手の届きにくい場所を掃除するときに、100均で買えるグッズを組み合わせて作るお掃除道具がX(Twitter)で話題になっている。
Xに投稿したのは「あの佐々岡」(@anosasaoka)さん。投稿によると「お掃除道具」の作り方はこうだ。
100均のプラフォークに両面テープでマイクロファイバータオルをチョキチョキ切って貼るじゃろ??? https://t.co/JTj297UQY3
— あの佐々岡 (@anosasaoka) 2024年2月12日
(1)100円ショップで売っているプラスチック製のフォークにマイクロファイバータオルを両面テープで止める
(2)「ウタマロクリーナー」(住宅用合成洗剤)に漬ける
ウタマロ石鹸にぶち込むじゃろ? https://t.co/7RcsPiPNI4
— あの佐々岡 (@anosasaoka) 2024年2月12日
すると、例えばエアコンのホコリがたまりやすいファンの部分がきれいに掃除できるのだという。
クーラーのファンの、あの掃除がめんどくせぇ、あの溝掃除が出来るぜ…✌️ https://t.co/XwX7oTMquI
— あの佐々岡 (@anosasaoka) 2024年2月12日
フォークの傾斜が功を奏して絶妙に届きにくいところを拭き取っているのがわかるだろうか。
投稿を見たXユーザーからは「エアコン掃除サボりまくってたから気になる」「これは目からウロコ、真似したい」「ブラインドの隙間掃除も出来そう」などの反応が集まっている。
このお手製グッズを作ったあの佐々岡さんに、アイデア誕生のきっかけやお掃除のコツなどを伺ってみた。
猫に快適に過ごして欲しくて、エアコンの掃除方法を模索していた
この方法を思いついたきっかけは?
現在猫を9匹飼っています。猫のために24時間365日冷暖房は稼働しっぱなしです。
猫の毛や猫の皮脂から出た油のようなものが(エアコン内で)固まってしまい、さらにはその塊にカビが生え、衛生的にも良くない上にクーラーが思うように温度調整しないという現象と常に戦っていました。
一般的なエアコンの使い方とは異なる中で、エアコン本体の中の筒状のパーツを掃除する方法を模索していたところ「フォークでやれば良いよ」というアドバイスを人から受けて実践していました。
「あの溝」は少し斜めにカーブしているので、フォークのカーブがないと他の部分を傷付けてしまいます。
マイクロファイバー以外の布やプラフォーク以外のもので試したことはありましたか?
最初はキッチンペーパーを巻いていましたが、取り除けなかったであろうペーパーの粉がクーラーを稼働させると部屋中飛び散るという地獄みたいなことが続いていたので、粉の出にくいマイクロファイバータオルにしました。
この掃除方法について、注意点やアドバイスなどありましたらお願いします。
「あの溝」の掃除を実践する前後に、掃除機をかけたほうがいいと思います。初めて行う場合はものすごい数の黒い粒々が散乱しますので、マスカー(養生資材)等で壁や床を養生したほうがいいかもしれません。
あの黒い粒々は壁についたのを擦って落とそうとしたら、伸びて染み付き壁が汚れます。 床も同じ原理で染み付いて取れません。 目や口にも飛んできます。
気になる人は100均(セリア)に売っている、花粉症対策用のプラスチックのメガネをかけたり、マスクをしたりしたほうがいいかもしれません。私もくしゃみが止まらなくなる時もありますので…。
家でのお掃除はどのように?
我が家ではエアコンが吸い込んだ猫の毛があるのと、掃除後も必ず取り除けきらなかった粉が残りますので、掃除の前後に掃除機をかけてから行います。
残った洗剤類や水分が、また新たなカビの繁殖の原因になりますので、冷房18度(一番下の温度)で風量最大にし一度最大出力でぶん回して中を乾燥させてます。
冬は寒いです。 あとけっこう大変です。腕や首が死にます。 気合いです、頑張ってください。
この掃除方法で10年ほどクーラーを使い続けていますが、元気に稼働しています。
さらに『 「あの棒」は風呂場の扉の溝やブラインドの掃除に役立った、などのコメントもいただきました』とのこと。エアコンだけでなく、家のさまざまな届きにくい場所でも役立ちそうだ。
掃除する際は、エアコン掃除に適した洗剤を使い、掃除機も同時に用意するなど、準備万端の状態で取り組もう。