これは前も同じことを書いた記憶がある。ま、いいか。カルカッタの主神はヴィシュヌ、カーリー・ガートがあり、三島さんの『暁の寺』に出て来る。毎朝の供犠、血溜まりの柱、リンガム・・・今では地下鉄がある!
2013-05-30 02:25:41初めてパキスタンからインドに入ったのが既に四十年近く前だということに軽い目眩。アフガンで毒虫?に刺されて腫で片眼が見えないまま、準戦争状態だったから国境をカシミールまで三キロほど徒歩で越えた。美しい西日の野原、旅行者が捨てるので芽吹いたマリファナの広大な草原、それが風にそよいだ
2013-05-30 02:40:05道を外れると地雷原である可能性があるので縦列で歩く間、何人かが「何てこった!」と言い続ける。まあ、とんでもなく野方図なマリファナ原野?を前にしての呟きらしかった。僕に向かって「お前の目は治らないぞ」とか脅すイタリア人男、何故かそれでもいいやね、と思っていたのが不思議。
2013-05-30 02:46:08因に、これもまた前に書いたか、このお調子者のイタリア人男のせいで僕らはイランで銃殺隊の前に立たされるというアホな経験をさせられた。アンジェロという冗談のような名前。おお、天使!
2013-05-30 02:48:27ああ、この二カ所でのイタリア人男は同一人物じゃなかったかも知れない。もはやどっちでも同じこと。他に、顔が似ているので「ジム・クロウチ」と呼んでいたアメリカ人、分かれる時「オレはザッパのつもりなんだからザッパと呼べ」と訂正して来た。似たような顔だと思うよ・・・
2013-05-30 02:52:59シマックという人は大アイディア、大奇想の人ではないのですが、意外に小出しに、展開されないまま印象的なアイディアが投げ出すように散らばっている。それを展開する能力を持たなかったとも言えますが、その未展開が彼の作品を物欲しげな厭らしさから引き離し、不思議に荒涼とした風で満たす
2013-05-30 09:31:16若桑みどりさんが亡くなって六年、それはともかく「昔若桑さんと喧嘩になってねえ」という話をよく聞く。彼女は美術史界では特に男美術史家に向かって、よく牙を剥いた。実際の話彼女のいい分は「学問的に言えば」無茶なところがあったが、その突進型の怒りの本体に関して僕は全面的に支持していた
2013-05-31 09:51:21いや、何故急に若桑さんかって、大した理由はなく、ステファン・グリーンブラッドの『ルネサンスのセルフファッション』という本を見ていてぼんやり彼女のことを思い出したわけ。この本読んだら彼女は喜ぶかしら、とか。彼女勉強家の割に抜けが多かったからこの本知らなかったかも知れない、とか・・
2013-05-31 09:55:31グリーンブラッドの仕事は僕は個人的にはいつも詰めのところで違和感というか物足りなさを感じるけれど、「新歴史主義」を標榜した研究者の中ではやはり抜きん出た代表格なんでしょう。最近叢書監修者に落ち着いちゃった感じですが。因にステファンではなくスティーブンと発音するらしい。そうなのか。
2013-05-31 10:12:01グリーンブラッドを除くと?新歴史主義の仕事は、とくに二流の連中のそれは、『サザエさん一家の秘密』とか『トトロの真相』とかに似た感じを僕は感じてしまう。「だからどうした?」って感じと言えばいいか。
2013-05-31 10:34:39