締め付けられそう 『…覚えてないんやもんな、しゃーないか 笑』 諦めて、また髪を撫でる彼の指 #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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37 ううん…そうじゃない、恥ずかしいだけなの 『そろそろ朝ご飯作らなな。あ、精気吸われまくって今日は起き上がられへんやろうから…ゆっくり寝といて』 いや…待って…っ するりと私の身体から腕を退け、ベッドから抜けようとする彼の腕を掴む #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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38 『ん？どしたん？』 ぽんぽんと頭に手を乗せ 『すぐ戻るから、な？』 私を宥める彼のシャツを引き寄せると 『うわ！？』 「忠義…//」 小さく耳元で囁いた 『っ！//』 驚いた表情で私を見つめる彼へ #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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39 ちゅっ 唇にキスを落として勢い良く布団に潜り込んだ ぽかーんと立ち尽くし、ハッと我に返ると 『ちょ、今のもっかい…っ』 ベッドに手をかけた そっと布団から少しだけ顔を出し 「…忠義、さん…//」 今度は視線を合わせて名前を呼ぶ #続･禁恋-悪魔に惹かれて-

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40 『さん、は要らんけど…今はそれでええわ 笑』 お返し、と言って額にキスを１つ 『じゃあ、ご飯用意してくるな？』 パタンっと閉じた扉、その向こうで 『やっば、今度は俺が襲いそうになった…』 欲に耐える悪魔が１人悶えていた ２人のお話は、これでお終い #続･禁恋