丹生谷貴志ツイートまとめ(2016年7月)

丹生谷貴志さんの2016年7月のツイートをまとめました。
0
nibuya @cbfn

余談メモ。「時空に向けて情熱化された絶対的アパシー・としての・文明」という命題を理解すること。ユダヤ=キリスト教(或る階層化においてイスラムも含む)的な精神属性である・・だろうか? ヒンドゥー教的なるものは? 情熱=パッションの内包量の問題。偽情熱が玩具であるような圏域は論外。

2016-07-06 10:50:01
nibuya @cbfn

余談。相変わらず夏近くなると黒沼健という名が浮かんでくる。さすがに今更買い揃える気はないが、僕らの世代の怪奇、幽霊、超常現象、怪物、謎の都市等々の知識(!)は水木しげる民俗学と並んで黒沼さんの文章だった。「最近雑誌は黒沼健氏以外面白くない」と言ったのは三島由紀夫・吉田健一だった・

2016-07-06 11:03:56
nibuya @cbfn

校正絡みで小説を読み続ける編集者は或る瞬間から「文字の羅列を読んでいる」以上でも以下でもない状態(症状?)に襲われることがあると聞いたことがあり、実はこれは或る意味僕の望む状態で、小説であれ音楽であれ文字の羅列・音の散布で「しか」あり得ない状態を恒常化すること、不可能ですが・・・

2016-07-06 11:57:48
nibuya @cbfn

本質的撞着?・・・厳格な独我論の立場を取った上でカフカの例の言葉に従うこと--「世界と君との決闘が避けられないなら、君は世界の側の介添人にならねばならない」。

2016-07-06 23:28:25
nibuya @cbfn

余談中の余談。新聞を読まないというと何かの決意と思われがちだが、私の場合端的にあの文字列が全く判読出来ないので、どうも軽度のディスレクシアだということに今更気づく。何につけ軽度なので自覚が遅いのだが、その他「閉所パニック障害」「間歇的アパシー症状」etc、鼻歌気分の崩壊です。

2016-07-08 09:20:22
nibuya @cbfn

余談。自分の反対物、と言っても自分の何がわかっているわけではないから反対物も何もないのだが、ともかく「耐えられないかもしれない何か」と感ずる「耐えがたさ」を了解しなければならないという無意味な衝迫に襲われて、例えば何故か阿部昭さんを読むべきだなどと、おそらく無意味に思いつき・・・

2016-07-09 17:16:06
nibuya @cbfn

阿部昭という御名前は昔からむろん知っていたが、それこそ敬して遠ざける感じで来たが安岡章太郎さんの文章や恩師だったらしい井上究一郎さんの文章でずっと気になっていて・・・鵠沼ですか・・・という意味不明の恐怖感(?)も手伝って・・が、例によってどこかに持ってはいるはずで・・・鵠沼・・・

2016-07-12 12:28:21
nibuya @cbfn

・・材木座、湘南、鵠沼・・よく覚えていないのだが子供の頃たぶんそこらへんにしばらく置かれていた記憶があって、それでいて鶴岡八幡宮と奈良の鹿が脳裏で同居していたりするから記憶安定度はメチャクチャなのだが、ともかく江ノ島だろうと何だろうと、記憶の鎌倉近辺の海がむしょうに怖いのだ・・・

2016-07-12 12:38:04
nibuya @cbfn

余談。武林無想庵なんてさすがに僕らの世代でも石川淳さんの素晴らしく愉しい評伝くらいでしか知りませんが、しかしこんなデタラメに近い人物を擁したことはやはり近代日本の誇り(!)でなければならいはずで(?)・・・しかしこの人も鵠沼の陰から現れて・・・

2016-07-13 22:44:19
nibuya @cbfn

・・・無想庵なんて名が浮かんだのは単に筑摩の文学大系の一冊が出てきてそこに数作載っていたからで、その一冊には小川未明や田村俊子・・・そう田村俊子の名にしても、祖母が弟子入りしていたことがあるなんていう真偽の怪しい家族の伝説だけでしか知らない名前・・・しかし・・・不思議な人々・・・

2016-07-13 22:54:38
nibuya @cbfn

・・・家系系図など微塵も興味がないので四方田犬彦みたいに調べる気は一切ありませんが、会ったことのない祖父は和歌山出の露語堪能のジャーナリストだったらしく(?)、真偽の怪しい知己の名がズラリ、三船十段・出口王仁三郎・南方熊楠・寺田寅彦・津田梅子etc・・・殆ど家族都市伝説です。

2016-07-13 23:31:53
nibuya @cbfn

家族伝説ついで、父の本名(?)は剣多利というキテレツな名なのですが家族伝説では祖父がケンタッキーに滞在していた時に出産の知らせを受け取ったからと言うのですがどう考えても眉唾で、臍曲がりだったらしい祖父が「ペンは剣より強し」を皮肉って「剣は多く利する」とかでつけたと思ったりします。

2016-07-14 00:30:58
nibuya @cbfn

ツァイト・ガイストを信ずる気はないが、最も魅かれる著述家等が大方1920〜30生まれの者であること。説明は何ら難しくないからそこには神秘の照応があるわけではない。要は彼らの「世代」に向けて世界は、一切の叙情なしにその蒸発の姿を「返済=返還」した。その「事件の現場」に彼らはいた訳だ

2016-07-18 11:13:56
nibuya @cbfn

『論理哲学論考』の有名な末尾はいくらでも読み替え得る。例えば、語り得ぬものなど存在しないという立場は十分あり得、その場合、従って、沈黙は存在し得ないことになる。これは充分正当性を持つ立場である。世界には沈黙は存在しない。「我々は太陽轟音の中にいる」・・・

2016-07-24 09:45:12