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AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
隈研吾さんがブレイクした理由①なぜ今隈研吾なのか?について解説する。なぜ、生真面目な王道の建築業界では今ひとつ評価の低い隈デザインが、圧倒的に巷で建築市場で大当たりしたかというと、事は10年前の姉歯建築士による建築構造の耐震偽装問題事件にまでさかのぼることになる。
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隈研吾さんがブレイクした理由②耐震偽装問題発覚以降、建築基準法改正があった、私はこの改正案に反対の論陣を張り国土交通大臣の元に出向き、様々なメディアにて意見したが、協力してくれたのは野原産業社長だけであった。私が全面反対した理由は建築業界の性善説が性悪説に切り替わるからである。
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隈研吾さんがブレイクした理由③耐震偽装事件前までは建築士および建築設計図書は性善説によって担保され、設計士および設計図は建築を成立させるために存在し、まさか、建築を成立させ得ないが個人的報酬を受け取るために実働し納品されるといった事態が起きるとは誰しも予測し得なかったのである。
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隈研吾さんがブレイクした理由④ところが、耐震偽装事件により設計図書に虚偽が、設計士が当該建築物の非成立を予測し得ても、必ずしも報告しない、不正を糺し得ない、職業倫理を全うしないということが明らかになり、建築の法体系のうち許認可、確認申請の処理体制は性悪説に切り替わった。
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隈研吾さんがブレイクした理由⑤結果として、建築確認申請設計図書は建築行為以前に徹底的に精査され、それまでの「いったん許可を取るだけのもの」後により具体化し、工事進行に合わせ自在に変更し詳細に詰めていく、構想→基本計画→実施設計→工事検討しながら実現、という業務の仕組みが壊れた。
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隈研吾さんがブレイクした理由⑥特に、建築の耐震構造部位、床、柱、梁、屋根といった主要構造部に関して、施主の希望はじめデザイン考慮によるほんの少し、数センチの天井上げや間取り壁の移動も、かつては事後報告で済んだものが、工事中に行なうと変更許可を受ける必要があり、その間工事が止まる。
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隈研吾さんがブレイクした理由⑦そのため、建築の床、柱、梁、屋根の主要構造部を、設計図作成以降にさらに練り込む、さらに精査する、さらに美学的に検討することはほぼ不可能、事業としてはナンセンスな行為となる。つまり建築構造とデザインの表裏一体性にはリスクが生じることになる。そのため
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隈研吾さんがブレイクした理由⑧変更すると工事が止まってしまう可能性の高い建築構造部に、抵触しない建築デザインの手法の必要性が高まった。一方、モダニズム以降のノイエザッハリヒカイトを主眼とする真・然・美な「物体構造=デザイン」手法は検討や変更が難しいため必然的に却下されていった。
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隈研吾さんがブレイクした理由⑨しかしながら戦後のモダニズム建築教育を受けてきた建築家の倫理として、この建築構造と形態デザインの乖離は、受け入れ難いものであり、建築の構造部と空間と外部形態は、道具のように器のように機械のように連続性と一体性を持つものを正統なものとして受け入れてきた
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隈研吾さんがブレイクした理由⑩以上のような社会的、業界的背景の中で、建築の構造部とデザイン表現の視角的形態を分離し、本質的な空間の骨組みに抵触することなく、皮膜的、書き割り的、ハリボテ的デザインをむしろ積極的に推し進めていくことを是とする隈研吾的手法は時代の要請に適合したのである
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隈研吾さんがブレイクした理由⑪その一方、隈事務所出身者が案外本質的な空間構成の意味や構造表現と空間の一体化というより難しいテーマに取り組んでいる点、隈メソッドの真似をしようとする表現建築家や細い木のルーバーによる立体幾何学構成の偽隈研吾が出てこないところを見ると多少の希望はある。

コメント

AI建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo 2016年8月10日
中村さんはもの凄く良い仕事しているのですが、時代精神と合致していない気がします。遠藤周平さんのようにます海外評価の方が先に来るでしょう。
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