2015.7.28作成【東電株主代表訴訟 東電提出資料 丙85号証～丙90号証を読んで】添田孝史さんのツイートまとめ

添田孝史 @sayawudon

すんごいひさしぶりに（どうもすみません）プロメテを読んでいる。／（プロメテウスの罠）津波を争う：１　カギは巻末にあった：朝日新聞デジタル asahi.com/articles/DA3S1…

添田孝史 @sayawudon

東京地裁で東電株主代表訴訟において東電が提出してきた丙85号証から丙90号証を閲覧中。これはすごいわ。「津波対策は不可避」の文言だけでなく、ほかにもたくさん驚くような内容あり。東電はこんなもの隠してたんだなあ。

添田孝史 @sayawudon

丙第90号証の２ 「福島第一原子力発電所津波評価の概要（地震調査研究推進本部の知見の取扱）」耐震バックチェック説明会（福島第一）平成20年9月10日で、機微情報のため、回収されてしまった資料 これで興味深い記述は、日本海溝沿いの地震について「※ 東通申請書では推本の知見（三陸沖

添田孝史 @sayawudon

北部から房総沖の領域内でどこでも発生）を参照し、三陸沖に地震を想定 としていること。現在、裁判において、あれだけ「不確実だ」「あてにならん」と東電自身がくさしている地震本部の長期評価を、地震動についてはすでに2006年段階で考慮しているのである。

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添田孝史 @sayawudon

写真は、東通の設置許可申請書だが、たしかに海溝沿いでさまざまな震源面を置いていることがわかる。いや、気づきませんでしたわ。

添田孝史 @sayawudon

東通だけでなく、福島第一でもSsを策定するときに、この海溝沿いの地震は想定している。丙90号証２には「Ss策定における海溝沿いの震源に関する検討　不確かさの考慮として、福島沖の海溝沿いの地震を想定し、Ss策定に影響がないことを確認」と書かれている。

添田孝史 @sayawudon

これについては丙86号証の１「中越沖地震対応打合せメモ　平成20年2月16日」にも記述がある。「津波高さ＋7.7m以上　詳細評価によってはさらに大きくなる可能性」とされていて、その理由として

添田孝史 @sayawudon

見直し案　海溝沿い震源モデルを考慮　指針改定に伴う基準時振動Ss策定において海溝沿いモデルを確定論的に取り扱うこととしたため。 とされている。 要するに、地震動で考慮したんだから、同じところで起きる津波を考慮せんわけにはいかんじゃないの、というわけだ。

添田孝史 @sayawudon

また、24日に公開された土木学会アンケートについては先日つぶやいたばかりだが、これについても記述がある（丙第90号証の２） ロジックツリーの分岐に関するアンケート結果　ロジックツリーの分岐の重み付けを検討する際に、専門家に海溝ぞいの地震発生の可能性についてアンケートを実施。

添田孝史 @sayawudon

地震学者の平均はどこでも起きる方が高い と明記されており、東電は地震学者の多くは海溝沿いの津波地震が起きると考えていたことをしっていて、当時の1F小森所長も知っていたことがわかる。

添田孝史 @sayawudon

いやま、このほかにも「へー」というネタがてんこもりだったのだ。いろいろデータを照合して、そのうちもう少し丁寧に書きます。