忍殺テキストカラテ『アポカリプティカル・デス・ロード』#1

当アカウントにてツイート形式掲載したニンジャスレイヤー二次創作作品の#1まとめです。
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TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

「イヤーッ!」サツバツナイトはバック転で着弾予想地点から素早く逃れる!サンダースティックはすぐさま方向調整を行ったが、棒状暴力じみた形状の刺突爆雷を蹴飛ばしたりはしない!彼はそのままサツバツナイトへ向けて斜めに急降下を開始!「イヤーッ!」サンダースティックがシャウトする!

2016-09-03 23:35:02
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

「ヌウッ!?」サツバツナイトは前転回避をするが、落下が予想よりも速い!何故か!?かのドラゴンベインめいてサンダースティックが自らのカラテで重力加速度を倍増させたのだ!「サツバツナイト=サン!オレオミローッ!」着弾!KABOOOM!「アバーッ!」

2016-09-03 23:37:02
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

「ヌウーッ!」僅かに爆発の衝撃波圏内にいたサツバツナイトは背中から爆風に煽られ前のめりによろめいたが、無傷!側転してジュー・ジツを構え直し、巻き上げられた砂煙を見据えた。「ゲホッ、ゲホーッ」朧気に見えるシルエットが咳き込んだ。サンダースティックは、自爆特攻しながらも生きていた。

2016-09-03 23:39:00
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「イヒィーヒィーヒヒヒ……」サンダースティックの喜悦に満ちた笑い声。サツバツナイトはカラテを構え直し、土煙を睨んだ。サンダースティックは火傷跡と自分の血に塗れ、再度胴体を捩って棒状暴力じみた形状の刺突爆雷を取り出した。「おれは死を恐れない!」なんたる発狂殉教者的思想か!

2016-09-03 23:41:45
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

サツバツナイトは地を蹴って飛び出し、サンダースティックに肉薄!ワン・インチ距離ならば、長い棒状暴力じみた形状の刺突爆雷を取り回してカラテするのは困難の筈!「イヤーッ!」チョップ突き!「グワーッ!?」サンダースティックは躱しかけたが、殺戮者のダッシュ速度を見誤り右肩が裂け出血!

2016-09-03 23:45:22
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「おッ、おのれ!」サンダースティックは慌てて両手の棒状暴力じみた刺突爆雷を小脇に挟もうとするが、「イヤーッ!」間に合わぬ!サツバツナイトは反対の手でチョップ突き!「イヤーッ!」サンダースティックは肋骨の浮いた胸を逸らして辛うじて回避!対応の速さは辛くも彼のカラテを証明した!

2016-09-03 23:48:04
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だが、サツバツナイトのチョップ突きが胸元を掠めたということは、ナムサン!ギリギリ両脇に挟めていた棒状暴力じみた形状の刺突爆雷の柄が切断され短くなっている!「おのれ!」飛び退いて間合いをとり、短くなった刺突爆雷を投げつけたが、サツバツナイトは必要最小限の動作でこれを回避!

2016-09-03 23:51:22
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サンダースティックはバック転でさらに間合いを取り、棒状暴力じみた形状の刺突爆雷をもう2本両手に補填!さらにサイバネ増設下顎にももう1本咥える!またも3本!「くだらんオモチャじみたダーツ投擲遊びはまだ続くか、サンダースティック=サン」サツバツナイトが威圧的に歩を進め近付く!

2016-09-03 23:53:36
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

ついにサツバツナイトが地を蹴り猛ダッシュで襲いくる!「イヤーッ!」CABOOOM!サンダースティックは素早く棒状暴力じみた形状の刺突爆雷を地面に突き立て再度カラテ爆風ジャンプ!サツバツナイトは急ブレーキをかけ空を見上げる!「何度同じ手で来ようが無駄だ!」サツバツナイトが叫ぶ!

2016-09-03 23:57:01
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「イイイ……ヤヤヤアアーッ!」サンダースティックは上空からウォーターメロン破砕殺ピッチングマシーンめいた速度で棒状暴力じみた形状の刺突爆雷を全本連続投擲!ニンジャ動体視力をお持ちの方ならば、空恐ろしい速度で得物の投擲と補填を繰り返すサンダースティックの姿を捉えられたであろう!

2016-09-04 00:00:07
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

「ヌウーッ……」サツバツナイトは拡散して飛んでくる棒状暴力じみた形状の刺突爆雷をどの方向に避けるか一瞬状況判断、「Wasshoi!」飛んでくる全ての射線を見切り真上に跳躍!飛び来たる棒状暴力じみた形状の刺突爆雷の雨は全て照準は彼ではなかった!ならば、上空の敵の狙いや如何に!?

2016-09-04 00:05:21
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ザクザクザクザクザク!棒状暴力じみた形状の刺突爆雷はサツバツナイトのいた場所を囲うようにバースデイケーキ・ロウソクめいて突き刺さり……ナムサン!突き刺さり!?不発か?否!「イヤーッ!」「ヌウッ!」空中、サンダースティックが目の前に!サツバツナイトは腕をクロスさせ防御体勢!

2016-09-04 00:09:09
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

「イイヤアーッ!」「ヌウーッ!」サンダースティックの落雷めいた踵落とし!サツバツナイトはこれをガードし、サンダースティックの振り下ろした足を掴み上げる!「グワーッ!?」足首破壊!サンダースティックも負けじと反対の脚でサツバツナイトを蹴撃!「イヤーッ!」「グワーッ!」

2016-09-04 00:10:51
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サンダースティックは血を流しながらサツバツナイトの掴む手を振り払い、ニンジャ頭巾を掴んで殴る!「イヤーッ!」「グワーッ!」サツバツナイトは殴るサンダースティックの両腕を掴み込み、「イヤーッ!」「グワーッ!」空中サマーソルトキック!その勢いで彼の上へ回り全体重で抑えつける!

2016-09-04 00:14:16
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

フジキドは下を見た。もうじき激突する。見るにあの地面に刺さっている棒状暴力じみた形状の刺突爆雷は全て時限式であろう。すぐにでも跳躍し逃れなくては。サツバツナイトはサンダースティックを踏み台に、しようとしたが足が離れぬ!見るや、サンダースティックの両手が彼の両足首を掴んでいる!

2016-09-04 00:17:09
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「まだそこまでの余力を残しておったか!」「逃がさぬ、貴様だけは逃がさぬぞォ!ここで貴様を逃がせばァ、確実に我が主イモータルスカル=サンの喉笛に届きうるゥゥ!ここでその忌まわしきメンポの下のスカルを月のもとに曝し、ヴァルハラにその名を連ねるがいい、サツバツナイト=サンッ!!」

2016-09-04 00:19:50
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髑髏聖戦士は血を吐きながら狂信者めいて叫び荒ぶる!サツバツナイトの両足首がミシミシと音を立てた!「ならばオヌシが死ぬまでカラテあるのみ!」サツバツナイトは膝を曲げ、サンダースティックを殴打する!「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」防御!「イヤーッ!」左拳!「イヤーッ!」防御!

2016-09-04 00:22:42
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「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!?」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イ…」CA-DOOOOOM!!「「グワーッ!」」

2016-09-04 00:26:34
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荒野の一地点がニュークめいて爆ぜ、二者は激烈な爆風に吹き飛ばされた。倒れた二者を嘲るように静かな風が吹いてから、サツバツナイトがよろよろと起き上がり土の上でアグラする。「スウーッ……ハァーッ……スウーッ……ハァーッ」調息呼吸を繰り返し、地べたでまだ意識を保ちつつある敵を睨む。

2016-09-04 00:30:16
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「ヴァルハラへの門はもはや開かれた」息も絶え絶えにサンダースティックは呟く。サツバツナイトはサンダースティックを見据え、黙り込んだまま目を閉じる。「悪いがおれはまだ死ねぬようだ、サツバツナイト=サン」彼は脇腹を抑えて言い、頭を抑えながら起き上がった。「迎えが来た」

2016-09-04 00:32:23
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サンダースティックは彼方を見やる。ドルン…ドルドロロロロロ。土煙を巻き上げ、死と暴力を連想させる退廃的な装飾と意図的な劣化加工を施された旧時代ビークル改造車が轟音を唸らせ走り来たった。それが停車し、上に立つニンジャが回転跳躍下車する。「イヤーッ!」ニンジャは着地した。

2016-09-04 00:34:55
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「ドーモ……おい、見ろ!サンダースティック=サンが!」「なんたる、サンダースティック=サンがあそこまで……」「バカな……」次々と新たにエントリーしてきたニンジャ達は揃ってどよめいた。そしてチャドー呼吸を続けるサツバツナイトの姿を認めると、立て続けにオジギした。

2016-09-04 00:38:48
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「ドーモ、はじめまして。パワーローダーです」「アフターファイアです」「ナラヅモノです」遅れて、改造ビークルの運転手も出てきてアイサツした。「ドーモ、アポカリプティックメカニックです」サツバツナイトは立ち上がってアイサツを返した。「ドーモ、サツバツナイトです」

2016-09-04 00:41:15
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「お前がやったのかーッ!」アフターファイアが指差し、運転手以外の3人はカラテを構えかけたが、サンダースティックが手を伸ばして制したのを見て3人とも彼を見た。「サツバツナイト=サンには手を出すな。少なくとも今は……」立ち上がり、よろめきかけた彼をナラヅモノが肩を貸して立たせた。

2016-09-04 00:44:06
TALES made by Hancho @BUNKER_NINJA

「アレ寄越してくれ。2つ」サンダースティックが言うと、運転席のアポカリプティックメカニックが放り投げる。彼がキャッチしたのは、何かの缶詰のようだった。サンダースティックは1つをサツバツナイトに向けて投げて寄越した。サツバツナイトは缶詰をキャッチ。「戦士へのリスペクトだ」

2016-09-04 00:46:48