星祭の宴~鶴の舞~

鶴が二羽舞ったようです
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露ノ鶴 @tsuru26tsuru

(空を見上げ満足げに目を細め)おや、いい具合に日が暮れてきた

2016-07-07 19:46:34
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

ふう……よし、間に合ったか?着慣れないから手間取った……(内番衣装の襷を解いたものを纏い、羽衣を羽織り。首と手首、足首にそれぞれ飾りを結わえて急ぎ足で)

2016-07-07 19:53:09
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 おや、時間ぴったりじゃないか(からかうように笑って見せるその姿は白い着物に袴の通常のものに羽衣を羽織り、赤と金の髪飾りと同色の首、腕、足首の飾りをつけ足した簡易なもので)

2016-07-07 20:06:39
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru いやいや、すまんな。光坊がちゃんと夕餉を終えるまで見張っていたもんで……(苦笑して緩く首振れば頭につけた髪飾りの蒼い石が揺れて) 今宵は良い具合に雨も降らなかったな。舞を捧げるにはもってこいというところか?

2016-07-07 20:08:38
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 ああ、そういうこった。お天道さんも空気を読んだか(楽し気に笑う視線の先に整えられた舞台は水が張られた大きめの池の上。夜に合わせて沢山の花の蕾が描かれた五つの灯篭が浮かび、常からかかる橋の欄干には大きく飾り付けされた笹も見え)

2016-07-07 20:11:13
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru 雨が降ったら濡れてしまうよな……だが万葉集には、振る雨は二人を隔てるものではなく彦星が会いに行くための舟の櫂が掻く水しぶきともあるぜ。また後でその歌、短冊に書いたのを渡そうか(笑みを零してはゆっくりと池の方へ足を進めるが、ふと止まり)……落ちないよな?

2016-07-07 20:16:44
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 天の川 浮津の波音 騒くなり 我が待つ君し 舟出すらしも…なんてのもあったか。他国では雨は出会えた喜びの雨らしいがな裸足で踏み出す池の上。水面に映る天上の星の川も相まって常より神聖な空気を作る本丸に思わずくすりと笑みが零れ)さぁて、…やるか →

2016-07-07 20:22:37
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (足首の飾りが金属特有の涼やかな音を立てると水が跳ねることもなく波紋を描くのみで水面に立ち、視線で隣に並ぶ相手に合図をすると空に真白き紫陽花を飾った緋の扇を翳して楽の音を待ち)

2016-07-07 20:23:20
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru ああ、そういうのもあったなあ……ま、その話は後程しようか。ふふ(後を追うように池の上に素足乗せては、波紋を描くのみで飛沫もない様に目を丸くし。しかしすぐに笑み深めて桔梗飾りのついた扇を翳し、鳴る楽を待つように琥珀の双眸伏せて空を仰ぐ)

2016-07-07 20:26:59
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (途端に響く低い低い弦の音に続く高い笛の音。何処から聞こえてくるやらも分からぬ楽の音にふと瞼を押し開けると滑るように足を動かして顔に翳した扇をそのままにくるりと回って。それを追うように衣もふわり舞踊り)

2016-07-07 20:32:19
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (琴の音が流れるのに瞳を開き、足を差し出しては波紋と感じる冷たさに薄く笑みを浮かべ。先に踏み出した相手の後を追うように回り、流れるように腕を伸ばしては、扇の桔梗が僅かばかりの風に揺れてふわふわと動き)

2016-07-07 20:38:48
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (す、と音もなく真白の紫陽花が飾る扇の下から顔を覗かせると金の瞳を和ませ、そのまま扇を胸元に押しつけ微笑むともう片方の手は天へと伸ばし背をのけ反らせて祈るように星々を見つめ)

2016-07-07 20:42:49
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (桔梗飾りの扇広げれば、描かれた白竜胆と蛍が月の光で微かに透けて。水平にしたそれへ手を添えるようにひらり扇ぐと、腕につけた飾りの蒼い石がさながら牽牛の星のように煌き。花綻ぶように笑みを深め、扇と共に空を仰いで薄く開いたくちびるから夜気を吸うようにし)

2016-07-07 20:49:05
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (しゃらり、しゃらりと飾りを涼やかに鳴らしつつ静かに水面に足を滑らせ、とんと軽く跳躍しては灯篭のひとつの傍に降り立ち。閉じた扇を唇に挟んでは祈るように跪くと、灯篭に描かれた撫子が蛍のような光とともに花開き)

2016-07-07 20:56:17
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (燈籠がひとつ花咲かせるのを視界の端に捉え、こちらもとばかりに水面を滑るように動き。流れる燈籠の傍に歩み寄るも何かを惜しむように瞑目しては開いた扇を胸元に翳し、くるりと。さながら橋を渡す鵲が如く燈籠の傍を緩やかに回って)

2016-07-07 21:05:43
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (水面に映る天の川も相俟って二つの星を橋渡しする鵲のようにも、身体に飾られた赤い石のせいか織姫を体現するようにも見えるその姿でふわりと羽衣に風を纏わせ。再び水面に足を滑らせると星の雫を掬っては振りまくようにゆったりと舞い)

2016-07-07 21:12:20
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (ぱちり、扇を閉じてはその先で燈籠をつつくように触れると、描かれた花菖蒲が途端にそこから伸びてふっくらと紫の花を綻ばせる。満足げに笑みを浮かべては一礼するかのように閉じた扇胸元にやって花に頭を下げると、再び広げた扇できらきらと舞う星を掬って次の燈籠へ)

2016-07-07 21:16:10
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (目の端に映る見事に花開いた花菖蒲に笑みを向けると軽い足取りで歩を進め次に舞いつつ膝をついたのは未だ蕾のままの燈籠で。口元を隠していた扇をそちらに向けてふっと息を吹きかけると見事な真白の桔梗が咲き誇り、ふわふわと光舞う舞台は最初よりも明るく照らされ)

2016-07-07 21:21:57
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (白い桔梗の綻ぶ様に目を丸くするもすぐに笑み、勝手知ったる様子で緩やかに跳ねては次の燈籠へ向かい。木槿の蕾の前にて恭しく礼をしては開いた扇で顔を隠し、羽衣に舞台の光を孕ませるようにくるりとその場でひとつ回って飾りを蒼く煌かせ)

2016-07-07 21:32:41
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (冷たさに目を細めつつも足を滑らせては重心を移動し手首を返してひらりひらりと蝶のように扇を舞わせたかと思うと星空へと放り、天女もかくやという足取りで軽く舞ってそのまま扇を片手で受け止め。両手で祈るように扇を天に翳し翳して)

2016-07-07 21:38:05
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (流れる空気の清廉さに自然と笑みを形作るくちびるをそのままに燈籠へ向き直り、開いた扇に舞台の光を掬ってそのまま燈籠へと零せば応じるように木槿が燈籠から伸びて花を咲かせ。香り漂わせる様に緩く跳ねて離れては相手へと柔らかな目配せを送り)

2016-07-07 21:42:42
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (目配せに気付くとくすぐったそうに笑って最後の中央に漂う燈籠の元へと進み、少し迷うような素振りで周囲を行きつ戻りつしながら紫陽花の飾られた扇を畳むと勢いよく振り下ろし。ぴたりと止めたその下では見事な睡蓮が咲き誇るとともに光の粒子が舞台を満たして)

2016-07-07 21:46:57
一期一振@藤黄(不定期浮上) @Touou1512

@tsuru26tsuru (水連が咲くと同時に何処からかひらひらりと舞台に下りてくる桜の花弁に柔らかく目を細め、鵲の舞うが如く手を伸ばし空を仰いでは開いた扇から徐に手を離し。水面に落ちるか落ちないかのところで受け止めて悪戯っぽく笑みを零して身体を伸ばすように踊り)

2016-07-07 21:51:11
露ノ鶴 @tsuru26tsuru

@Touou1512 (花弁と光の粒子、星の輝きに支配された舞台では花々が咲き誇り、決して戻ることはない時と変えさせないという意志、死者への祈りが混在してその真中で白い二振りはくるりくるりと重さを感じさせず舞いを披露し)

2016-07-07 21:54:43