シェルターへの補助金や公営シェルターががうまくいかない理由

今回の選挙で複数の立候補者が挙げた「殺処分ゼロ」のスローガン。具体的な対策として挙げられた「公営シェルター」や「シェルターへの補助金」は殺処分ゼロに対して効果があるのか疑わしく思いました。twitterでの呟きが好評だったので、はじめてですがまとめてみました。
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はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
【「シェルターの補助金」がうまくいかない理由】 ①健全な運営が為されているかどうかの評価が困難 補助金を保護団体に給付する上で、いくら給付するか?という疑問が生じます。保護団体の活動を評価するには具体的な数値が必要になりますが、もっともわかりやすい指標は“譲渡成立件数”でしょう。
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しかし、これを指標にしてしまうと、補助金増額目当てに必ず“不適切譲渡”が発生します。 譲渡が適切であったどうかも、すぐにはわかりません。飼い主さんの元で幸せになっているかどうかは追跡が困難です。コストをかければ可能でしょうが、自分には行政にそれを期待することは出来ないと思います。
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②不明瞭な使途 現時点ではどのような形での給付になるかまでは議論されていませんが、補助金がどのように使われるべきかの議論はすべきでしょう。避妊去勢を含めた医療費がその大半を占めるべきだと思いますが、ならばそれは保護団体に限定するのではなく、現状自治体に一任されている一般飼い主への
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避妊去勢助成を国で一本化し全額助成としたほうが遥かに効果的です。
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③個人保護主さんとの不公平感 NPO法人の団体などとは別に、個人で保護活動をやっている方や、たまたま拾ってしまい里親を探している方も多数いらっしゃいます。こうした方の活動はほぼ個人の持ち出しで行われており、団体に補助金となると、不公平感からこうした活動を萎縮させる可能性があります
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不適切譲渡については後で書き足す必要あるかな
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
避妊去勢手術に対する助成であれば、個人や団体の垣根無く、また保護活動と飼育者さんとの垣根もなく全ての方々に恩恵が行き渡ります。団体に限定する理由がありませんね。
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④財源確保の難しさ 受益者負担という原則に立つと、財源をどうするかの問題が出てきます。 これは補助金を使途目的にも関わってきますが、「どの程度必要になるか」がわからなければ試算も難しいでしょう。「シェルターに補助金」だけでは、まったく先が見えません。
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避妊去勢手術への補助一本化であれば、1頭の譲渡につき1件の避妊去勢手術費用に相当する課税をすれば大凡の帳尻は合う計算になります。 これなら受益者負担の原則にも反しません。
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犬が100円や500円で販売されるようなことも減らすことができ、見通しの甘い飼育者への牽制にもなります。(それでもそうした飼い主をゼロにするのは難しいですが) 販売件数や譲渡件数を少なく申告し、課税逃れをする団体やショップ、ブリーダーも少なからず出るでしょうね。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
ですが、その場合、罪状が脱税になりますので、一発で営業禁止処分や追徴課税など重い処分が可能になります。 現状でも、動物愛護法で動物取扱業者には販売台帳の5年(だっけ?)間の保管が義務付けられていますが、あくまでも動物愛護法の中であり、これをチェックする強制力のある機関が無いので
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
実質形骸化した制度になっています。 ここに税金がかかるようになると、税務署のチェックが入ります(怖い!) はい、税務署は怖いです。その調査能力はハンパじゃないです。調査のプロです。 保護団体やペットショップの監督に、保健所や愛護センターどはなく税務署に動いてもらう。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
これは業界の体質改善には最適かと思いますが、いかがでしょうか。
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犬猫殺処分にシェルターを熱望する人は、今のペット行政や現実のシェルター運営について少しくらい調べて欲しい。シェルターに金継ぎこむ前にやれるもっと効果的なことはたくさんある。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
僕は獣医師でもブリーダーでもないし、お金がないから保護活動もできないしそういう団体に寄付もできない。 ただ本当に必要なことは何かを見極めてアイディアをひねり出すことくらいしかできません。 だから政治家さんでも政治家に近しい人でもいいからこのアイディアが届いたら嬉しいです。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
殺処分ゼロって言葉はどうしたってシェルター待望論を生むし、シェルターが全て解決するような錯覚を作る。だからダメ。 殺処分しないシェルターなんかできたら、未登録や避妊去勢しないままシェルターに持ち込む飼い主であふれる。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
こういう、三宅洋平ら国会議員の「シェルター作ります」「シェルターに補助金つけます」を支持する人たち、自分たちでちょっとでもドイツのティアハイムについて調べてみたのだろうか? twitter.com/akion189/statu…
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ドイツのシェルターに「国からの援助はない」ですよ。 pic.twitter.com/BFf1Hiqqof
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個人の意識高揚を後回しにあんなに綺麗なシェルター作りにお金かけたら、「ウチにいるより幸せかも」「殺されないならいいかな」っていう人たちが続出すると思うんですよ。 で、そういうとシェルター論を支持する人たちは「厳罰を」っていう。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
「罰せられるから捨てられない」っていう社会は美しいですか?
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
僕はこのティアハイム取材した記事の全部を好きにはなれないけど、「ドイツと日本の違いは個人の意識」っていう点は理解できる。 そしてその意識の高さとは決して「犬猫の為に国がなんとかして生かせ」と求めることではないよ。 むしろそれは意識の低い言動だと感じる。
和月・ピコピコ @kagetsu555
ドイツ……ティアハイムね………(´;ω;`) うん素晴らしいよ!凄いよね! でも今は昔と違って国からの補助も無くなったか削られたかして 運営に行き詰まって閉鎖してるシェルターも沢山あるんだよね。あの動物愛護先進国と言われてるドイツでも。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
「殺処分がなくなってくれたらいいな。でもどうすればなくなるかな。誰かがどこかで話し合ってすごいアイディアが出るだろう。」 これを意識高いとは言わない。
はらぺこプリマス@11/14ソゼオフラインサロン @Plymouth760
「動物を守ることに対して、国や自治体からの援助はほとんど必要ありますん。各個人や企業の意識が高いからです」 つまり、国や自治体にシェルターを支援、運営させようっていうのは「私たちは動物を守る意識が低いです」っていう告白なんです。 pic.twitter.com/QGnPnadlRC
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コメント

神 長門@2月から沖縄移住予定 @kannnagato 2016年7月10日
後、ドイツでは個人での殺処分(駆除)が合法らしい
Mika@ねずみ絵個展1/23-1/26 @hammytouch 2016年10月10日
殺処分ゼロに対して両手放しで賛同できないモヤモヤ感をわかりやすく解いてくれている感じがした。「それってこういう問題があるじゃん?」という意見と「こういう方法ならいいんじゃないかな?」という対案もあってなるほどと。良いまとめと思いました。
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