
電子書籍のマルチメディア性が「本」に影響をあたえるなら、それこそTVだってマルチメディアだし、youtubeだってFlashだってなんだってマルチメディアだ。それらは「本」にはとっくに影響を与えていて、対応済み。それより大きな波があるとしても、今後も対応して生き残る。
2011-02-20 23:44:35
ほとにWebなどのマルチメディアに対応してない版元が死ぬなら、いま紙だけで食ってる版元は、203年のADSL普及で全滅してる。もちろん、本の売り上げは減ったし、版元数も減った。単価は落ちた。んでも、モノとしての影響度が、Web普及と電子書籍で、Web普及より大きい可能性は。ある?
2011-02-20 23:46:05
音楽と本のデジタル化を同等に語るのはおかしい。音楽の場合、ごくシンプルに、CDとmp3で、非可逆圧縮であることを除けば、おおざっぱには同じもの。で、「電子書籍」は、どうもみなが「本」とは違うものをイメージしている。なら、音楽と同じことは起こりにくい。
2011-02-20 23:47:15
逆に言えば、電子書籍が本当に謎の夢のマルチメディアなら、出版社だけじゃなく、映像・ゲーム・音楽すべてを巻き込む何かだ。で、それはどっちかというと「総合メディア会社」の仕事であって、出版社とはあんまし関係ないし、打撃くうならWebメディアであるはずだ。
2011-02-20 23:48:24
でも、電子出版で「Webメディアが生き残れるのか」って議論は、あんまり出てこない。そこがやっぱりおかしい。デジタルベースで競合するのは、紙の本じゃなくてWebでしょう。そこの議論が抜きでWebメディアに載ってるのは、なんかちょっとおかしい。
2011-02-20 23:49:18
つうわけで、「ケータイ小説が出版されたら、その元のケータイ小説Webは電子書籍と呼ぶのか、なら出版されてないケータイ小説Webは電子書籍か?」が、ひとつの思考実験の踏み絵になると思います share to @worris @a_matsumoto
2011-02-20 23:51:15
@ks1234_1234 ありがとうございます。個人的には、本・電子書籍・Webを分けて考えることの困難さを感じていますね。おそらく、テレビが登場した頃の映画とか、古くはレコードが登場した頃のライブとか、価値だけでは考察しきれないテーマかなと思います。
2011-02-21 00:10:38
@a_matsumoto お読みいただきありがとうございます。ちなみに私は津田さんに名指しで「無根拠で適当なことを書く」と批判された前科のある人間なので、ご注意を。▼わたしは電子書籍を否定するつもりはなく、むしろ伸ばしたく、だからこそ「出版社」じゃないだろ、という。
2011-02-21 00:18:03
@a_matsumoto 「コンテンツ」を載せるメディアは無限にあります。で、おっしゃるとり、「本・電子書籍・Webを分けて考えることの困難さ」というか、今後分けない方向にいくのでしょう、10年くらいで。ならば、それはもう、紙の本との比較ではなく、新メディアとして捉えたいです。
2011-02-21 00:19:08
@a_matsumoto それなのに、まず「Web普及が紙本に与えた影響」すらきちんと議論・整理されないで、なぜか突然「電子書籍」に飛ぶと、なんかおかしいと思うのです。実際、紙の版元がWebをやってるケースも、子会社がやってるケースも、独立系もありますから。
2011-02-21 00:20:08
@ks1234_1234 個人的にはウェブじゃなくて電子書籍であるべき理由はあると思ってるんで http://bit.ly/g6iVgR 、ウェブ媒体の方々にもっと頑張って欲しいんですけどねぇ。biz誠の「人気記事をPDFに」ってのはいい試みだと思って、成り行きを見守ってますけど
2011-02-21 00:20:37
ああ、そうか。「紙本のデジタル化」と「コンテンツの新しい表現方法としてのデジタルブック」が、分けられずに語られるのが問題の1つかも。なお、私は「調べずに無根拠で適当なことを書く」と津田さんに名指しで批判されてる人物です。share to @worris @a_matsumoto
2011-02-21 00:26:10
んでまあ、私の商売は紙本の編集者ですが、私人の私はタダのキチガイであり、無根拠でテキトーなことを書きますよ。仕事にしたいことは仕事でとっとくんで。ブギーポップの感想とか、編集者としてなんて書くわけがない。
2011-02-21 00:55:46
わたしはPC専門書の版元にいた編集者だ。それにとって、Web普及はすごい脅威だった。個人同士がPCの使い方を教えあえる幅が増えるし、「最新」に意味があるプログラマ向けリファレンスとか、Webと紙では鮮度が違い、紙が圧倒的に弱い。これはファクト。
2011-02-21 00:56:54
それですら、PC版元の最大の敵は、「学研の500円PCムックシリーズ」です。「競合」ってそういうもんでしょう。Webは敵でも競合でもない。住み分けられます。メディアちがうんだもの。これはファクト。んで、新聞だってWebに無料記事を載せても生き延びている。
2011-02-21 00:57:53
ただの文字コンテンツのデジタル化だったら、Web公開と差なんてない。で、それに対応してない版元は、文芸ですらないんでないの? いや文芸の世界のことはなにもしらないから、これはファクトではないですよ。
2011-02-21 00:59:11
「新しい表現メディア」であれば、それは別のメディアであって、競合しない。商売になるなら乗るし、乗れないタイプのメディアであればかかわらない。紙の版元が音楽やゲームに手を出さないのと同じ。で、全部の版元がデジタルブックに対応する必然はない。それを「対応が遅い」というのはヘン。別。
2011-02-21 01:01:19
辞書、いまWebで公開されてて、検索できて、すごい便利ですやね。電子辞書も便利ですやね。じゃあ、紙の辞書の版元が潰れたか、といったら、別に潰れてない、というより、中身のコンテンツを売ってるのは版元サイド。商売ライン増えた。
2011-02-21 01:02:32
んでも、辞書を中心にした版元がデジタルで成功してても、その版元が総合マルチメディアコンテンツに手を出すか、といえば、そりゃNOだろう。会社ごとに適したビジネスがあるもの。で、実際「向いてる」角川はデジタルに積極的ですわ。全体と個別は違うもの。
2011-02-21 01:03:52