2016-10-27のまとめ
2015年卒と比べた2016年卒の内定辞退率の推移 pic.twitter.com/qVqA8qirgd
2016-10-27 22:08:022016年卒の採用において内定辞退がどれだけ増えたかを聞いているが,45.1%とほぼ半数の企業は内定辞退者の比率が増えたと回答している。
2016-10-27 22:08:16採用効率は前年と比べて悪くなったと回答した企業が59.4%と半数を超えている。2016年卒者の採用においても企業の求人意欲が高く,ある企業から内定を受けても他社が積極的に採用活動をしていて,他社で働くことが良いと思い辞退する学生が増えていることが背景の一つであろう。
2016-10-27 22:08:46新卒採用において当初計画通りの人数を採用できなかった未充足企業の割合を示しているが,2013年卒の42.7%から上昇し続け,2016年卒では54.4%と半数を超えている。
2016-10-27 22:09:16従業員規模・産業別 新卒採用の未充足企業割合(2016年卒) pic.twitter.com/48TRXwDqvV
2016-10-27 22:09:33産業ごとに見ると,割合が大きく異なる。飲食店・宿泊業(74.2%),建設業(71.1%),小売業(66.2%)などは他の産業に比べて未充足企業割合が高い傾向がうかがえる。こうした産業はかねてから人手不足に陥っている企業が多い
2016-10-27 22:09:482016年卒の新卒採用において充足できなかったことによる対応(予定も含む,複数回答) pic.twitter.com/Lh7EKAy6Ys
2016-10-27 22:10:12調査結果であるが,44.3%は何も対応をしないとしている。その回答の背景を探ると,一部の企業は既存の社員のみで生産性を向上させるなどして対応する企業がある一方,
2016-10-27 22:10:26当初計画した採用人数に対して自社の選考基準を満たす学生が十分に応募してこなかった場合は,計画した人数を採用しようと基準を下げてまで採用しない企業も一部見られる。
2016-10-27 22:10:382017年卒者に対する新卒採用における企業の対応(複数回答) pic.twitter.com/hAhdbiZADp
2016-10-27 22:11:012016年卒の新卒採用において未充足だった企業と充足した企業に分けて結果を示しているが,「採用対象校の拡大」を除いて大きな差が見られない。
2016-10-27 22:12:19充足している企業ほどあまり採用に工夫をしない可能性もあるが,結果が示すのは前年の採用が充足しているからといって採用の工夫はおろそかにしないといったことがある。
2016-10-27 22:12:40新卒採用においては他社との競争という色彩が強いため,他社の選考手法などの行動を意識しながら自社の活動を行うことが多いことが背景の1つであろう。
2016-10-27 22:12:492017年卒者の新卒採用において理系女子の採用比率を高める企業割合 pic.twitter.com/48wHeGd7lh
2016-10-27 22:13:12理系女子を増やす企業割合の結果であるが,機械器具製造業や建設業,情報通信業やその他製造業型の割合が他の産業よりも高い。
2016-10-27 22:13:27こうした産業においては,そもそも女性比率が低いことが課題となっており,社員における女性比率を高めることが求められていることに加え,技術職が多くを占める産業であるため,理系女子の採用を増やそうとする動きが見られる。
2016-10-27 22:13:59就職志望者における就職内定率の推移(大学生) pic.twitter.com/liHtPSQ1Nl
2016-10-27 22:14:155月1日時点では,2017年卒は25.0%であり,すでに選考が開始されていた2015年卒(47.7%)よりは下回る水準であるが,2016年卒の20.7%よりは上回っており,2016年卒以上に順調に企業が内定を出していることがうかがえる。
2016-10-27 22:14:35[PDF] 人手不足の労働市場 タイトな労働市場における人材の採用・定着~企業インタビュー調査を踏まえて / jil.go.jp/institute/zass…
2016-10-27 22:14:51これらの指標間の相関係数を算出したところ,3 つの指標の間にはそれぞれ正で有意(1%水準)な相関関係があることが確認できた5)。ここで大卒求人倍率は企業の新卒採用ニーズを示していて,有効求人倍率(パートを除く)6)は中途採用ニーズを示していると考えられる。
2016-10-27 22:15:51両者の間に正の相関関係があることから,景気が悪化した場合は新卒採用も中途採用も共に手控えられ,景気が好転すると新卒採用も中途採用も活況を呈すると考えられる7)。そのことから,現在の景気動向によって,企業の新卒採用・中途採用両方のニーズが高まることが予想される。
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