【ラブライブ!サンシャイン!!】1期放送開始前夜に思っていたこと
- momorin_cloverZ
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Aqoursの物語が、μ’sの物語の延長線上にあることは、おそらく間違いないでしょう。すなわち、μ’sが幕を下ろすあのとき最後に導いた、μ’sの先の「スクールアイドルの未来」「ラブライブ!の未来」が、Aqoursの物語として形になる、ということなのだと思います。#lovelive
2016-07-01 23:07:38μ’sがあのとき、あの「いま」よりも先に進まなかったのは、スクールアイドルとして生き抜くこと、そしてスクールアイドルを未来に届けることを選んだからでした。そんな彼女たちが導いた未来の物語こそが、Aqoursの物語であって、その未来がついに描かれていくわけです。#lovelive
2016-07-01 23:10:53内浦という場所 ― 東の海/西の海
Aqoursの物語の舞台である内浦は、伊豆半島の西岸。面しているのは太平洋でありながら、西に向かって海が広がっています。このロケーションと、ラブライブ!にとっての海というモチーフからは、ひとつの対比が連想されます。#lovelive pic.twitter.com/BrFdPR3Esj
2016-07-01 23:19:29ラブライブ!2期11話、東に太平洋が広がっているはずの国府津の海岸でμ’sは、東に沈む夕日を見た。たとえ他の誰があの海岸に足を運んだとしても、夕日を見ることはできない。この景色はまさしくμ’s9人だけのものでした。#lovelive pic.twitter.com/CwauRIaKGx
2016-07-01 23:23:332期11話の「東に沈む夕日」については、かつてまとめたものがあるので、ぜひご覧になってみてください 【ラブライブ!2期】11話感想まとめ。―9人の海、9人の決断、9人のμ's - Togetterまとめ togetter.com/li/683162 #lovelive
2016-07-01 23:24:29太平洋に沈む夕日はμ’s9人だけに見えた景色であり、9人だけの海岸で物語を閉じる決断をした。しかし、内浦という場所は、西が海に面しています。翻ってAqoursは、太平洋に沈む夕日から物語を始めることができるのです。#lovelive pic.twitter.com/Xj6AMYbOcJ
2016-07-01 23:29:30μ’sが幕を下ろす決断をした、太平洋の夕日。しかし、太平洋の夕日に照らされる内浦の土地でAqoursは、その夕日と海に輝きの希望を託す。太平洋に沈む夕日の終わりと始まりが、海を対称軸に反転して、繋がっていたのです。#lovelive pic.twitter.com/hsWLGQyP49
2016-07-01 23:34:45μ’sにとってのひとつの終わりの夕日は、Aqoursにとってのひとつのはじまりの夕日になる。このことが、サンシャイン!!の物語にとっての「海」の存在の大きさに繋がっていると思います。太陽のきらめきを反射する海は、μ’sとAqoursの物語の絆だと感じています。#lovelive
2016-07-01 23:39:26「私たち、輝きたい!」という動機
Aqoursの若さ
Aqoursの物語には、想像よりもμ’sの存在が前面に出ている印象を受けました。ラブライブ!というひとつの世界のなかで、少なからずセルフパロディ的な対比としての面白さもおそらく用意されているでしょう。ですが、その対比はAqoursの物語の本質ではないと思います。#lovelive
2016-07-01 23:51:23Aqoursの物語は、μ’sが導いたスクールアイドルの未来が描かれていくはずです。そこには、決してμ’sの投影だけではない、まったく新しいスクールアイドルの物語の一形態を期待せずにはいられません。Aqoursはラブライブ!を更新していく姿を見せてくれるはずです。#lovelive
2016-07-01 23:53:53ラブライブ!を更新していくことを可能にするのは、ひとえにAqoursの若さ、サンシャイン!!という世界そのものの若さであると思います。若さは、否応なく新しさを導くことでしょう。自分にとってAqoursの姿は、抑えきれないほどの若さに満ち満ちて感じられています。#lovelive
2016-07-01 23:56:19Aqoursの最大の特徴は、スクールアイドルへ向かう「私たち、輝きたい!」という動機にあると感じます。廃校阻止のように具体的な終着点のない、とても抽象的な動機からスタートする。その内実はいかなるものなのでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/8Guu7gjbmY
2016-07-01 23:59:05Aqoursの「輝き」とは
「私たち、輝きたい!」というAqoursの動機を聞いて、すぐに浮かんだ問いがありました。Aqoursはすでに凄まじい期待を集め、シンデレラストーリーを駆け上がっている。どう見てもすでにきらっきらに輝いているのです。#lovelive pic.twitter.com/6jwusjxsWg
2016-07-02 00:02:08すでに十二分に輝いているように見えるAqours。しかしそれは、ラブライブ!という一連の世界のなかで、μ’sという太陽が放った光をまっすぐに受け取って、その光をそのままに放っている、まだ「透明な存在」だからだ、という側面を否定することはできないと思っています。#lovelive
2016-07-02 00:05:33Aqoursの目指す「輝きたい!」は、「透明な存在」としてμ’sの放った光をそのまま受け取って輝くのではなく、受け取った光をAqoursなりに屈折させて9色の鮮やかな輝きに変えること、いわばラブライブ!の光で自分たちらしく輝くプリズムになることであると感じます。#lovelive
2016-07-02 00:10:01そしてやがてAqoursは、μ’sという太陽が放った光を浴びて輝きに変えるだけでなく、Aqours自身もまた光を放つ存在になっていくのだと思います。ラブライブ!という世界のサンシャインは、憧れの存在が浴びせかけてくれた光から、自ら放つ光へと繋がっていくはずです。#lovelive
2016-07-02 00:13:56そもそもアイドルの輝きとは、そうした光の両義性を含むものだと思います。照明やファンの期待、先駆者の輝き、アイドルという世界といった外から照らされる光。夢、希望、憧れといった内から放つ光。その両面が重なって、Aqoursのサンシャインは輝きを増していくのでしょう。#lovelive
2016-07-02 00:17:37Aqoursはまだ裸足です。まだ裸足なのに、壮大な夢への階段を駆け上がる運命が、そんな物語への希望が、「輝きたい!」という願いが、外から〈到来〉してしまった。そんなスクールアイドルが描く未来に、心から期待します。#lovelive pic.twitter.com/KWMsAS5ZE9
2016-07-02 00:21:49μ’sが願った未来、Aqoursのいま
μ’sとAqoursの距離というものをどう受け止めたらよいのか、戸惑いのなかに今日を迎えている人もいるように思います。しかし、その答えを、まさしくAqoursが示してくれるのだと思います。なぜなら、他の誰よりも彼女たち自身が、そのことを考えているはずだからです。#lovelive
2016-07-02 00:28:13