毎年8月は戦争関連番組が多くなるのだが、今年はオリンピックをやっているので、テレビがオリンピック一色になっている。というかオリンピックとバッティングするのを避けているかのようだ。
2016-08-12 20:27:15BSプレミアムの映画放映も、「野火」をやっていたのが、オリンピックに突入すると「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」になったぞ。
2016-08-12 20:27:27スポーツにあんまし興味のない我輩としては、エアポケット…。まぁそれはいいとして、8月のくそ暑い盛りにスポーツの祭典なんて、非合理すぎる。特に高温多湿の東京で、本当に8月にオリンピックをやるつもりなのか。冷涼な気候になれた欧米人が、熱中症で倒れても知らんぞ。
2016-08-12 20:29:10家族の話によると、8月にオリンピックをやるのは、アメリカのテレビ局の意向らしい。主な人気スポーツ、バスケやアメフトがオフシーズンに入るから、この時期に代わりのスポーツ放映でがっぽり稼ぎたいらしい。やめぃやめぃ、アメリカ人を日本の炎天下でスポーツさせたら、裁判起こされて負けるよ。
2016-08-12 20:31:56NHK 総合 08/13 21:00 NHKスペシャル「ある文民警察官の死~カンボジアPKO 23年目の告白~」 #nhkgtv www6.nhk.or.jp/special/
2016-08-13 20:57:021993年5月4日。カンボジア北西部で、日本人警察官5人が武装ゲリラに襲撃された。人的な国際貢献の場で起きた惨劇は検証されることなく、23年の月日が流れた。しかし、今、当時の隊員たちが重い口を開き始めている…。nhk.or.jp/docudocu/progr…
2016-08-13 18:00:25今日のNHKスペシャル。カンボジアのPKOで、日本の文民警察官が殺害された事件の全体像に迫る。重厚な問いかけを持った作り。文民統制の原則は重要だが、政府・外務省の上から命令する人間が現場の実態を把握しておらず、現場が法規制から外れた判断を迫られる、という問題は難しい。
2016-08-13 22:07:59河野洋平氏は、さすがに反省や総括の必要性に言及していたが、外務省のナントカ氏は、「犠牲はつきもの」といった風で、「鬼か」と思った。
2016-08-13 22:11:36そりゃ大局的には、世界平和の観点からすれば、日本一国で平和を享受しているよりも、危険な外国にPKOを派遣したほうが立派かもしれない。その中で犠牲も出るだろう。しかし番組は、現場の個々人の命よりも、「国益」とか、
2016-08-13 22:12:13CXのバラエティ、「栄光なき天才たち」ってタイトル自体どうなのと思うが、ウォズニアックや村山聖って無名の天才か…? 漫画「栄光なき天才たち」の初期はホントに絶妙な人選でしたけど
2016-08-13 20:53:29名作漫画「栄光なき天才たち」は、後期のほうが面白い。たぶん読者の人気が安定したことによって、一話完結でなくなり、主人公の生涯を丁寧に描くようになった。
2016-08-14 21:22:11また野口英世や円谷幸吉のように、十分有名な偉人たちも、「存命中まともに評価されてなかった」「世間からのプレッシャーにつぶされた」という新しい視点で描いて、面白かった。
2016-08-14 21:22:35鈴木梅太郎のオリザニン(ビタミン)の発見・創製は、今では教科書にも載っているが、この漫画で初めて知った。理化学研究所による、日本の原爆開発計画というのは実際の所どうだったんだろうか・・・。
2016-08-14 21:22:50今日は終戦の日。広島・長崎の原爆投下について、アメリカ側ではどうして「戦争終結を早めるため」という理屈が通るのか。犠牲者一人一人のことを知らず、ただ数の計算で「多くの米兵の命(ついでに日本人の命も)助かった」と思っているからだろう。
2016-08-15 22:07:16原爆に対する無知もある。アメリカ国民の多くは、単に原爆について無知のようだが、高級軍人たちは意図的に無知になろうとしていた。
2016-08-15 22:07:54日本本土への空爆作戦を指揮したカーチス・ルメイは、「我々がやっている(空爆という)ことに対する道徳性の面で心を悩ます、そんなことはまったく馬鹿げたことだ。兵隊が戦うのは当たり前。我々は戦ったのだ」と書きつけている。(田中利幸「空の戦争史」234ページ)
2016-08-15 22:09:00ダグラス・マッカーサーも、原爆が「すごい爆弾」以上の認識は持たなかったようだ。広島で放射能を浴びたすすけた十字架を渡されて、避けもせずながめたらしい(朝日新聞社「100人の20世紀」)。そして、朝鮮戦争で「原爆を10発落とすべき」といった。
2016-08-15 22:10:17卑近な話では、「24」シリーズでジャック・バウアーが、原爆を地上に落とさないため空中爆発させたが、近くで放射能をたっぷり浴びたはずなのに、ぴんぴんしていた。
2016-08-15 22:10:41日本人も、過去の「加害」のことになれば、同じようなものである。南京事件ですぐに「犠牲者数は何人か」「30万人は多すぎる」といった話になるのも、問題をそれ以上考えずにすむからだろう。
2016-08-15 22:10:57堀田善えが1955年に発表した小説「時間」では、「死んだのは、そしてこれからまだまだ死ぬのは、何万人ではない、一人一人が死んだのだ。」とある。
2016-08-15 22:11:19坂口安吾は「堕落論」で、戦時中の日本について、「私はおののきながら、然し、惚れ惚れとその美しさに見とれていたのだ。私は考える必要がなかった。そこには美しいものがあるばかりで、人間がなかったからだ」
2016-08-15 22:12:08たとえば、確かに「国を守るため、家族を守るため戦う」という理由は美しく見える。しかし一方で、慰安所が設置され、「慰安婦」がいた。女を買って性欲を発散させる男がいた。それを考えなければ、「アジアを解放する」だの美化された戦争像と、その犠牲者追悼に浸っていられる。
2016-08-15 22:12:50