- Eric_Ridel
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「議会発行のパスが必要だということは、議員が気に入らない記者にはパスが出ないということではないのか?」と聞いたらジョセフ記者は「そういうことをさせないために、CCAC(カ州政府記者協会)があるんだよ!」と胸を張った。
2011-02-16 14:23:10「フリーはCCACに入れるの?」と聞いたら、何でそんなアホなことを聞くのじゃという顔で「というか、なんでダメだという理由があるの?」と逆に聞かれた。
2011-02-16 14:24:55ブロガーもフリーもCCACに加盟して会見に参加できる。例外は"hobby journalist"だけだそうだ。仕事じゃなくて趣味でやっている自称ジャーナリスト。会見だけ野次馬に来て書かない、とかいろいろ定義や審査の方法も聞いたけど、また詳しく。
2011-02-16 14:28:07「中立」(objectivity)「フェアネス」(fairness)「独立」(indepedence)の3要件を満たしていれば、「3ちゃん農業的な会社」(pop and mom firm)であってもジャーナリストとして認められる。協会に加盟できる。フリーはもちろん。
2011-02-16 14:32:05もし州議会がその好き嫌いで記者証の発行をしぶったら、フリーだろうとブロガーだろうと、協会が猛抗議して認めさせるのだそうだ。これは記者クラブとまったく、完全に逆だ!!
2011-02-16 14:33:41independence = 政党や団体から独立していること。お金をもらわない。広告に出ない。取材先を脅迫してお金をとるブラックジャーナリストはこの原則でアウト。取材先からお金をもらって提灯記事やごますり質問をする記者もアウト。
2011-02-16 14:36:55聞いた事のない団体や記者が協会への登録やパスの発行を求めてきたら「その団体や記者のお金はどこから出ているのか」「経営と編集は完全に分離しているか」(China wallという)をかなり厳しくチェックする。
2011-02-16 14:39:11ブライアン・ジョセフ記者は若いけれど調査報道でピューリッツアー賞にノミネートされたことがある。記者歴は高校時代から。「パスがあるからジャーナリストになるわけじゃない。ライセンスは必要ないのがジャーナリストだ。三つのプリンシプルを守っているかどうかが大事なんだ」
2011-02-16 14:41:13ジョセフ記者「それに、ウソついたって会見に来て質問したり、記事の内容をしばらく見ていたら、すぐにばれるしね。記者会見を毎日やっているから、仕事の内容がすぐわかるのがこの仕事のいいところだよね」
2011-02-16 14:42:12カルフォルニア州政府のニュースで、トップ3は予算編成、知事の年頭演説、年度末の決算。その記者会見に出てくる記者の数でだいたい25〜30人。最近の出版不況で常駐記者の数が減っているという。ひどい社は5人が1人なったそうだ。
2011-02-16 14:44:35フロリダ州の政府記者協会と知事は、選挙中に知事に批判的だった記者を取材から追い出したり、知事の行事予定を公開しなかったり、電話での問い合わせに答えなかったりといった衝突が起きている。とこっちのオンライン新聞で読みました。
2011-02-16 14:47:24行政機関と警察ではプレスクレデンシャルの発行基準は違います。ポリスは現場、行政は建物に入れるかどうかですから。特に議場への立ち入りが大きい。
2011-02-16 14:49:08反スラップ法や記者会見への参加、名誉毀損訴訟などについて「フリーランスで」「アメリカまで来て」「本に書こうとしている」というと、記者一般人問わずアメリカ人はものすごく励ましてくれるのでうれしい。ご飯おごってくれる、ほかの取材先を紹介して紹介状を書いてくれるなど労を惜しまない。
2011-02-16 15:09:19「君のやっている仕事は民主主義のためにとても重要ですね」と励ましてくれる。彼らはぼくの記事や本を読めないことをわかっている。つまり見返りをまったく期待せずにぼくを助けてくれる。恐縮するほど時間や手間をかけてくれ、あまつさえ、ご飯や飲み物をおごってくれたりする。笑
2011-02-16 15:11:48去年取材した反SLAPP法の専門弁護士Mark Goldowitzさんに電話したら「三フランシスコでは宿は決まっているの?よかったらうちに泊まっていけば?」とオファーあり(笑)。本当にみんな親切だ。
2011-02-16 15:51:41「日本で反SLAPP法ができるといいねえ」と全力でぼくを助けてくれるアメリカ人に接していると、彼らが「他国の」「民主主義」のためにここまで一生懸命になるのはすごいなと思う。
2011-02-16 15:55:24「アメリカの民主主義の押しつけは独善的だ」という批判は「アメリカ政府」には当てはまるかもしれない。が、多くのアメリカ人はそういう政府の独善に怒っている。
2011-02-16 15:56:56また、市井のアメリカの人々はまったく善意でぼくを助けてくれている。自分たちは「他国の民主主義」のためにここまでヘルプフルになれるのだろうか?
2011-02-16 15:58:11民主主義とか言論の自由、人権という概念に「アメリカのもの」とかレッテルを貼る必要があるのだろうか?それは人間が普遍的に希求するものじゃないのか?知ったかぶりをして「それはアメリカ流の民主主義で」と冷笑的でいていいのか?
2011-02-16 16:00:16