モーツァルトに学ぶ現在形の奥義

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26)「おお猊下、感謝します」 pic.twitter.com/Tw1n9vtMU8

2016-10-07 02:45:28
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27)せっかくなのでもうひとつ実例をお見せします。モーツァルトのオペラが大盛況の初演を終え、皇帝がモーツァルトとその婚約者を前に声をかける。(画面右にいるのは主演歌手でモーとすでに関係を持っているという設定です) pic.twitter.com/OLtv6uq26Y

2016-10-07 02:49:40
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28)皇帝がたずねる。"When do you marry?"(結婚するのはいつだね)

2016-10-07 02:50:35
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29)When are you going to marry? でもなく When will you marry? でもない。なぜでしょう。

2016-10-07 02:53:51
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30)29の文だと「いつ結婚することになってるね」「いつ結婚する気になるかね」だから、すでに婚約者がいる相手には不自然なお声がかりになるからです。

2016-10-07 03:01:32
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31)When do you marry? なら「あとは式を挙げるだけだね。いつかなそれは」のニュアンスになる。動詞の現在形は信号機が赤から青に変わるイメージを司ることが可能という、先の話を思い出してください。

2016-10-07 03:04:39
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32)「父の許しを今はまだ得ていないので」と焦るモー。 pic.twitter.com/RN9Wv1ZBt9

2016-10-07 03:11:35
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33)「信号機は今しばらく赤のままでございます陛下」と答えているのです。

2016-10-07 03:12:17