イギリス植民地軍における「マーシャル・レイス」とナショナリズム
英領インドをはじめとする英領植民地において、植民地軍の統制を目的として導入された「マーシャル・レイス」(Martial Race)という概念と、その概念が独立後の社会に与えた影響についてのまとめ。
帽子男
@alkali_acid
ガンジーは確かにヴァイシャ(と言えるかどうか微妙ではあるが)だったが、どちらかといえば「文民ナショナリスト」の内訳としてバラモンの比重をみていくと
2016-07-03 15:17:26
帽子男
@alkali_acid
@alkali_acid 端的に言うと戦闘部門がわに不満はあっても、外から見て不公平だとか言うほど、内部ではバラモン層による指導に文句は出せない固い世界観がある
2016-07-03 15:20:54
帽子男
@alkali_acid
それで話が済まないのが近代国家というものではあり、では政治のバラモン偏重があらたまったかというと、まあダリット出身者が首脳になったり、色々変化はみられるとはいえ
2016-07-03 15:23:29ナレンドラ・モディ
帽子男
@alkali_acid
@RASENJIN ナラヤン大統領とかもいらっしゃいましたな。そういう「融和の例」はポツポツいるとはいえ、国民会議派にせよ人民党にせよ共産党にせよ、バラモン(ブラフミン)の勢力の強さはやはり問題になっており、それは軍事におけるクシャトリヤ偏重と同様になかなか改善が進まない
2016-07-03 15:35:02
帽子男
@alkali_acid
なので「マーシャル・レイス」と対峙する「文民ナショナリスト」なるものの階級制も考え合わせると、やはりナクサライトが何とかするしか(なおナクサライト指導部もバラモン多いもよう)
2016-07-03 15:36:30
帽子男
@alkali_acid
感覚的に近世「スイス人」をマーシャル・レイスって言って、イタリアにおけるマーシャル・レイスと文民ナショナリストの対立とかを語る感じだが。まあ間違ってはいないか。
2016-07-03 15:46:30
帽子男
@alkali_acid
でも、それだと「大英帝国の一員として大戦に従軍したインドの将兵は何を思っていたか」をマーシャル・レイスの視点で語るのはちょっとやりすぎだな。
2016-07-03 15:47:32
帽子男
@alkali_acid
大英帝国のマーシャル・レイス概念。有効であると同時に、「クシャトリヤ」「シーク教徒」「グルカ民族」を実務上、同一線上に扱っていたとはちょっと思えないので、マーシャル・レイス概念に対する現代の光の当て方が雑という気もする
2016-07-03 16:24:14