丹生谷貴志ツイートまとめ(2013年5月)

丹生谷貴志氏の2013年5月分のツイートをまとめました。
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nibuya @cbfn

CDプレーヤーが古くて調子が悪いので買い替えを・・・と一瞬考えましたが、第一に日本の家電のインダストリアルデザインの信じられないほどの質の低下、性能−音質に信用が置けない度のひどさに思いとどまる。じゃあBOSEが良いかってえと、昔はともかく最近はどうでしょうねえ・・・

2013-05-01 00:10:03
nibuya @cbfn

芸大系ですんで断言しますが今の美術系大学のインダストリアルとエディトリアルの低調さは猛省を。±0が辛うじて高評価水準だなんてひどすぎません?エディトリアルは鈴木一誌さんとか孤軍で頑張ってますが出版界の方が無神経になっている。お願いだからSF文庫の表紙のライトノベル化はやめて欲しい

2013-05-01 00:21:16
nibuya @cbfn

例えばジーン・ウルフの「太陽シリーズ」、まあ持ってますがこの表紙のせいで、読まない、気がしてしまう。取り外し可能だから取っちゃえばいいだけのことですがそれ以前に「ジャケ買い」世代?の僕は、知らなきゃ買う気すらしない。これは何層狙いなの? ピングドラムのペンギンが表紙なら買うけれど

2013-05-01 10:21:38
nibuya @cbfn

米軍基地の滑走路近くで幼児期を過ごしたので僕は、何と言うか「特殊難聴」を昔は指摘されていて(関連症状として三半規管不安定でよく転ぶ)、今は検診で出ませんから治っているんでしょうがしかし、高音に敏感かも知れず、そのせいでCDになってから音楽を聞くのが苦痛になったと思ってます

2013-05-01 12:20:10
nibuya @cbfn

・・・例えばオートバイは基本空冷二気筒しか乗らないのは水冷マルチエンジンの高周波音が我慢出来ない為ですし、電気シェーバーは近くで鳴らされると腹が立つ。高周波不安定ノイズが駄目みたいです。

2013-05-01 12:23:54
nibuya @cbfn

実際、CDで音楽を聴くと、何ら心理的ではなく文字通り身体的に体調が悪くなる・・・悪い、か、少なくとも変調を来す。比喩ではなく疲れる。ま、病気ですね。

2013-05-01 12:26:21
nibuya @cbfn

幼児期の滑走路の爆音の程度は、毎週音圧で近所のどこかのガラスが割れ、床に置いた新聞が音圧で浮かんで床を走り・・・ちょっと形容しようがないほどのものでした。もっとも、それを苦しんだ訳ではないですけれど・・・つまり爆音も日常に出来るわけですが。

2013-05-01 12:29:51
nibuya @cbfn

基地ですから無論飛ぶのはファントムとかの戦闘機を中心にしたもので、着陸態勢に入る場所でしたから見上げると降りた車輪の中のメカが見分けられ、斜めに飛べば風防の中のパイロットの動きもくっきり見える。三〇m程先の森には幾つもサーチライトが設置され夜空に向かっていました

2013-05-01 12:34:48
nibuya @cbfn

草間彌生がなんかブーム?かしらね。ま彌生ちゃん(と僕らは呼んでます)にとって良いことか悪いことかなんか心配しません。何せ、アイ・ミー・マイン・世界大の人だから、もう、いいことです。

2013-05-01 12:41:15
nibuya @cbfn

ミケランジェロ・アントニオーニがSFを作ることが出来るのは厳密にはアメリカだけだと言っている。彼の言うのは無論SF映画のことだしその論証は如何にも乱暴ではある。要は「フロンティア・スピリットのみが」SFに要件を満たすのであって、それを持たないものは厳密な意味での?SFを作れないと

2013-05-01 20:47:43
nibuya @cbfn

例えばフランスは恋に巻き付き、日本は四畳半(!)に巻き付くから、仮に彼らがSF映画の「ようなもの」を作っても、その映画は真のSFにはならず、宇宙を舞台にした恋のごたごた、或いは宇宙的四畳半物語になるだろう、と。

2013-05-01 20:50:06
nibuya @cbfn

アントニオーニの薄弱な?主張を反証することは容易に見える。まあ、脳裏にフランスのSF映画、日本のSF映画を幾つか浮かべると、結構アントニオーニの言う通りに見える、そう思えてしまうのはともかく・・・

2013-05-01 20:54:35
nibuya @cbfn

例えば少し厳密!になって、アントニオーニの言う「フロンティア・スピリット」なるものを注視して見る。開拓者精神と言うのでは曖昧過ぎよう。未知に向けて前進しそれを支配下に置き呑み込んで行く意志、或いは信念? 未知とは何か? 「自分たちが前進しない限り虚無として放置されてある」場所?

2013-05-01 21:00:01
nibuya @cbfn

とすればフロンティア・スピリットとは「虚無に向けて前進しそれを支配下に置きの見込んで行こうとする意志、或いは信念」と再定義出来るだろうか。そして「この性格だけが」SFを構成し得ると敢えて強弁してみるとどうなるか?

2013-05-01 21:02:36
nibuya @cbfn

例えば日本的心性をこれもまた単純に見渡す。それは「虚無」に対して如何なる姿勢を維持するか? 面倒な議論はともかくおそらくそれは「虚無へと前進しそれを支配下に置く」という指向性を持たない。その心性は虚無に対する無力を口腔に呟きながらシニカルに或いは暗く「戯れ」る、或いは「佇立」する

2013-05-01 21:08:28
nibuya @cbfn

「虚無」に触れて「戯れ」を描き或いは「佇立」する。こうした心性はSFの要件においてどのようなものとなるか? そこから例えば小松左京『虚無回廊』がその「壮大な」SF的構想にも関わらず、反復の多い陰影の薄さの中に留まったまま書き終えることが出来なかったのかを考える・・は単純過ぎようが

2013-05-01 21:14:12
nibuya @cbfn

例えばライプニッツ『モナドロジー』は明らかに!SFの様に読み得る。多分カントの批判哲学3部作も無論ヘーゲルも。では『正法眼蔵』をSFとして読み得るか? いや、この設問はまだ議論不足だろう。考えること。

2013-05-01 21:24:20
nibuya @cbfn

・・・例えば筒井康隆氏はそのアイディア、処理能力ともに全世界的に見てもおそらく第一級のSF作家であり例えばシュクリイを軽く凌ぐか。しかしその全作品を通底して流れている通奏低音をどう言えばよいか? 「虚無」という構成要素に於いて・・・例えば「怨」という感じが僕には浮かび・・・

2013-05-01 21:30:38
nibuya @cbfn

その場合、例えば稲垣足穂とは何者だったか・・・? 華厳宇宙はSF的であるか・・・? 中沢新一はSF作家たり得るか? なんて、まあ・・・・

2013-05-01 21:42:11
nibuya @cbfn

CDの音がどうも合わないとは書いた通りで今さら対応に乗り出し、チヴォリのモノラルラジオを持ってるんでプレーヤーをそれに接続、要はCDをモノラルで聴くという方法。これだとCD音のわざとらしいステレオによる金属音がかなり解消される! グールドみたいに元がモノラルに近いのには最高!

2013-05-02 02:20:09
nibuya @cbfn

トム・ウェイツなんかもFENで聴いてるみたいでなかなかいいです。まあ今は夜中なんで大音量では聴けないので、明日ちょっと大きな音で流してみましょう。これだと二重ヴォリュームになって、何故かヴォリュームレンジの狭いBOSEの難点も解消かな・・・たぶん・・

2013-05-02 02:28:32
nibuya @cbfn

・・・しかしシマックの『人狼原理』は変に構成に落ち着きがなくて小説美学的には失敗でしょうし、どうもシマックらしくなく?「大問題」に関わろうとして不安定だけれど、やはりズボンをはいた「ネズミ型宇宙人ブラウニー」とドライブインから森へ歩き続けるシークエンスの穏やかさは素敵・・・

2013-05-02 02:33:07
nibuya @cbfn

しかし『人狼原理』で主人公が「流浪学生」に身をやつすところ、これはジョングルールのイメージかしら、訳者の方はそれにあまり気づいていない?のか、まあ気づいたからどうなるというものでもないでしょうが。

2013-05-02 02:39:35
nibuya @cbfn

・・・ジョングルールはカタリー派の匂いを導き、或いはそこからニーチェの『ガヤ・スキエンツァ』に結びつき、或いはむりやり、ルージュモンの『西欧と愛』・・・はまあ行きすぎた「テクスト横断」の連鎖でしょうが・・・

2013-05-02 02:43:05
nibuya @cbfn

そういやあ、スティーヴン・キングって一冊も読んだことがない。むろん映画化されたものは結構見てるし息子さんの『アメリカン・ゴースト』は何故か読んだことがあって、まあ、小洒落た作家。しかし「ホラー小説」は読みませんね。角川のホラー文庫は数冊読みましたが何故かどれも文章がひど過ぎる

2013-05-02 02:47:06
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