- uchida_kawasaki
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東京電力のコメントが味わい深い twitter.com/minadukiG/stat…
2015-06-26 06:41:16魚拓。 【8メートル津波で原発浸水予測 福島第一99年に国が作図】 megalodon.jp/2015-0625-2352… 東電「国の試算は把握していたが、より高精度なシミュレーションを実施し、発電所の安全性に影響がないことは確認」 添田さん「試算をつぶそうとする逆方向の努力をしていた」
2015-06-25 23:56:01「津波浸水予測図の基になった国の試算は把握していたが、より高精度なシミュレーションを実施し、発電所の安全性に影響がないことは確認していた」。国土庁の大ざっぱな推計と、東京電力の「高精度」なシミュレーション、どちらの予測が実際の浸水状況に近かったかというと、前者なのでした。
2015-06-26 06:43:46「高精度」だから、東電の方が良い、正しいという口車にのってはいけないのはなぜか。東電のいう「高精度」は、浸水予測全体のうち、シミュレーションの一部(格子の密度やらなんやら)は、確かに緻密したけど、モデル全体としては国土庁版の方が実態にあっていたからだ。
2015-06-26 06:47:25国土庁版と東電版(土木学会手法)を比べると、二つ大きな違いがある。まず、想定している地震が違う。国土庁版は、日本海溝沿いならどこでも大きな津波を起こす地震(津波地震)が発生するという考え方。一方、東電は過去400年の歴史記録に残っていない地震は、これからも起きないという考え方。
2015-06-26 06:49:53東電流では、発生間隔が400年以上の地震はシミュレーション対象から漏れてしまう。活断層は当時でも5万年まで遡って考えていたのに、これおかしいでしょ。
2015-06-26 06:51:14もうひとつは、自然現象のばらつきをどこまで考えるかという点。国土庁版は、断層がずれ動く量などを、かなり幅広く考慮した。近代地震学の歴史が浅くて、地震のことがまだよくわかっていないから、という考え方にもとづく。一方東電版は、予測の精度が「倍半分(50%-200%)」程度しかないと
2015-06-26 06:54:42専門家が口を揃えていたのに、「とりあえず」考慮するばらつきの幅を限定してしまった。 「地震想定の違い」「ばらつき考慮の違い」が重なって、福島第一地点での推計値は、国側8.6m、東電5.7mという違いが生じた。
2015-06-26 06:57:21東電の予測が、国側のものより大幅に低くなったのは、東電がいろいろまじめに考えて、高精度で考えた結果、そうなった、というわけではない。もともと東電は国側の「日本海側の津波地震を想定すること」「ばらつきを大きめに考慮すること」を敵視して、これを抑えた電力側に都合の良い計算方法を作る
2015-06-26 06:59:26ために、土木学会を利用した。これはこれまで何度も述べたとおり。だから東電が「国の推計は粗くて、うちの方が高精度。だから責任はない」とかコメントすると、よくもまあ、と思うのである。でも「高精度」とかの言葉に、新聞記者はころっとひっかかるんだよなぁ。そこで思考が止まってしまう。
2015-06-26 07:02:09で、東電の「うちのほうが高精度の予測をしていた」を鵜呑みにして、他の新聞は載っけないんだよ(*個人の感想です)。東電の言う事は、とりあえず疑う、という姿勢を持って欲しいもんだ。
2015-06-26 08:27:33