旅とくらし文化研究所さんの『塩竈・松島紀行』

数多くの詳細かつ読みごたえたっぷりの旅紀行文を投稿してくださる「旅とくらし文化研究所」さんのツイートです。東北でも岩手・盛岡を中心に多くの名作を残してくださっています。今回は宮城県は塩竈・松島へ。情緒豊かな史跡めぐりから三陸の美食までたっぷりのレポートをお楽しみください。
3
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

宮城県仙台市に来ています。東北地方の梅雨明けが発表された今日、仙台は暑い一日になりました。東北はまもなく夏祭りシーズン。盛岡さんさ踊り、青森ねぶた祭など各地でお祭りがはじまります。仙台駅も8月6日からの仙台七夕祭りに向けて飾りつけ。 pic.twitter.com/Ruvlm5EbtG

2016-07-29 22:30:20
拡大
拡大

旅とくらし文化研究所さんはまずは2014年に訪れた盛岡バスセンターへと向かいます。この時点で老朽化のため2016年9月末での営業終了が発表されており、愛情あふれる別れのレポートを発表してくれました。そのようすはこちらをご覧ください。

まとめ 旅と暮らし文化研究所さんの「さらば愛しの盛岡バスセンター」 2014年に旅とくらし文化研究所さんが盛岡を訪問したさいの紀行「盛岡の冬旅ノート・特別編~愛すべき盛岡バスセンター」をまとめさせていただきました。たいへん好評で反響も大きく、いかに地域に愛されている遺産なのかがわかります。取り壊しの決まった盛岡バスセンターへふたたびの訪問記をまとめさせていただきました。 6992 pv 233 23
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

今日は仙台から塩竈と松島へ。古くから歌枕として知られる港町・塩竈では、陸奥国一宮の鹽竈神社を訪れ、その後、松島湾遊覧船に乗って日本三景・松島へ。歴史ある古社や美しい景色をめぐるなかで、五年前の津波の記憶を刻んだ町の姿にふれました。 pic.twitter.com/zrvaxjXe3M

2016-07-30 20:54:43
拡大
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

JR仙台駅の新幹線改札前に佇む、作並こけしのモニュメント。以前は改札の中にありましたが、いまは外に。胴の「ようこそ仙台へ」の擦れ具合を見ると、けっこう古いものなのかもしれません。明日から、7月末に訪れた塩竈の旅をお伝えしていきます。 pic.twitter.com/8DyRgBFiqv

2016-08-27 22:18:59
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/旅とくらし文化研究所は7月末、宮城県塩竈市を訪れました。5年前の震災で津波の大きな被害を受けた港町・塩竈は、古今和歌集をはじめ数々の和歌の歌枕となり、いにしえの都人にとって憧れの地でした。松尾芭蕉も「おくのほそ道」で訪れた塩竈・松島の旅をお伝えしていきます。

2016-08-28 23:04:55
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/旅の起点・JR本塩釜駅へは仙台から仙石線で約30分。塩竈は古来より信仰されてきた陸奥国一宮・鹽竈神社のお膝元で、駅前には「歓迎 歴史きらめく しおがまさまへ」の看板が。このあたりも5年前の震災では津波にのまれました。 pic.twitter.com/VKcGe5uZiO

2016-08-28 23:05:52
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/本塩釜駅を降りてすぐ目に飛び込んできた「まぐろポスト」! ポストの上にマグロのモニュメントが設置されています。塩竈市制50周年記念に設置されたこのポストは、25年前のもの。よく見るとマグロの目には涙のようなシミが。 pic.twitter.com/8IrhqLQFQK

2016-08-28 23:07:11
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/本塩釜駅から本町通り商店街を経て鹽竃神社をめざします。朝早く、開いていないお店もありますが、そのなかでレトロな看板の商店を発見。ショーウィンドウには紙風船が飾られ、地元の老舗酒造「阿部勘」のお酒が並んでいます。 pic.twitter.com/tAyWJiIaaI

2016-08-29 23:45:11
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/鹽竃神社へ向かう途中、本町通り商店街にある銘酒「浦霞」醸造元の佐浦酒造本社蔵。享保9年(1724年)創業、江戸時代後半に鹽竈神社の御神酒酒屋となった老舗です。地元米を使い、地域の食文化に合った酒造りで知られています。 pic.twitter.com/M5JnXfDCHS

2016-08-30 22:32:38
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/「浦霞」醸造元の佐浦酒造本社蔵に設置された、飛び出し型の看板。「格調高い名酒 銘酒浦霞」とうたう屋根付きの看板は堂々としていて、強い誇りが感じられます。 pic.twitter.com/sknbJlgQcC

2016-08-30 22:34:58
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/「浦霞」の佐浦酒造本社蔵を過ぎると、可愛いらしい文字で「タンヨ TANYO」と書かれた看板を発見。開店前でシャッターが閉まっていましたが、どうやら玩具屋さんのよう。上に小さく兵隊さんのイラストマークが付いていました。 pic.twitter.com/Kct1wEq8Y6

2016-08-30 22:42:27
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/本町通り商店街を進むと、鹽竃神社の末社・御釜神社が見えてきます。御釜神社には、塩竈の地名の由来といわれる塩釜(四口の神釜)が祀られていて、毎年7月4日から6日に「藻塩焼神事」がおこなわれることで知られています。 pic.twitter.com/3QoEcha5RO

2016-09-01 22:54:06
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社の御祭神は、神代の昔、この地に製塩法を伝えたとされる鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)。塩竈は古代より製塩の地で知られ、塩は人間の命の糧であることから、製塩技術は神聖なものとして信仰されてきました。 pic.twitter.com/B9yXmCOcPw

2016-09-01 22:57:41
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社には、塩竈の地名の由来となった神釜(四口の鉄製の大釜)が祀られています。神釜の前の扉は閉じられていますが、社務所に申し出れば奉拝可能(初穂料100円)。釜守の方が扉を開けて、由緒を丁寧に説明してくださいます。 pic.twitter.com/AV8CRR7UX6

2016-09-02 23:47:32
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社の神釜は年に一度、水替がおこなわれ、四口の釜はつねに水を湛えています。水はあふれることも涸れることもなく、世の中に異変のあるときは水の色が変わるとの言い伝えも。古来より塩焼きに使われてきた大釜は、独特の錆の色が水底に映り、不思議な存在感を放っていました。

2016-09-02 23:48:30
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社は、松尾芭蕉も「おくのほそ道」で訪れています。随行した曾良の『曾良旅日記』によれば、5月8日、塩竈に着いた芭蕉たちは「出初ニ塩竈ノかまヲ見ル」とあり、神釜を見た記述が残っています。芭蕉も神釜も拝し、この地で古代よりつづく製塩に思いを馳せたのでしょうか。

2016-09-02 23:49:01
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社の本殿をお参りした際、思わずハッとなったのが右の狛犬。下の台や地面の石に比べ色が濃く、少し苔むして全体に角が取れた様子を見るに古いものだと推察しますが、なぜか「立たされてる感」ただよう哀愁帯びた佇まい。 pic.twitter.com/S8hemia3D2

2016-09-03 23:53:01
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社の本殿の向かって右の狛犬。近くで見ると、その大きな目やつぶれた鼻、小さな耳、閉じられた口からうっすら覗く歯など、顔の各パーツもだいぶおぼろげ。何だかもう犬ではなく、鬼や人のようにも見えてきます。 pic.twitter.com/u5rXP30mof

2016-09-03 23:54:10
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社本殿向かって左の狛犬はさらに黒ずみ、風化が進んで顔のパーツはより曖昧になっています。よく見ると足元はひびが入って割れている様子に長い歳月を感じます。頭にセミのぬけ殻が付いているのもご愛嬌。 pic.twitter.com/Y0gsA3NJ1A

2016-09-03 23:55:41
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社境内の木に掛けられていた、あちこちの山中や寺社で見かける“火消しまといリス”の表示板。「たばこの投げすてはやめましょう 風致保安林 塩釜神社」とあり、鹽竈神社仕様のものだということがわかります。 pic.twitter.com/lsSs0VW1Ss

2016-09-04 21:41:39
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社から商店街の通りに出たところで見かけた、古い広告。「御宮 御婚礼 家具販売 高級家具豊富 塩釜家具センター/永井タンス本店」とあり、古き良き時代の面影を感じます。当時「御宮」の設置は一般的だったのでしょうか。 pic.twitter.com/gQsxD4pHfa

2016-09-05 23:28:36
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社を出てすぐのところに、ずらりと並ぶ玩具類が目を惹く駄菓子店「やまだ屋」があります。店の軒先には昭和を感じさせるおもちゃが屋根から吊るされるように、斬新に陳列されています。学生さんたちも興味深そうにパシャリ。 pic.twitter.com/jWaqBSOOtb

2016-09-06 22:47:44
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/御釜神社から鹽竈神社へ向かう途中、商店街を歩いているときに見かけたハイカラな建物。床屋さんのようで入り口のドアは開いていましたが、営業中かどうかは不明。正面2階を見ると、看板建築のようなレリーフが施されています。 pic.twitter.com/0KFvYFxAm4

2016-09-07 22:09:13
拡大
拡大
拡大
旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

塩竈・松島紀行/本町通り商店街にある「おさんこ茶屋」でひと休み。新しくきれいな店構えですが、こちらは江戸時代からつづく老舗のお団子屋さんで、竃で炊き上げたうるち米で作るやわらかな手作りだんごが人気。持ち帰りもできます。 pic.twitter.com/a4ror4MslE

2016-09-08 23:43:46
拡大
1 ・・ 5 次へ