妊婦さんが近付くとライトが光る優先席に韓国で遭遇!その仕組みと優しさに感動

座りやすいよう、いろいろ考えられてます
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韓国の地下鉄車内に設置されている、妊婦さんが近付くとライトが点灯する優先席の画像がTwitterに投稿され、注目を集めている。

ピンク色の丸いライトが手すりに付いた優先席

投稿したのは、旅行ライターのHirotaka(@tabi_gari)さん。韓国旅行中にたまたま電車の中で目にした、この妊婦さん優先席に感銘を受けたという。その仕組みはというと、優先席の近くに専用の端末を持った妊婦さんが来ると、手すりに付けられたピンクのライトが点滅し、周囲の人に妊婦さんが乗車していることを知らせてくれるというもの。

実際にこのシートに遭遇したHirotakaさんに、出会った時の感想などを伺った。

妊婦さんのために光る、ピンク色のライト

韓国では妊婦優先席はよくあるのでしょうか。

韓国の妊婦優先席は普及しつつあるようですが、この「ピンクライト」についてはまだ知れ渡っていない段階らしく、すべての交通機関には設置されていないみたいです。ただ、釜山ではいち早く「ピンクライト」を導入しており、多くの車両に設置されているそうです。

日本と違うのは、「妊婦さんのための席」というところですね。ソウルの地下鉄などでは、該当のシートが使われていないときは妊婦さん以外が座りにくくなるようなかわいらしいぬいぐるみが置かれています。

現地の人たちに聞いた、このシートの印象はどうですか?

私の印象では比較的乗客が多いときでも妊婦優先席は空いていることが多く、その点の配慮がある気がしました。

釜山在住の方から聞いた話なのですが、システムが普及している反面、一定の人々には周知されておらず「ピンクライト」が光っても席を譲ってもらえないこともあるようです。

また、発信機のボタンを押すことで初めて「ピンクライト」が光る仕様のため、「その席に座っている人がいると、ちょっとボタンを押しづらい…」という意見も聞きました。

システムそのものはまだ課題があるようで、これから人々に周知していく段階なのかなと思いました。

とても良心的なシステムが広がりつつある韓国の地下鉄事情。日本にもこんな仕組みがあれば、一定層に喜ばれそうだ。

また、Hirotakaさんは、バックパッキングやスポーツ観戦などを目的とした旅を通じて、その素晴らしさや発見を伝える記事を書いたりツイートしたりしている。興味のある方はのぞいてみては。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。